今年度もありがとうございました

カレンダーの並びのため、今年度の平日業務は、いつもの年より2日短く、昨日29日で終わりました。このたびの1年間も、本学は大きなトラブルなく無事に運営していくことができました。ご理解・ご協力をいただきました、すべての方々にお礼申し上げます。

年度末から年度始まりにかけては、教職員は多忙による疲労が蓄積しているうえ、重要な行事や式も多いため、体調管理にはとりわけ注意が必要です。

さて、おととい28日は、しばらく肌寒い日が続いている新潟(先週末はツクシに雪という珍しい景色もみられました:写真右)から、桜が満開の東京に出張し、日本私立大学協会の春季総会に出席してきました(総会会場前の桜:写真左)。めまぐるしく変化する社会に対応すべく、大学改革の推進も急務となっており、そのためにも中央での情報収集は必須です(様々な会合は東京で開催されることが多く、地方大学は旅費等の出費もかさみます)。

年度末は多くのお別れがありました。本学の卒業式・修了式はすでに15日に終えたことは、以前のブログで紹介しましたが、先週は、本学の学生が運動会等のボランティアに行って社会勉強をさせていただいている、県立村上特別支援学校様の卒業式に来賓出席させていただきました。ひとりひとりの生徒さんを、とても大切に教育されていることが、そのまま現れた、心温まる卒業式でした。そして、年度末で本学を去った教職員の送別会もありました。

そして、来週月曜は、もう4月1日、新年度が始まります。学生・教職員も新しい方々を迎え入れます。1日は、医療学部の新入生オリエンテーション、新元号発表もあります。ワクワク、ドキドキが錯綜する中、時は着実に進んでいきます。

大学院東京サテライトキャンパスを紹介します

先日、入学試験を実施するために訪れた、大学院東京サテライトキャンパスを紹介します。同キャンパスは、東京秋葉原の繁華街から少し進んだ中央通り沿いのTOKENビル4階にあります(写真左は入り口前の看板、右はTOKENビルの側から中央通りをはさんで向かいにあるビル群)。

そこでは、社会人で、かつ、開設する履修コースと関連する職種の資格をお持ちの方を対象に、週末を中心とした対面講義と、自宅や職場からでも学べるWEB講義を開講しています。コースワークを2年(通常履修)~3年(長期履修)で履修していただき、随時の研究指導(メール等でのサポートを含む)を受けて研究・論文を完成させ、修士の学位を目指す場となっています。

1学年の在籍者は、開設している2コース合わせて5~7名程度であり、各院生に合わせて丁寧な個別指導を受けることもできます。また、村上本校の教員の講義受講もWEB等を通じて可能であり、村上本校での研究発表の機会も設定しています。現在開設している履修コースは、高次脳機能障害コースと運動機能科学コースの2コースですが、2020年度から、さらに新しい履修コースを開設すべく、準備を進めています。

北は北海道から南は沖縄まで、高度で専門的な学びを求めて、臨床現場の第一線で活躍されている方たちが集まってきています。全国各地からのアクセスが良い場所に立地しているのですが、本学の教職員でも行ったことがない方が多いようなので、私がいつも利用しているJR秋葉原駅(東京)からの経路を紹介します。

キャンパスは、JR秋葉原駅とJR御徒町駅の中間か、やや御徒町駅寄りにありますが、私はたいてい、賑やかなJR秋葉原駅を利用します。電気街口から改札を出て、中央通りに進みます。秋葉原は、いつ行っても、国際色豊かな若者の熱気が感じられる街です。人混みをかき分け、AKB48劇場のあるドン・キホーテ前をさらにまっすぐ進み(このあたりが中間地点?)、少し人が少なくなってきたあたり(中央通り沿いながら静かな場所)に、サテライトキャンパスのあるTOKENビルがあります。ここまでゆっくり歩いても10分かかるか、かからない程度です。

新年度から教員が一名増え、開室時間も増えますので、まだ行ったことのない教職員の皆さまも、近くにご用があるときに立ち寄って見たらいかがでしょうか?また、2020年度以降(2019年度入学者用入試は終わりました)に入学を希望される方、あるいは、科目等履修を希望される方(こちらは2019年度分も、まだ受け付けています)は、随時、村上本校まで(本学ホームページ上にあるお問い合わせフォームもしくは電話を利用して)お問い合わせください。科目等履修生の後に本専攻に入学される場合は優遇措置もあります。

