野田忠 前学長・名誉教授がご逝去されました

野田忠 前学長・名誉教授は、令和2年6月27日(土)にご逝去されました。享年79歳。

野田氏は、令和元年春の叙勲において、瑞宝中綬章を受章されており、昨年度、関係者でお祝いの会を開いたばかりでした。その時の様子を、以前の学長ブログに掲載しております。

2019年5月21日

「前学長の野田忠氏が瑞宝中綬章を受章されました」

https://nur.ac.jp/president_blog/diary/1337/

 

2019年9月16日

「前学長野田忠先生の瑞宝中受章記念祝賀会」

https://nur.ac.jp/president_blog/diary/1399/

 

大学へも温かい支援が続々と…

今週15日から、学生の分散登校を開始しました。学生たちの姿を見ることができ、少しホッとしました。大学は学生が主役です。学生たちが活動していない場所は、大学キャンパスとは言い難いものでありましたから…

さて、コロナ禍にあって、本学へも、私の学生時代の同級生が、続々と支援品を持ってきてくれています。「教職員の皆さんで使ってください」と… ありがたいことです。そして、支援がきっかけとなって、思わぬところで数十年ぶりの再会も実現できています。

15日には、長岡市に本社のあるオンヨネ株式会社(スキー、スノーボード、野球、サイクルウェア、レインウェアなどのアパレルウェアを製造販売)の社長(高校時代の同級生)が、スポーツタイプの日焼け止めを大量に持ってきてくれました。マスクをしていると、覆われていない部分のみが日焼けしてしまうので、使ってください、とのことでした。女性教職員を中心に、ありがたく使わせていただきます。

また、オンヨネさんは、フォトルミネセンス構造を応用した新世代の繊維であるA.A.TH ®を使用したスポーツウエア、リカバリーウエア等も手掛けていらっしゃるそうです。A.A.TH ®︎繊維は、抗血栓繊維®︎の商標を持ち、用いられている技術は、「抗血栓性を有する白金含有セラミックス生成物及びそれを含む物品」として、特許取得済みとのことです。

新型コロナウイルス感染症の急性憎悪の原因の一つとして、血栓の関与が示唆されています。また、避難所生活等におけるエコノミークラス症候群にも血栓が関与していることが明らかになっています。A.A.TH ®︎繊維は、抗血栓作用があるということから、それらの疾患への応用に対しても期待が持てるかもしれません。リハビリ分野における活用の可能性を含めて、今後、本学でプレゼンをしていただく約束もしました。

学生の学びを保障するための基本方針

来週から、学生たちが約2か月ぶりに登校してきます。分散登校ではありますが、少しずつキャンパスに活気が戻ってきます。遠隔授業ですべてをまかなうことは難しいと思いますので、対面授業等を取り入れながら補っていきます。特に、新型コロナウイルス感染症に関連した「感染対策授業」を10回シリーズで全学年全専攻に分けて開講いたします。新しい試みです。

そして、本学では、新型コロナウイルス感染症に対する、学生の学びを保障するための基本方針を以下の通りとしています。

<基本方針>

1、正確な情報を迅速に共有・対応・発信する。2、本学からクラスターを発生させない(本地域を感染から守る)。3、困窮している学生の支援(心身の支援、経済的支援)を手厚くする。

正確な情報を迅速に共有・対応・発信する。

状況は時々刻々と変化するため、国や県からの通知は、学長が責任をもって、昼夜問わず即座に学内教職員関係者にメールで通知します。

迅速な対応のための学内会議(審議・情報共有組織)

・コロナ対策本部会議 週1回 ・大学運営委員会 月1回 ・教授会・研究科委員会 月1回 ・他各員会(教務委員会、情報セキュリティ委員会、学生支援企画委員会 その他)

学生への迅速な情報発信

・学生ポータルサイト

学生及び保護者、一般の方への迅速な情報発信

・大学ホームページ News&Topics及びバナーを設置「新型コロナウイルス感染症への対応一覧」 ・SNS(ブログ、ツイッター、フェースブック) ・保護者宛文書通知

本学からクラスターを発生させない(本地域を感染から守る)。

現時点で本地域に感染者はいないものの、第2波、第3波に備えた対策が必要です。万一、感染者が出た場合も、クラスターを発生させないよう、日ごろから感染防止対策を徹底させます。地域にも、本学で作成したフェースシールドを提供します。

