新潟リハビリテーション大学
 
スケートパーク視察とトップアスリート認定式出席

スケートパーク視察とトップアスリート認定式出席

本学のある村上市は、東京オリンピック・パラリンピックの正式種目となった「スケートボード」に出場できる選手の育成や地域活性化を目指し、「村上市スケートパーク」の建設を進めています。同施設は、この3月下旬に完成が予定されているとのことですが、先週3月5日に、完成間近で工事中の現場を視察する機会がありました。ヘルメットを着用して、関係者数名とアリーナ等を見学させてもらいました(左写真)。

完成すれば、屋内型の施設としては日本最大級の規模となるとのことで、国内外のスケートボード選手が集い、村上市がスケートボードの聖地となるよう整備を進めているとのことでした。また、オリンピック種目となる「ストリート(街にあるような階段や手すり、縁石やベンチ、壁や坂道などを模した直線的な構造物を配したコースで技を競う:左写真の向かって左半分)」と「パーク(大きな皿や深いお椀をいくつも組み合わせたような、複雑な形をした窪地状のコースで技を競う:左写真の向かって右半分)」ともに、アリーナに設置されるとのことでした。

スケートボード施設のほかにバランス感覚が養えるボルダリング(クライミングの一種で最低限の道具で岩や石、人工の壁面を登るスポーツ)、スラックライン(細いベルト状のラインの上でバランスを取る)の設備をあわせて整備されるほか、構造材および仕上げ材に村上市産杉材を使用しているとの説明もありました。

同日に、一般社団法人健康ビジネス協議会(本学も会員となっています)が、新潟から世界へ通用するトップアスリートを育成・輩出し続けるための取組であるNWS(Niigata of Ween the Sports Support System:未来を担うスポーツ選手をサポートする制度)プロジェクトの一環として、NWSトップアスリート認定式を村上市瀬波温泉の旅館で開催しましたので、そちらにも出席してきました。

選手が世界トップレベルへの挑戦を続けるために必要な遠征手配、資金管理、競技生活と教育の両立、怪我の不安の除去、競技生活後の生活の安定など、様々な課題に対して選手のニーズを聞き入れながら多方面から支援するとのことです。

今回の認定式では、トップアスリートとして、「パーク」種目での日本選手権で去年、優勝した笹岡建介選手(右写真の前列右から3人目)が選ばれました。また、ジュニアの選手や選手を育成するチームも認定され、健康ビジネス協議会の会長より一人一人に認定証が手渡されました。その後の記念撮影で、私も認定された選手たちといっしょに写ることができました(右写真:私は後列左から4人目)。

本学は、スポーツ選手たちの身体と心の両面を支えることができる人材も育成しており、毎年、学生や教職員が、村上・笹川流れ国際トライアスロン大会をサポートしている実績もあることから、今後、スケートボード選手たちの支援にも様々な面で関わっていけたらと思っています。