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国際教育研究棟(F棟)竣工及び供用開始について

2022年03月18日 保護者の皆様へおしらせ重要報道機関の皆様へ

国際教育研究棟(F棟)竣工及び供用開始について(お知らせ)
~新潟リハビリテーション大学に新たな教育と研究活動の場が誕生しました~

これまで保護者会の資料等でもお知らせしてきましたが、本学では、「教育・研究・連携の場としての知と創造のプラットフォーム」というコンセプトのもと、2021年4月より、本学の村上キャンパス内に、新校舎1棟の建設を進めておりました。この度、新たに「国際教育研究棟(F棟:地上2階建)」が完成し、2022年3月26日(土)に、竣工式を執り行う予定となりました。2022年4月より、本格的に供用を開始いたします。なお、これに先立ちまして2021年度の卒業証書・学位記授与式を新校舎で挙行しております。

竣工式につきましては、昨今の新型コロナウイルス感染症の状況を鑑み検討いたしました結果、学生や保護者の皆様のご列席はお控えいただき、規模を縮小して実施することとなりました。本来であれば、皆様をお招きして、校舎見学や説明会も開催し、大学の現状や取り組み、今後の校舎活用の計画等を知っていただきたいところではございますが、このような時節柄、ご了承いただけましたら幸いです。

2021年度も新型コロナウイルス感染症の影響はありましたが、しっかりした対応策を講じ続けることによって、本学の教育・研究活動や学生活動を維持することができました。保護者の皆様におかれましても本学の方針に関してご理解を賜り心より感謝申し上げます。引き続き、ご支援・ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

以下に、国際教育研究棟について、簡単にご紹介いたします。あわせて別紙の写真もご覧いただけましたら幸いです。

国際教育研究棟は、SDGsを推進する本学にふさわしい設計になっています。環境にも配慮しており、すべての人が、活動しやすい環境を提供できる社会を目指して制定された「新潟県福祉のまちづくり条例」に適合した施設としての認定も受けております。すなわち、ユニバーサルデザインに基づいた建物設計になっており、学生はもちろん、地域の高齢者や障害者にも使いやすいバリアフリー設計、車椅子利用者に配慮した多機能トイレなど充実した設備を備えています。さらには、地震や津波等の大規模災害時は屋上を避難場所として活用できるなど、地域防災への貢献も意識した造りとなっています。高齢化が進む周辺地域の未来を見据えたサステナブルな校舎とも言えます。

さらに、新しい生活様式に準じて、人と人との間の距離が確保できるよう、内部は仕切りを設けずに広い空間のまま残してあります。そこには、教育活動と研究活動の更なる充実を図るための、新しいアイディアを取り入れています。

1階は2つのエリアに分かれ、一方のエリアでは、一人ひとりが自分スタイルで学べるアクティブラーニングエリアとし、もう一方のエリアは、学生が実技等を自主練習できるようなアクティブプラクティスエリアとしています。2階は2つのオープンラボスペースを設け、異なる分野の研究者、学生、地域の方々などさまざまな人々の交流スペースとします。交流を通じて研究の場を活性化し、新たな発想を生み出すことを期待しています。

建物周辺には開放的なバルコニーを設け、さまざまな活動が外部へと発信されることで、キャンパスの賑わいが期待されるほか、日常における休息、語らい、対話の場を提供いたします。従来から課題となっていた、学生が自主学習を行ったり交流したりする場が確保されることで、学生の皆さんの新校舎への流れが生まれます。

トイレは、ただ機能を求めるだけでなく、魅力的な空間になるように整備しました。特に女子トイレは、個室ごとに壁紙が違う模様を展開し、その日の気分に合わせて、あるいは好きな色や模様の個室を選んで利用できるようにしています。いずれの個室も、利用すると元気が出そうな、カラフルなボタニカル調の大きな柄の壁紙となっています。一方で、併設するパウダールームは、ホッと落ち着けるような雰囲気の場として、ピンク色の背景に、柔らかでガーリーな模様のついた壁紙で囲まれた空間としています。快適性や利便性に配慮し洗練された空間となっています。

エントランスから目立って見える部分の壁には、村上を代表する堆朱や日本海に沈む夕日をイメージした色の装飾を施し、地域密着型の本学の姿を象徴するものとなっています。

アクティブラーニングエリア・アクティブプラクティスエリア(1階)           
学生同士あるいは学生と教職員との、活発なコミュニケーションや協働学習を推進するエリアです。パーテーションを用いながら、可動式の机や椅子を配置することで、専門分野の異なる学生間の交流やディスカッション、あるいは実技練習等も、自由に行うことができます。

オープンラボスペース(2階)                
「オープンラボ」をコンセプトにし、研究室の壁を取り去って一体的な空間としたフレキシビリティの高い研究スペースです。環境に配慮して余計な内装を施しておらず、洗練された空間で、リラックスしながら研究活動や交流を行うことができます。

 

学生がキャンパスに集い、対面で活動を行うという、大学にとって当たり前だったことが、コロナ禍にあって縮小されていました。まだ収束には向かっていませんが、本学は小規模校の強みを生かし、対面での授業や活動を多く実施できています。今後も、十分な感染防止対策をとりつつ、皆が直接、顔をあわせて交流することを重視していきます。学生の皆さんが、新校舎を活用している姿を目にする日が来ることを心待ちにしています。新しい時代に向かう、新たな学びが、ここから始まっていくことを期待しています。                               

以上

なお、保護者の皆様には本文章を郵送させていただきます。

新校舎については、以下の添付資料をご参照ください。

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