6月15日からの、本学における学生の対面での授業、クラスミーティング等に際し、次のような事項に留意します。

分散登校、時差登校、検温(非接触型体温計準備済み)、手指消毒、マスク着用(実習時等は必要に応じフェースシールドも)、換気(45分ごとのチャイム)の徹底、大教室のみ使用し間隔を空けて着席、休憩時間等の滞留場所指定、授業ごとに消毒セットを教員が講義室に持参し使用器具類や教室の消毒の徹底、新型コロナウイルス感染症に関連した感染対策授業を10回シリーズで全学年全専攻に分けて開講、感染症対応マニュアルをホームページと学生ポータルサイトに掲載

困窮している学生の支援(心身の支援、経済的支援)を手厚くする。

大学ホームページに、「学生支援に関する窓口」のバナーを設置しています。https://nur.ac.jp/students_support/ 「学生生活に関すること」「健康や悩みごとに関すること」「勉強や学修に関すること」「就職や進路に関すること」などに関する支援内容、支援部署、連絡方法等を掲載しています。学習センターでは通常の来室による相談に代わって、メール、電話、Teamsを利用したオンラインによる相談も受け付けています。

経済的支援

・公的支援:「高等教育の修学支援新制度」 「日本学生支援機構の貸与型奨学金」 「緊急特別無利子貸与型奨学金」「「学びの継続」のための『学生支援緊急給付金』」

・本学独自の支援:

  • 授業料納付にかかる延納・分納(従来から)
  • 本学独自給付型奨学金等(従来から): 医療学部奨学金(学部) ・卓越した学生に対する授業料減免(学部)・指定校特待生(学部)・地域特待生(学部)・高大連携特待生(学部) ・特待生制度(大学院)
  • 支援金・支援品提供(コロナ対応)

学生みんなが、安全、安心の状態で学生生活を送り、学ぶことができるよう願っています!

サクラパックス(株)様からダンウォールを寄贈していただきました

コロナ禍にあって先行きが見えない現状において、ネットやSNS上には、さまざまなモノやコトに対する不平不満や攻撃の文言が飛び交っています。しかし、今できることで、お互いに助けたり助けられたりと、協力してこの難局を乗り切っていくことが大切です。

昨日(5月19日)、サクラパックス(株)新潟事業所様(本社は富山県富山市)から、デスク間に設置できる段ボール製飛沫防止パネル「ダンウォール」を15組、寄贈していただきました。以前に、NHK(TV)でも取り上げられた商品です。

このたびの寄贈は、私の高校時代の同級生である、同社の新潟事業所の鈴木隆様より、お声がけいただき、実現したものです。

早速に、組み立て、事務局に設置させていただきました。サイズ調整が可能となっており、幅80cmから140cmまで(狭い机から広い机まで)調整ができます。事務職員からは「すごくいい」、「欲しかった」と大好評でした。本当にありがとうございました。

同級生のつながりは大切ですね。お土産として、いっしょに持ってきていただいた、6年前の同窓会時の写真も、懐かしく拝見させていただきました。

テレワークをして…雑感

新型コロナウイルス感染症が蔓延するのに伴い、私たちの生活は急激に大きく変わりました。そして、いったん収まりかけているように見える現在においても、新しい生活様式を順守するようにという…

しかし、新しい生活様式の意味を理解できない方、行いたくとも行えない方、など世の中には、新しい生活様式に従った暮らしを実行できない方々も、少なからずいることを忘れてはいけません。

本学では、そのような方々を含め、心身に困難を抱えている方々に寄り添って支えていくことができる、弱者の心の杖となる人材を養成しています。

新しい生活様式の中では、勤務形態として、テレワークも推奨されています。本学でも、大学の主役である学生さんたちがキャンパスに不在となっている今の時期は、教職員は大学出勤とテレワークを柔軟に取り入れています。

私がテレワークをする場所(PCを置いている場所)は、自宅のリビングルームにある犬小屋のすぐ脇です。PCは低いテーブルの上に置いているので、床に座って、犬と同じ目線のレベルで作業をしています。もうすぐ3歳になる2代目マルチーズ、日中はケージの中でおとなしく過ごしています。

テレワークの日は、普段なら対面の会話を行って短時間で解決することも、連絡手段としてメール等を使用することになるため文字入力が必要になり、相手の表情や言葉のトーンがわからないため微妙な感じが伝わりにくかったり、必要な資料が手元になかったりと、ちょっと効率が悪いこともあります。しかも、際限なくPCに向かってしまうことも多々あります。