平成30年度卒業証書・学位記授与式を執り行いました

3月15日(金)、本学と新潟看護医療専門学校村上校合同の「平成30年度卒業証書・学位記授与式」を村上市民ふれあいセンターで執り行いました(写真左)。当日は、数日続いていた冬型の気圧配置がようやく緩み始め、肌寒さは残るものの徐々に晴れ間が広がり、卒業生・修了生を送り出すにふさわしい日となりました。式の様子は、当日夕方、NHKテレビのニュース(新潟版)で2分弱にわたり紹介されました。本日(17日)現在、NHK新潟放送局のウェブサイトにニュースと同じ内容の動画もあがっています。

式の後は瀬波温泉の宿に移動し、大学院謝恩会、そしてさらに別の温泉宿に移動して、学部謝恩会と続きました。東京サテライトキャンパスで学んでいた大学院生たちも村上での式と謝恩会に出席してくれました。院生からは、大きく美しい花束をいただきました(写真右、花瓶に生けた花束)。

以下に、学長告辞を掲載いたします。

モノクロだった景色に、草木の緑や土の色が加わり、冷たく凍っていた川は、さらさらと優しく流れるようになりました。春寒の残っている冷たい空気の中にも、さまざまな息吹が感じられ、旅立ちにふさわしい季節がやってきました。

本日、新潟リハビリテーション大学の教職員一同は、医療学部を卒業される皆さん、そして、大学院修士課程を修了される皆さんを送り出す日を迎えました。それから、北都健勝学園が目指す同じ理念のもとで学びを深めてきた、新潟看護医療専門学校村上校を卒業される皆さんも、いっしょにお祝いさせてください。

このよき日に、ご来賓の皆さま、そしてご家族、地域の方々、関係者の皆様には、お忙しいところ、ご列席くださいまして誠に有難うございます。

私たち教職員は、卒業生・修了生とのたくさんの思い出を抱え、名残が尽きない気持ちでいっぱいですが、心から祝福して送り出したいと思います。卒業生、修了生の皆さん、おめでとうございます。また、ご家族や関係者の皆様にも、心よりお慶びを申し上げます。これまで、本学に賜りましたご支援とご協力に改めまして感謝申し上げます。

卒業生、修了生の皆さんは、これから新しい道へと進んでいかれます。臨床現場に入って患者さまと真剣に向き合われる方、あるいは、さらに学びを深めてステップアップを目指す方、そのほかにも、皆さんのこれからの人生には、さまざまな可能性が広がっています。どの道を進むにしても、新たな道へ歩んでいくために、本学から巣立っていくという、一区切りの日を迎えることができたのは、これまでの皆さんの努力によることはもちろんですが、ご家族の方々をはじめ、諸先生方、友人たち、地域の方々、その他、多くの方々の温かい愛情と限りないお力添えのお陰だということをどうか忘れないでください。そして、本学で学んだことを活かし、本学の卒業生・修了生としての自覚と自信を持って挑戦を忘れることなく今後の人生を送っていただきたいと思います。

受け身ではなく、自ら進んで調べ学んでいくという、主体的な学びの姿勢が求められた大学では、楽しいことばかりではなく、時には思い通りにならずに挫折をしたり、投げ出したくなったり、多くの研鑽や努力を必要とする辛い日々もあったことと思います。しかし皆さんは、さまざまな試練を乗り越えて、今日の日を迎えることができました。まずはそのことに自信を持って進んでいって下さい。

さて、皆さんがこれから向かっていく社会は、少子高齢化や人口減少がいっそう進み、さらにはグローバル化の波が押し寄せ、人工知能、ロボット、再生医療など新たな科学技術が進展し、私たちの生活環境や就業形態が、大きく変化していくことが予想されています。いわゆる、Society 5.0と呼ばれる超スマート社会となり、ICTやIOTが人や物をインターネットに繋げ、人工知能やロボットが多くの仕事を代替するようになり、お互いの顔が見えなくなるかもしれません。しかし、そのような社会こそ、人と人とが実際に触れ合い、真摯に向き合うことが大切になると思います。皆さんが目指す医療・保健・福祉あるいは教育・研究の世界においては、なおさらのことです。人の心を読み取り共感し、優しく温かい心を通わすことが必要な本領域の業務は、いつまでも世の中から必要とされます。皆さんが選んだ道は、まさしく、人でないと目的を達成することができない大切な道です。

