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- 作業療法学専攻(OT)
- 栁澤 博
栁澤 博(やなぎさわ ひろし) | |
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職位 | 助教 |
学位・資格 | 修士(保健学)・作業療法士 |
所属(学部) | 医療学部リハビリテーション学科 作業療法学専攻(OT) |
学生へのメッセージ | ベストを尽くせば 結果は出せる |
担当科目[学部] | 運動学実習 作業療法評価学総論 中枢神経疾患作業療法治療学 中枢神経疾患作業療法治療学演習 日常生活適応学Ⅰ 日常生活適応学Ⅱ |
担当科目[大学院] | ー |
プロフィール
学位の取得年 | 修士(保健学) 2016年(平成28年) |
最終学歴 | 文京学院大学大学院 保健医療科学研究科 |
所属学協会等 | 日本作業療法士協会 |
研究業績等
研究専門領域
身体障害領域の作業療法
研究紹介
『三次元動作解析装置を用いた上方到達課題における体幹各体節の動きと質量中心の推移に関する分析』
道具を用いた到達(リーチ)課題は中枢神経疾患に対する治療的な介入手段として、臨床場面において日常的に用いられている作業療法プログラムです。
そのひとつである「輪入れ作業」は、空間上の目標設定における自由度が大きく、目標を上方へ設定することで感覚-神経-筋骨格系にわたる抗重力的なシステムの活動を反復的に経験できるactivityです。この研究では三次元動作解析装置を用いて輪入れ作業を分析し、作業実施時における体幹の姿勢反応に関する新たな知見を得ることができました。
研究課題
『三軸加速度計を用いた下衣着脱動作における姿勢安定性の検討』
下衣の更衣動作は、寝衣から日常着への着替え、排泄や入浴など、1 日の中で何度も行われる行為です。若年者には容易であっても、加齢等により身体能力の低下した高齢者には必ずしも容易ではなく、困難を感じていることがあります。
高齢者には通常、安定した座位での更衣を指導しますが、その定着が不十分または認知機能の低下などの要因により、立位のまま片足立ちで足をズボンに通し、その際にふらつき、転倒事故に至った報告もあります。したがって、高齢者の転倒に繋がりうる下衣更衣動作時の転倒事故を未然に防ぐために下衣更衣動作時の身体動揺の特徴を解析しその傾向を捉えることは有用であると考えられます。
3軸加速度計は身体活動により発生する加速度をX,Y,Zの3方向に分け電気信号変化としてワイヤレス出力する加速度記録装置で、コンパクトで活動の制限が少ないデバイスです。その特長を生かし、下衣更衣動作時の身体動揺の評価機器として採用することで、従来「床面」という2次元平面上でしかとらえられなかった重心動揺が、鉛直方向も加えた3次元の身体動揺として捉えられるものと考えました。
簡便に使用できる3軸加速度計を身体動揺の評価機器として採用し、在宅高齢者の下衣更衣動作時における身体動揺を定量化することで、在宅復帰を視野に入れた高齢者のリハビリテーション実施における下衣更衣動作の安全性の簡易的な指標を得ることを目的としています。
受賞歴
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著書
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社会的活動
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研究論文
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講演他
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