メール連絡といえば…文科省からの連絡は、以前は郵送が主でしたが、スピードが求められる近年は、メール連絡が先行することが多くなっています。本学の事務局担当者のみならず、私自身も、国や県からの連絡メールを、大学でも自宅でも受け取とれるように設定しています。

文科省からのメールは夜遅くや深夜に届くことも多く、かつ、あとから訂正や差し替えが届くことも度々で、現場の大変さが推測されます。高等教育負担軽減制度新設に際し、及びこの度のコロナ対応に際し、特にそのように感じます。調査のためのメールも多く、緊迫している最近では、回答までの期限も1~2日と早い対応が求められます。そのような状況のため、私自身も情報や連絡を早く直に受け取ることができるようにと、アドレス設定をしているのです。

制度をひとつ新しくする、新しいひとつの事象に対応する…に際しても、上からの指示はひとつでも、そのための実務作業は膨大なものがあります。昨今の文科省からの連絡・通知の状況からも、実際に作業に当たっている方たちの大変さが見え隠れしています。仮に急いで9月入学に移行する場合、それに伴い30以上もの法改正が必要となってきた時にどうなるか…、現場でスピードが求められ作業する方たちの大変さと混乱ぶりは……想像以上のものとなるでしょう。そして、それらの混乱の影響を最も被るのは、子供たちや家庭、学校現場です。

学生の皆さんの登校開始に向けて準備を進めています

新潟県を含む39県で緊急事態宣言が解除されました。重苦しくギスギスしていた空気が、少し和らいだような感じもします。しかし、ここで気を緩めることのないよう、再度ひきしめて、感染防止対策の継続・強化が必要ですね。

本学では、現在、学生の皆さんとは、対面で会えない中、Microsoft Teamsを活用したオンラインゼミや個別面談を実施しています。さらに、学生の皆さんには、各授業科目より出された学習課題に取り組んでいただいています。

このあと、6月1日からは、Microsoft Teamsを活用した遠隔授業を実施していくほか、6月15日からの週の間に、学年・専攻別にクラスミーティングやゼミ等のための登校日を設けます。そして、その後は、遠隔授業のみでは足りない部分の補講や実験・実習を中心とした授業等を徐々に実施していきます。前期はすべて遠隔授業のみ、という大学も多いようですが、本学では、学生の皆さんの学習の機会や環境を、可能な限り充実させるために、必要な感染対策を十分に講じながら、学内での対面授業を適宜、取り入れていきます。

コロナウイルスとは長い期間、共存していくことが必要になりそうですし、今後、第2波や第3波がやってくるともいわれています。できる時にできることを最大限実施していく、しばらくは遠隔授業と併用しながら、そのような授業運営になっていくと思います。

学内では、毎週定期的にコロナウイルス感染症対策本部会議(学長、副学長、学部長、学生部長、研究センター長、大学事務局長、他のメンバー構成)を開催し、学生の皆さんに、いかに安全で効果的な学習環境を提供できるかについて、議論を重ねています。

さて、学生の皆さんに、再登校開始後にお渡しする、生活支援品のサンプルの写真を掲載しました。すでにお知らせしている通り、支援金1万円のほか、生活支援品として村上市の特産品(いわふね産こしひかり、村上茶葉入り鮭ふりかけ)及び、実習時に必要となってくるフェースシールドです。フェースシールドは学内にて3Dプリンターを活用しながら、心を込めて製作しています。そして、フェースシールドは、地域の必要とされる方々へも提供する予定としています(地域への提供は6月中旬以降を目途に準備します)。

ソーシャルディスタンス?~心の距離は縮めよう~

新しい生活様式にあるソーシャルディスタンス(ソーシャルディスタンシング、社会的距離)の目安は、2m(最低でも1m)と言われています。

本来、「ソーシャルディスタンス」は、社会学用語で、特定の個人やグループを排除するという意味があるそうです。一方、「ソーシャルディスタンシング」は、公衆衛生戦略を表す用語で、疾病の感染拡大を防ぐため、意図的に人と人との物理的距離を保つことを意味するそうです。しかし、わが国では「ソーシャルディスタンス」の用語が一般化しています。

新しい生活様式の社会的距離は、物理的距離(フィジカルディスタンシング)のみを指すものであって、不安が渦巻く今の社会において、心の距離(これも社会的距離の1つ)は、むしろ縮めることが必要です。

