東北師範大学人文学院ご一行を歓迎いたしました

新年度の慌ただしさにかまけて、すっかり、ブログの更新を怠っていました。4月中にあった主な出来事等を、連休中に少しずつ掲載していきたいと思います。

まずは、10日ほど前のことになりますが、4月17日、隣国の中国(吉林省長春市)より、東北師範大学人文学院(东北师范大学人文学院)の理事長 穆樹源様、人文学院院長 呂英華様、福祉学部健康福祉学院院長 劉玉錦様、健康福祉リハビリテーション学科主任 劉世文様、国際交流処通訳 橋本新往様 ご一行が来学され、歓迎・交流の場を設けさせていただきました。大学ブログにもレポートがありますので、ご覧ください。https://nur.ac.jp/blog/region/2595/

東北師範大学人文学院とは、2017年12月6日に、日中共通教育プロジェクトに関する協定を締結しております。協定に基づいて、お互いの学生や教員の交流を活発にし、国際的にも優れた医療人の育成を目指していくべく、意見交換を行いました(写真)。その後、本学の学内実習等の授業も見学いただきました。

当日は素晴らしい晴天になりました。桜もちょうど満開でした。村上市内観光も満喫され、宿では、美しい日本海と夕日、夕焼けを鑑賞されました。

本学に来学される前には、仙台市にある東北福祉大学を訪問され、本学の後は、千葉市にある淑徳大学を訪問されるとのことでした。両校とは、以前より協定・交流があり何度か訪問されたことがあるとのことで、今回は、初の訪問となる本学を楽しみにされていたと聞き、うれしくなりました。

翌18日は、村上市長を表敬訪問され、新潟駅から上越新幹線経由で千葉に向かわれました。日本での旅程は、さらに続き、その後も各地への訪問を計画されているようでした。

県知事と県内学長との懇談・懇親会がありました

桜の次はチューリップです。新潟の春は、カラフルな花々が私たちの目を楽しませてくれます。写真は昨日4月21日の新潟ふるさと村(新潟市)の花畑(チューリップガーデン)の風景です。新潟港開港150周年を記念して、新潟港を発展させた商船「北前船」を「50,000本・32品種」のチューリップで表現してあるそうです。今年は春先に暖かい日が続いたこともあり、例年より早い見頃を迎えているようですが、まだしばらくは楽しめると思います。チューリップは新潟県の花(昭和38年8月23日制定、切り花出荷量全国1位、球根出荷量全国2位)であります。

その新潟県の第21代知事に花角英世知事が就任されてから、10ヶ月ほど経ちましたが、去る4月10日に、高等教育コンソーシアムにいがた初の試みである、県知事と県内学長との懇談・懇親会が、ホテルイタリア軒(新潟市)で開催されました。同コンソーシアムでは、知事との懇談の企画は、前の知事の時代よりあったのですが、種々の理由により、実現できずにいたのでした。当日は冷たい雨が降りしきり、また、新学期が始まったばかりの忙しい時期でしたが、学長の出席率は良好でした。

懇談会は予定時間をだいぶ超過するほど盛り上がりました。新潟県の人口減少問題を切り口に、どのようにしたら若者を県内に定着させられるかについて、大学の魅力向上、産学官連携、地域貢献の事例紹介を元に、学生確保の方策について議論しました。さまざまな事例紹介を聞かせていただき、どの大学も、特色ある良い取り組みを行って、苦労しながらも学生確保のための努力を惜しまずに一生懸命行っているということを改めて確認することができました。しかし、新潟県人の気質も影響し、概してアピール・広報の仕方がうまくなく、受験生ほか県民全体に、効果的に伝わっていないのではないか、という意見も多く聞かれました。

懇談会後は、立食形式の懇親会が催されました。本学は今年度、コンソーシアムの副会長校ということから、私は懇親会の冒頭の挨拶を担当させていただきました。その恩恵もあり? 会の最初から、本学のことなどについて、知事とお話しさせていただくことができました。