本学園では、創設以来「人の心の杖であれ」を理念に掲げ、知識や技術だけではない、細やかな心遣いで患者さまやご家族をはじめ周囲の方々をしっかりと支えていけるような、人材を育成してきました。これまで皆さんが培ってきた知識、技術、そして優しさや思いやりをさらに成長させ、どんな場面でも決して諦めないで挑戦を続けていく強い心を養うと共に、医療人としての崇高な倫理観を今後も育んでいってください。

私自身の人生を振り返ってみても、困難に出会った時は、相談に乗ったり助けてくれたりする人の存在、大学で学んだことや社会での経験などが役に立ちました。心折れることなく、挑戦を続け、勇気をもって困難に立ち向かってこそ、満足のいく人生が送れるのではないかと思います。

さて、本学は、学園の伝統ある専門学校教育を土台として発展させ、平成19年度に大学院だけをもつ新潟リハビリテーション大学院大学として開学したのち、平成22年度に医療学部を増設して、新潟リハビリテーション大学という現在の姿になりました。大学になった平成22年度当初の医療学部は、リハビリテーション学科の中に理学療法学専攻と言語聴覚学専攻の2専攻のみが存在しましたが、現在までに、作業療法学専攻とリハビリテーション心理学専攻を増設し、全部で4専攻となりました。そして、最後に立ち上げたリハビリテーション心理学専攻でも、今年度初めての卒業生を送り出します。一方、大学院修士課程でも平成19年度当初は、リハビリテーション研究科リハビリテーション医療学専攻の中に、摂食・嚥下障害コースと高次脳機能障害コースの2コースのみが存在しましたが、現在までに、運動機能科学コース、心の健康科学コース、言語聴覚障害コースを増設し、全部で5つの履修コースとなりました。そして、平成28年度からは、東京の交通至便な場所に、社会人向けのサテライトキャンパスを開設しています。そこでは、全国各地から向学心あふれる学生たちが集い、高度で専門的な特色ある学びを実践しています。今日も、この式には、2期目となる修了生たちが遠方から列席してくれています。今後も時代のニーズに応え、地域の方々に必要とされ、研究に裏打ちされた教育機関となるよう、さらなる改革や改編を進めて参ります。大学をとりまく地域社会や産業界との連携も強化していきたいと考えております。

そのためには、卒業生・修了生の皆さんにも協力していただき、皆さんといっしょに歩んでいく大学でなくてはなりません。今後とも新潟リハビリテーション大学に対して強い思いを持ち続けていただきたく、お願い申し上げます。皆さんは、これからの人生の中で困難に直面し、解決のための相談やアドバイスが必要になることもあるでしょう。その時には本学のことを思い出して、遠慮なく戻ってきてください。本学は、皆さんが適切な解決策を見出し、ピンチをチャンスに変えるためのお手伝いや応援をする場であり続けたいと考えています。今日の卒業式・修了式は、新しいスタートラインにつく皆さんと、さらにつながりを強めていくための一区切りの式と捉えてください。

最後になりましたが、皆さんが、健康であり続けるとともに、これからも不断に学び続け、希望に満ちた明るい未来を切り拓いていき、大きく飛躍して多方面で活躍されることを心より祈念し、私の告辞といたします。

本日は卒業・修了おめでとうございます。

平成31年3月15日     新潟リハビリテーション大学長 山村 千絵

 

 

スケートパーク視察とトップアスリート認定式出席

本学のある村上市は、東京オリンピック・パラリンピックの正式種目となった「スケートボード」に出場できる選手の育成や地域活性化を目指し、「村上市スケートパーク」の建設を進めています。同施設は、この3月下旬に完成が予定されているとのことですが、先週3月5日に、完成間近で工事中の現場を視察する機会がありました。ヘルメットを着用して、関係者数名とアリーナ等を見学させてもらいました(左写真)。

完成すれば、屋内型の施設としては日本最大級の規模となるとのことで、国内外のスケートボード選手が集い、村上市がスケートボードの聖地となるよう整備を進めているとのことでした。また、オリンピック種目となる「ストリート(街にあるような階段や手すり、縁石やベンチ、壁や坂道などを模した直線的な構造物を配したコースで技を競う:左写真の向かって左半分)」と「パーク(大きな皿や深いお椀をいくつも組み合わせたような、複雑な形をした窪地状のコースで技を競う:左写真の向かって右半分)」ともに、アリーナに設置されるとのことでした。

