言語聴覚障害コース
言語聴覚士の国家試験受験資格取得が可能です
言語聴覚障害コースは、言語や聴覚、高次脳機能、発達の障害をもつ対象児・者を支援するため、専門的知識、技能、援助方法を学び、コミュニケーションを支援できる人材を養います。
また、日本の死因で上位を占める誤嚥性肺炎は、高齢者に起こりやすい摂食嚥下障害が原因であり、大きな問題となっています。このような食べる障害についても広く支援できる人材を育成します。臨床における幅広い知識と専門的なコミュニケーション技能をもって、対象児・者の幸せを考えることができ、生活の質の向上や生きるよろこびに援助できる人材を育成することを目的とします。よって、このコースでは、より専門的な言語聴覚障害について幅広く学び、それに関連する他コース(摂食嚥下障害コース、高次脳機能障害コース、運動機能科学コース、心の健康科学コース)の科目についても、一部必修科目となっています。指定された科目(大学院の修了に必要な科目ではございません)を履修した場合は、修了時に言語聴覚士の受験資格も取得することができます。
言語聴覚士国家試験受験のためには履修科目数が多くなりますので、長期履修制度を活用することをすすめています。
詳細についてはお問い合わせください。
求める人材像
主として言語聴覚障害をもつ患者に対し
- 臨床現場において、対象者の全人的な観点から、多職種と連携してQOLの向上に寄与できること、また地域包括ケアシステムなど変化する社会的ニーズに的確に対応し、率先していける、より高度な医療従事者。
- 種々の訓練手技などのエビデンスを構築する臨床を行うことができ、また生理学的基盤から臨床を支える基礎研究も行える教育・研究者。
教育スケジュール
修了要件単位数
修士課程修了に必要な単位数は、研究指導を除き、コース別に次の通りとなります。
- 摂食・嚥下障害コース:必修9単位、選択必修1単位以上を含む30単位以上
- 高次脳機能障害コース:必修8単位、選択必修1単位以上を含む30単位以上
- 運動機能科学コース:必修3単位、選択必修1単位以上を含む30単位以上
- 心の健康科学コース(一般課程):必修9単位、選択必修1単位以上を含む30単位以上
- 心の健康科学コース(公認心理師課程):必修24単位、選択必修1単位以上を含む30単位以上
- 言語聴覚障害コース:必修4単位、選択必修1単位以上を含む30単位以上
他に修士論文の審査(論文審査、発表審査)および最終試験に合格することが必要です。
授業科目
共通科目
配当年次 | 授業科目の名称 | |
---|---|---|
必修 | 選択 | |
1年次 |
|
|
専門科目
配当年次 | 授業科目の名称 | |
---|---|---|
必修 | 選択 | |
1年次 |
|
|
2年次 |
|
|
1~2年次 |
|
|
大学院修了要件と言語聴覚士国家試験受験資格要件は異なる。
言語聴覚士国家試験受験資格を得るためには、「法で定められた受験要件となっている科目」のうち、大学院入学までに未修得の科目をすべて修得しなければならない。