本学の教育理念は「人の心の杖であれ」です。「杖」は、人から離れていては機能しません。人に寄り添って、しっかりと支えてあげることこそが、最大の使命です。

5月末までの休校期間中、学生の皆さんは登校することができませんが、私たち教職員と心はゼロメートルの距離で繋がっています。オンラインで、ゼミ担当教員が週1回以上はミーティングを持ちます。それとは別に個人面談も実施します。また、専攻の代表教員が専攻ごとに専用の携帯電話(メール、電話対応)を所持しています(コロナ以前より、本学の夜間、休日の緊急相談体制としています)。さらに、カウンセラー等によるオンラインの相談体制も準備中です。不安な事や相談したい事などがあったら、どうぞ遠慮なく。

本学では、学生の皆さんの心に寄り添う、重層的な支援体制を設けています。

遠隔教育のための通信環境整備に対する支援金及び生活支援品の支給について

本学でも、医療学部学生・保護者の皆さまへの経済的支援(遠隔教育のための通信環境整備に対する支援金及び生活支援品)の準備が整いましたので、本日5月8日付でホームページに、情報をアップしました。https://nur.ac.jp/news/9012/

保護者の皆さまへは、同様の文書を郵送いたします。

学生の皆さまへの支給は、6月第2週に設定する登校日以降に、ゼミ担当教員を通じてひとり一人の状況を確認しながら手渡しさせていただきます。

なお、生活支援品のひとつである「いわふね米」につきましては、私が共同研究をしている村上市高根 高根フロンティアクラブ会長の鈴木信之様経由で調達させていただきました。

急浮上している9月入学について

新型コロナウイルス感染症拡大防止のために休校措置が長引いている事象に関連して、高校生のツイート・ネット署名活動から端を発した9月入学説が急浮上し、さまざまな立場から多様な意見が出されています。これに対し、政府は、6月上旬ごろを目安に、9月入学(次年度入学より)の論点を整理するとのことです。

このブログでは、次年度から9月入学となる場合の問題点を中心に、私の個人的な意見を記します。コメント等は受け付けておりませんので、あらかじめ、ご了承ください。

政府が論点を整理するという6月上旬は、例年、文科省より次年度の大学入学者選抜実施要項が発表され、大学関係者向けに説明会が開催される時期です。それを受けて、私立大学では、すぐに(国公立大学はもう少しゆっくりのよう)学生募集要項の作成・印刷に入ります。オープンキャンパスも本格化します。本学も、現時点では次年度4月入学を想定して準備していますから、「6月上旬ごろを目安に論点整理」というスケジュールでは、次年度の入試準備(募集要項作成などの作業含む)を、入学時期が決定されるまでストップせざるを得なくなります。

その結果、やっぱり4月入学ということになった場合、準備期間が短くなり、予定通りの入試が実施できるか、そして、学生を確保できるかが懸念されます。一方、9月入学となった場合は、さらに輪をかけて、混乱が増幅されます。これから議論して次年度の入試のあり方を決めるというには、時間が足りません。実際に、文科省は、入試について大きな変更を行う場合は、2年以上前に受験生等に示すようにと、以前から大学に要請しています。少なくとも入試を準備する側・受ける側ともにそれだけの期間が必要と考えられているからです。今は平常時ではないから、ということもあるかもしれませんが、ただでさえ、コロナの対応に追われ疲弊している教育現場に、急な変更による、さらなる負荷がかかってきて回らなくなることは明らかです。

しかも、運悪く(?)、高大接続改革による入試改革が本格化する入試年度とも重なっています。次の入試から、名称や内容を変える必要があるなど、入試のあり方自体について、個々の大学で詳細な見直し(本学も最終段階の検討が残っている)が必要であり、ただでさえ混乱する年度です。新たな大学入学共通テストの導入、記述式問題や英語の民間試験導入等で大きな問題が生じたのは記憶に新しいと思いますが、それらの問題についても本質的な解決はなされていないままです。入試を準備する側・受ける側両方にとって、さらなる混乱は避けなければなりません。

休校が続き学習の機会が保障されなくなっていることの解決のために、9月入学という一側面だけを捉えて、問題をすり替えてはいけません。今やるべきことは、入学時期の議論の前に、どうしたら学習の機会を保障できるかであり、そのなかのひとつの選択肢として入学の時期を変更するという検討があっても良い、というような位置づけで議論すべきと思います。それが、本質の部分を飛び越えて、「9月入学」だけがクローズアップされていることに疑問を感じます。