スケートボード施設のほかにバランス感覚が養えるボルダリング(クライミングの一種で最低限の道具で岩や石、人工の壁面を登るスポーツ)、スラックライン(細いベルト状のラインの上でバランスを取る)の設備をあわせて整備されるほか、構造材および仕上げ材に村上市産杉材を使用しているとの説明もありました。

同日に、一般社団法人健康ビジネス協議会(本学も会員となっています)が、新潟から世界へ通用するトップアスリートを育成・輩出し続けるための取組であるNWS(Niigata of Ween the Sports Support System:未来を担うスポーツ選手をサポートする制度)プロジェクトの一環として、NWSトップアスリート認定式を村上市瀬波温泉の旅館で開催しましたので、そちらにも出席してきました。

選手が世界トップレベルへの挑戦を続けるために必要な遠征手配、資金管理、競技生活と教育の両立、怪我の不安の除去、競技生活後の生活の安定など、様々な課題に対して選手のニーズを聞き入れながら多方面から支援するとのことです。

今回の認定式では、トップアスリートとして、「パーク」種目での日本選手権で去年、優勝した笹岡建介選手(右写真の前列右から3人目)が選ばれました。また、ジュニアの選手や選手を育成するチームも認定され、健康ビジネス協議会の会長より一人一人に認定証が手渡されました。その後の記念撮影で、私も認定された選手たちといっしょに写ることができました(右写真:私は後列左から4人目)。

本学は、スポーツ選手たちの身体と心の両面を支えることができる人材も育成しており、毎年、学生や教職員が、村上・笹川流れ国際トライアスロン大会をサポートしている実績もあることから、今後、スケートボード選手たちの支援にも様々な面で関わっていけたらと思っています。

ダブルで選定されました!「私立大学等改革総合支援事業」「私立大学等経営強化集中支援事業」

2月26日付けで、文科省のホームページに、「平成30年度私立大学等改革総合支援事業の支援対象校の選定結果とりまとめ」が掲載されました。

http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shinkou/07021403/002/002/1340519.htm

本学は、同事業においてタイプ1「教育の質的転換」を申請し、選定されました。本学は文部科学省が示している改革の方向に向いた先進的な大学運営・教育を目指していることを認めていただいたことになります。今年度は特に、「全学的な体制での教育の質的向上に向けた取組」、「高大接続改革への積極的な取組」を中心に評価されました。

新潟県内大学の選定状況は次の通りです。

タイプ1教育の質的転換(2大学) 新潟リハビリテーション大学、新潟工業短期大学

タイプ2産業界との連携 該当無し

タイプ3他大学との広域・分野連携  該当無し

タイプ4グローバル化 (1大学) 国際大学

タイプ5プラットホーム形成 該当無し

本事業に選定されるための要件は、本年度からハードルが非常に高くなりました。特に地方の小規模大学にとっては、改革に真剣に取り組み、全学一丸となって一気に進めていく体制をとらない限り、選定されるのは難しい状況となりました。そのためか、こちらの補助金も東京一極集中の傾向が強く、地方の大学には配分が少ないようです。都道府県別選定状況は次の通りです。

http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2019/02/26/1413852_06.pdf

 

また、本学は、合わせて申請した、文部科学省「平成30年度私立大学等経営強化集中支援事業」においても選定されました。

http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shinkou/07021403/002/002/1367019.htm

本事業の目的は、「18歳人口の急激な減少を見据え、スピード感ある経営改革を進め、地方に高度な大学機能の集積を図る地方の中小規模私立大学等に対し集中的支援を行うもの」とされています。このため、こちらの事業は、支援対象として地方の中小規模校50校が選定されました。地方の大学が対象とはいえ、新潟県内では本学含めて2大学のみしか選定されていません。選定校は、新潟リハビリテーション大学と新潟工科大学 でした。

本学は上記2つの事業とも、私が学長に就任した平成27年度からは、毎年連続で選定され続けています。改革の推進には、全教職員の協力が不可欠で、非常にエネルギーを必要とすることであります。それでも、本学は、今後も学内体制を時代の流れに合ったものに整備し続け、改革をさらに推進していきます。

最後に、以前にも掲載予告をしていましたが、「第34回国民文化祭・にいがた2019、第19回全国障害者芸術・文化祭にいがた大会」のホームページに、私のコラム(PRサポーターとして)が、3月7日付けで掲載されましたので、紹介いたします。興味のある方は下記URLをご参照ください。

https://niigata-futtotsu.jp/

https://niigata-futtotsu.jp/column/064/