第25回日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会

9月6~7日(金~土)に、新潟市の朱鷺メッセ・万代島多目的広場大かまにおいて「第25回日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会」が開催されました。25回開催のうち、新潟での開催は実に4回目。東京の4回と並ぶトップの開催回数です。新潟が、我が国の摂食嚥下領域の研究において、主要な地のひとつとなっている証拠でもあるでしょうか?

本学会は会員数が年々増加しており、現在17,000人を超え、今回の学会の参加者も5,500人を超えたと速報での報告がありました。会員の構成は言語聴覚士、歯科医師のほか、医師、看護師、栄養士、歯科衛生士、理学療法士、作業療法士などを含み、多職種連携分野であることから、学術大会では,それぞれの立場から発表しているのが特徴的です。

参加者の多さは、朝の新潟駅前の混雑ぶりにも表れていました。早朝から熱心な参加者たちにより、朱鷺メッセ行きのバスを待つ長蛇の列が、駅の端から端まで形成されていました。そして酷暑の日だったこともあり、私も会場に到達するまでに汗だくとなってしまいました。さらに、ポスター発表会場である「万代島多目的広場大かま(写真右は会場から川の方向を臨んだもの)」は、川からの風が通るものの、まるで蒸し風呂のようで、皆、うちわを使って仰ぎながらの発表や質疑応答となりました。会場内では、涼を誘う、かき氷や甘酒、飲み物なども振る舞われていましたが、各日とも早々に提供数が終了していました。

さて、今回のテーマは「食べるを支える~地域リハビリテーションの今・未来~」で、興味深い発表が多くありました。私も共同演者として「顔面皮膚への水刺激による嚥下の誘発について」の発表がありました。発表の前日まで原稿修正が続くなど、バタバタしていて準備不足ではありましたが、最終的には、おもしろい話題を提供できたのではないかと思います。演者の高橋圭三先生(言語聴覚士)が高校生の頃からの日常経験で気づき、不思議に思っていた現象を、今回、実験して確かめたものであります。今後、精細な研究を重ねていくことで、新しい発見に繋がるかもしれないと、ひそかに期待しています。

そして、学会場では、普段なかなか会えない人と会えるのも楽しみであります。本学大学院修了生や学部卒業生にも、何人かと会うことができました。そして、前職時代に実験・研究で関わらせていただいたことのある、現日本摂食嚥下リハビリテーション学会理事長の植田耕一郎先生(日本大学歯学部教授・附属歯科病院副院長)にも、久しぶりにお会いしてお話しをすることができ、うれしく思いました。

頑張っている皆さんの熱気に包まれ、大いに刺激を受けた学会でした。