*高等教育コンソーシアムにいがたは、新潟県内の大学等が相互に連携・協力し、教育・ 研究の質的向上と発展を実現する組織であり、県内全大学長等が理事となっています。コンソーシアムとは、共同事業体のことです。

新入生宿泊研修を行っています

新年度が始まり、早くも20日が過ぎました。

そろそろ大学生活にも慣れてきた?新入生たちには、仲間や教職員と、よりいっそう親睦を深めるとともに、まもなくやってくる大型連休後も学修意欲や目標へ向かうモチベーションを維持・向上させる、という目的を兼ね、昨日(19日)と今日(20日)宿泊研修を行っています。数日前に、リニューアルオープンしてきれいになったばかりの、新潟県青少年自然の家(本学のある村上市に隣接する胎内市)を利用させていただいています。本研修は昨年度(昨年度は新潟市の施設を利用)から実施していますが、今年度の日程は、残念ながら私は東京出張と重なり、研修には参加できませんでした。レポートは、今後の他のブログを期待していただければと思います。

昨晩(19日)は、平成最後の満月を雲の切れ間から眺めることができました。4月の満月は、ネイティブアメリカン由来で「ピンクムーン」と呼ばれるそうで(月がピンク色に輝くわけではありません)、そう思って眺めると、月の表情までかわいらしく見えてきます。

「平成最後」という言葉が、あちこちで飛び交っています。これからの出来事や行う事の多くが、平成最後になっていきます。残り少ない平成の日々を大切に過ごしていきたいものです。

大学院(村上・東京)新入生オリエンテーションを行いました

春爛漫、当地は桜が満開です(写真左)。そして春は新しい生命が輝く季節でもあります。生まれて間もない(3月31日誕生)白い毛のゴマフアザラシが、お母さんアザラシといっしょに、泳ぎの練習をしています(写真右 4月6日に新潟市水族館マリンピア日本海にて、手前がお母さん、奥が赤ちゃんアザラシ)。生後3~4週の授乳期間が終わると白い毛は抜け、ゴマ模様に変わるとのことで、同水族館で真っ白なアザラシの姿が見られるのは、今の時期(4月下旬頃まで?)限定のようです。

さて、大学にも新入生が入ってきて、入学式から早くも10日が経ちました。そろそろ新しい生活にも慣れてきたことでしょうか?

大学院では5日に村上キャンパスで、8日に東京サテライトキャンパスで、新入生オリエンテーションを実施しました。開学以来、長年、大学院の研究科長を務めている私は、大学院オリエンテーションも毎年、中心になって開催しています。

オリエンテーションでは、学生便覧・修士論文関係要綱・講義概要の冊子や、スライド、プリント資料等を用いて、たくさんのことを駆け足で説明しました。新入生たちはこれから、講義に修士論文研究に、忙しい日々が始まることと思います。社会人の方々が多いですので、仕事や家庭とのバランスに留意しながら、各自の目標に向かって進んでいってください。

初代大澤源吾学長に名誉教授の称号を授与しました

本学の前身である新潟リハビリテーション専門学校学校長、新潟看護専門学校(現 新潟看護医療専門学校)学校長、そして、新潟リハビリテーション大学院大学時代の初代学長(H19.4~H22.3)及び新潟リハビリテーション大学の初代学長(H22.4~H23.2)を務められました、大澤源吾先生に、平成31年4月1日付で、本学第3号となる名誉教授の称号を授与させていただきました(写真左 花束授与後のスナップ写真 大澤先生と私)。

大澤先生は平成31年3月31日まで、教授として、新潟リハビリテーション大学、並びに新潟看護医療専門学校、新潟看護医療専門学校村上校において、長きにわたり学生教育に努めていらっしゃいました。さらには、研究に、管理運営にと、多大なるご尽力をいただいております。その功績は、平成28年秋の叙勲においても称えられ、瑞宝中綬章を受章されていらっしゃいます。(写真右 当時の記念祝賀会時のひとこま)https://nur.ac.jp/news/2515/

