令和2年の終わりに…

令和2年は、新型コロナウイルス感染症の話題で明け暮れた一年でした。本学においても、緊急事態宣言の発令や日々変わる状況に対応するため、さまざまな情報を収集して、迅速かつ適切な判断を求められる毎日が続きました。学生の皆さんにも、いまだかつて経験したことのない、新しい大学生活をお願いせざるを得なくなりました。

幸いなことに、本学では、これまで学生・教職員ともに一人も感染者は確認されていません。関係する皆様の感染症対策への日々の努力に感謝いたします。

去年の今頃は、このような状況になろうとは、まったく想像もつかないことでした。そして、今も、この先、感染症がどうなっていくのか、そして、世の中がどう変化していくかは、予測することが難しいです。

そんないつもと違う年となった令和2年も残すところあとわずかとなり、今日12月28日は、本学でも仕事納めの日となりました。今年は忘年会も仕事納めの会も中止となり、年末も、いつもと違う寂しいものとなりました。

さて、私の学長としての2期6年間は、この3月末まで、ということになっていましたが、引き続き3期目あと3年間、続投させていただくことが決まりました。

https://nur.ac.jp/news/10404/

正直言って、この6年間は、大変なことが多かった、という心境ではありますが、この間に、専門分野や世代等の異なる多くの方々とも交流させていただくことができましたことは、かけがえのない経験となりました。

これからも本学の揺るぎない発展を目指し、皆様とともに着実に歩みを進めていきたいと思います。

皆様が、新しい年も健康であり続けられるよう、心から願っています。

本格的な冬到来近し(人も野鳥もウイルス感染拡大中)

寒さが日に日に増し、いよいよ明日以降、雪の予報となっている日が多くなりました。気温の低下に比例するかのように、新型コロナウイルス感染症は拡大の一途をたどっています。一方、近隣地域のクマの被害は減少傾向にあるかのように見えます。そろそろ冬眠でしょうか?(でもまだ油断は禁物!)

そして、人間界の新型コロナウイルス感染症拡大の一方で、野鳥の世界でも高病原性鳥インフルエンザウイルス感染が猛威を振るい続けているようです。

本学の近くにはハクチョウが飛来する池があり、日中、ハクチョウたちは周辺の田んぼで餌を探して啄んで過ごしています。傍目で見ていると、その姿は非常にかわいらしく愛らしく飽きることがありません。当地では日常的な秋~冬の光景として見慣れている「田んぼのハクチョウ」ですが、全国的には珍しいようで、以前、某TV番組では、珍百景として取り上げられていたこともあります。これらハクチョウたちも常にウイルス感染の危機にさらされているのです。

文科省からは、連日のように「高病原性鳥インフルエンザに対する対策等について」という注意喚起の連絡が届きます。野鳥との接し方は、次の通りとするようにとのことです。以下、環境省作成の「野鳥との接し方」より。

○ 死亡した野鳥など野生動物は、素手で触らないでください。また、同じ場所でたくさんの野鳥などが死亡していたら、お近くの都道府県や市町村役場にご連絡ください。

○ 日常生活において野鳥など野生動物の排泄物等に触れた後には、手洗いとうがいをしていただければ、過度に心配する必要はありません。

○ 野鳥の糞が靴の裏や車両に付くことにより、鳥インフルエンザウイルスが他の地域へ運ばれるおそれがありますので、野鳥に近づきすぎないようにしてください。特に、靴で糞を踏まないよう十分注意して、必要に応じて消毒を行ってください。

○ 不必要に野鳥を追い立てたり、つかまえようとしたりするのは避けてください。

鳥インフルエンザウイルスは、野鳥観察など通常の接し方では、ヒトに感染しないと考えられています。正しい情報に基づいた、冷静な行動をとれば、過度に心配する必要はないようです(しかし養鶏業者等にとっては死活問題ですね)。

高等教育コンソーシアムにいがた理事会開催

皆さんは高等教育コンソーシアムにいがたをご存じでしょうか?昨年度以前より本ブログを読んでいただいていた方なら、「知っている」という方もいらっしゃると思います。昨年度のこの時期の理事会は、本学が幹事校(私が令和元,2年度の高等教育コンソーシアムにいがたの副会長となっているため)となって懇親会を含めて準備し、村上市内にある瀬波温泉の旅館にて開催いたしました。

当時のブログhttps://nur.ac.jp/president_blog/diary/1439/

高等教育コンソーシアムにいがたとは、新潟県のすべての高等教育機関が集まってできた組織です。そして、そのスケールメリットをいかし、相互に連携・協力していくことにより、大学等全体の教育・研究の質的向上と発展を実現し、地域における『知の拠点』として、その存在感を高めていくことを目的としています。なお、現在、新潟県内には高等教育機関が29(大学21(国立3、公立3、私立14、放送大学1)、短大5(私立)、大学院大学2(私立)、高等専門学校 1(国立))あります。新潟県の大学数の多さは、全国の都道府県の中でも上位にランクインされます。一方、高校生の大学進学率は低迷しており、専門学校進学率は全国トップという現状があります。

理事会は各機関の長(学長、校長)により構成される審議・決定機関で、毎年2回開催されます。第一部が審議事項、報告事項、第二部が意見交換会というのが通常時の流れでした。しかし、今年度は対面での開催が中止となり、12月9日に、各校をオンラインで結んでの会議となりました。懇親会は中止です。メインの意見交換会のテーマは、「各高等教育機関のコロナ禍における運営について(教育を中心に)」でありました。各校の特色ある取り組み、また共通した取組等の現状を直接、知ることができました。同じ新潟県の大学であっても、規模や立地等の条件により、授業運営の方針(対面、遠隔、ハイブリッド)等がまったく異なっていることを確認できました。どの大学も手探りで、さまざまな工夫をしている、それぞれの苦労話も聞くことができました。今年の大学運営は、例年にも増して本当に大変です…

しかし、一番大変なのは、学びのスタイルが急変した学生たち。そして入試改革のスタートとも重なった受験生と思います。皆さんが、このような時でも、良質な学びを続けていくことができるようにするためには、どのようにするのがいいのか、私は日々考え続けており、学内教員との議論も、いつまでも尽きることがありません。