現在、多くの大学で、慣れない遠隔授業を模索し、何とか授業を行おうとしています。休校だからといって、教員たちは休めるどころか、新しい手法を身に着け、新しい手法で講義を行うために、休みも返上して準備にあたっています。コロナの感染の波が、いったん収まって大学を再開できたとしても、いつ次の波が来て再び休校にせざるを得なくなるかについて、現時点で正しく予測することはできません。どうなってもいいように、遠隔授業の準備・実施は必須です。9月入学にしたとしても、来年のその時期に、再びコロナの感染の波が来ていないという保証はありません。9月入学にすることで、安心しきって、遠隔授業の準備が疎かになってはいけません。感染の影響がどこまで延びるかも分からない現状において、オンラインなどを活用した学びの保障の問題を早く解決すべきと考えます。

そして、入試制度を中心とした高校や大学だけの問題でなく、保育園・幼稚園から、国家試験の時期、会社の入社時期や会計年度まで変える必要があることについて考えなければなりません。つまり、社会全体が対応できるかということです。さらに、次のような多くの問題点を解決する必要があります。

学費の負担増?

・時期がずれることで5カ月分の学費はどうすべきでしょう。・学生は社会人になる時期が半年後ろにずれるので、家庭では子供を扶養する期間が長くなり、負担が増します。

受験生や保護者の不安増?

・新入試制度で大きな不安を抱えたままの受験生からが、最初の9月入学が想定されています。新しいこと、変更づくめで、不安が増幅されます。また、現在、自宅にこもらざるを得ない状況からも不安を覚えたり、家庭内で虐待が増えたりするということも言われています。このような時期に、突然の9月入学の議論の高まりは、さらなる不安を受験生や保護者に与えかねないと考えます(一方で、ネット署名などから見ると、9月入学を歓迎している高校生が多くいるのも事実です)。

移行期におけるさまざまな問題

・4月入学生(在学生)と9月入学生が混在すると、数年間にわたりカリキュラムの進行が煩雑になります。大学全体としての行事設定や大学運営、授業の進行等が難しくなり、同じものを2回繰り返す必要が生じるなど、教職員の業務量がさらに増えることで、疲弊感の増幅や人手不足から、教育の質が低下しかねません。教職員が年度ごとの契約の場合は、年度の途中で契約が切れてしまう場合も考えられます。  ・移行初年度の新入生が一時的にふくれあがる(前年度の4月~3月生まれ+当該年度の4~8月生まれ)ことになるため、教員の増員のほか、より広い教室の確保も必要になってきます。また、それまでいっしょに学んでいた友達と、8月生まれか9月生まれかで学年が変わってしまいます。  ・大学にとっては、入学検定料や授業料収入が5か月間遅れることで、財政状況が悪化する場合があります。

ざーっと考えただけで、以上のような問題がある中、未知のコロナウイルスと戦いながら、通常時とは異なる多数の業務を抱えながら、在宅勤務併用の現状の中で短期間で入学時期の変更に対応していくことは、非常に厳しいと考えます。

季節の移ろい

緊急事態宣言が全国に発令され、学生の皆さんの姿を大学構内で見ることができなくなってから、早くも2週間が経ちました。季節は春から初夏に移ろうとしています。

大学構内に咲く花々も、種類が変わりました。桜の花は、ソメイヨシノが散りはて、八重桜が見ごろを少し過ぎたところです。チューリップは見ごろ、ツツジも咲き始めました(写真が下手ですみません。大学構内の雰囲気だけでも…)。

緊急事態宣言が1カ月ほど延びそうです。本学は、当初から5月末まで休校としていましたが、緊急事態宣言明けの日にちが遅くなると、休校期間もさらに延長ということになるかもしれません。学生の皆さんは大学から連絡があるまで、登校しないでくださいね。その間、教員たちは、遠隔授業の準備も進めています。遠隔授業に先行して、オンライン等でのゼミ活動、その他について、7日以降から徐々に開始していきます。大学からの連絡を欠かさずにチェックしてくださいね。

それから、健康に留意し、規則正しい生活を送ってください。いろいろな制限があって、心は暗くなりがちと思いますが、心配なこと、不安なことがあったら、大学も相談に乗るなど、お手伝いできますので、遠慮なく連絡をください。