今後もご健勝にてご活躍いただくことを祈念申し上げます。

4月4日平成31年度入学式を挙行いたしました

昨日4月4日、村上市民ふれあいセンターにおいて、平成31年度入学式を挙行いたしました。同一法人である新潟看護医療専門学校村上校との合同入学式でした。入学式の日は、ここ数年、晴天に恵まれています。今年度の入学式は前日まで雨が続き、当日朝までも雨が残り風も強く荒れた天気でしたが、入学式が始まる頃までには雨も上がり、時折、晴れ間もみられるようになりました。雨上がりの空のもと、新入生の皆さんも、気持ちの良いスタートがきれたことと思います。以下に、入学式の学長式辞を掲載いたします。

柔らかな春の光に誘われて、桜のつぼみも膨らみ始めました。
この良き日に、新潟リハビリテーション大学医療学部、大学院、そして新潟看護医療専門学校村上校に、入学された皆さん、ご入学、誠におめでとうございます。皆さんの入学を心よりお祝い申し上げます。同時に、これまでの皆さんのご努力に敬意を表しますとともに、皆さんを支えてこられましたご家族や関係者の皆さまにお祝い申し上げます。また、ご来賓の皆様におかれましては、お忙しい中ご臨席を賜り、新入生の門出を共に祝っていただきますことを厚く御礼申し上げます。

さて、本学は、平成7年からの専門学校におけるリハビリテーション教育を礎に、平成19年に、大学院だけを持つ、新潟リハビリテーション大学院大学として開学いたしました。そののち、平成22年に医療学部を増設して現在の大学の姿になりました。本学園における、リハビリテーション教育に関していえば、県内でも屈指の歴史と伝統があります。

大学となった当初、医療学部リハビリテーション学科には、理学療法学専攻と言語聴覚学専攻のみを開設していましたが、その後、作業療法学専攻とリハビリテーション心理学専攻を設けるなど、学びの分野を広げてまいりました。

また、大学院修士課程でも、当初は、リハビリテーション研究科リハビリテーション医療学専攻の中に、摂食・嚥下障害コースと高次脳機能障害コースのみを開設していましたが、その後、運動機能科学コース、心の健康科学コース、そして言語聴覚障害コースを立ち上げ、全部で5つの履修コースとなりました。さらには、平成28年より東京地区に社会人向けのサテライトキャンパスを設け、そこでは全国各地から向学心あふれる学生達が集い、学修に研究にと励んでいます。

今後も時代のニーズに応え、地域や社会に必要とされ、研究に裏打ちされた教育機関となるよう、さらなる改革や改編を進めてまいります。大学をとりまく地域社会や産業界との連携も強化しながら、魅力ある大学づくりを行っていきたいと考えております。

本学の位置する新潟県北地域は、豊かな自然と、長い歴史とともに受け継がれてきた 伝統と文化を兼ね備えた、情趣ある資源に満ち溢れています。

4年前には村上市をはじめ、近隣の関川村や粟島浦村と、また産業界とは地元の岩船商工業会様と包括連携協定を締結いたしました。協定に基づいて、本学がこれまで積み上げてきた保健、医療、福祉および研究・技術開発などに関する活動実績を相互協力へと発展させ、地域に必要とされる大学であり続けるよう、さらなる努力を重ねています。

学生教育においても、地域の自然環境や地場産業、温かい人々とのふれあいなどを活用させていただきながら、地域の課題解決に取り組み、地域の活性化に向けて活動を進めています。この地域に根差した学生教育の特色ある取り組みについては、新潟県大学魅力向上支援事業に毎年連続して採択されています。

また、文部科学省私立大学等改革総合支援事業においても、「教育の質的転換」の分野で毎年連続して選定されています。本事業は、学生教育において、特色化や機能強化に向けた改革に全学的・組織的に取り組み、教育の質向上を目指している大学、かつ高大接続改革に積極的に取り組んでいる大学を重点的に支援するものであります。本学は他学に先駆けて、文科省の意図する教育の質向上に沿う形で学生教育を展開していることが認められたものです。

時代は急激に変化しています。来月には新しい元号「令和」の時代が始まります。令和には、人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ、という意味が込められているとのことです。

本学は、そのような希望に満ち溢れた新しい時代にもふさわしい基本理念として、開学以来「人の心の杖であれ」を掲げています。

皆さんがこれから向かっていく社会は、少子高齢化や人口減少がいっそう進み、さらにはグローバル化の波が押し寄せ、人工知能、ロボット、再生医療など新たな科学技術が進展し、私たちの生活環境や就業形態が、大きく変化していくことが予想されています。

人工知能やロボットが多くの仕事を代替するようになり、お互いの顔が見えなくなるかもしれません。しかし、そのような社会こそ、人と人とが実際に触れ合い、真摯に向き合うことが大切になると思います。

人の心を読み取り共感し、優しく温かい心を通わすことが必要な、皆さんが選んだ本領域は、いつまでも世の中から必要とされます。まさしく、人でないと目的を達成することができない大切な道です。

本学では、知識や技術だけではない、細やかな心遣いで、患者さまやご家族をはじめ周囲の方々をしっかりと支えていけるような、人材を育成しています。本学が重視している教育の基本は、専門を深く極めることはもちろんですが、広い視野と優しい心遣いをもって、ものごとを総合的に判断し、背景にあるさまざまな課題までも見いだして解決していき、それぞれの分野で大きく花を咲かせることのできる人材を育成することであります。

このために、本学の教職員は一体となって、学生ひとりひとりに丁寧な教育を行い、ともに新しい時代を切り拓いていくべく、日々努力を重ねています。

ところで、これまでの皆さんの多くは、与えられた課題を解いていく学びが中心だったと思いますが、大学では、自ら課題を求め、それに対してさまざまな角度から向き合い、解決策を探して実行していく能動的な学修の姿勢が求められます。

大学での学びは、受け身の姿勢で知識を蓄積させるだけでは意味をなしません。自ら主体的・積極的に学ぶ姿勢を示し、知識や技術を用いて、いかに新しい考えを生み出したり発見したりするかが重要です。自分が学びたいと思うことを、自ら学んでいくことこそが、大学での学びの姿勢となります。

そして、大学では是非、同じ専攻や同じ学年に限らず、広く同級生や先輩たちと交わり、自分の視野や可能性を広げる努力をしてください。

かけがえのない仲間は、大学での学びを支える大きな役目を果たしてくれるはずです。自分の夢や目標がわからなくなったとき、迷ったとき、仲間たちはきっと、素晴らしいアドバイスをくれ、導いてくれることでしょう。

また、学内には、皆さんの学修支援や生活支援、心身の相談といった、さまざまな機能をもつ学習センターのほか、保健室、クリニックなどを整備しています。もちろん、教職員一人ひとりがいつでも真摯に相談・対応いたします。どうぞ、学内の施設や人的資源を有効に活用してください。

皆さんは今、これから始まる大学生活に期待する気持ちと、不安に思う気持ちが交錯していることでしょう。どうか、ひるまずに前へ進んでいってください。そして、これまでとは違うひとまわり広い世界に目を向けてみてください。大学生時代は、人生の中でもかけがえのない大切な時期です。

最後になりましたが、皆さん一人ひとりが、さまざまなことに目を向け、実り多い大学生活を送られることを心から祈り、私からのお祝いと歓迎の言葉とさせていただきます。

平成31年4月4日
新潟リハビリテーション大学長 山村千絵