第5回村上市との連携協議会開催

11月7日(木)午前中、村上市役所4階大会議室において、「村上市と新潟リハビリテーション大学との第5回連携協議会」を開催(学長が招集)いたしました。当日の出席者は、市側からは副市長をはじめ11名、本学側からは7名でした。2015年の7月に村上市と包括連携協定を締結させていただき、それ以来、毎年、定期的に開催している協議会であります。

本学の地域・産学連携推進室長が司会進行役となり、最初に双方の出席者の代表(市側:副市長、大学側:学長)による挨拶の後、出席者全員が自己紹介を行いました。次に本学事務局長より本学の現状(学部生・院生の入学者数、入学者の出身地、卒業生の就職先等)について、説明いたしました。

その後、あらかじめ本学が設けた7つの協議事項について意見を交換したり、大学運営に対する、村上市の更なる協力をお願いしたりしました。

大学関連の専門用語等を含んだ資料を用いての協議であり、分野外の一般の方々にとっては難しい内容も多くあります。このため、今年度は事前に資料を市側に渡して、十分に目を通しておいていただき、意見もある程度、まとめておいていただきました。そういった準備が功を奏し、例年にも増して活発な協議ができました。

また、今年6月に発生した山形県沖地震のほか、大雨など大規模な自然災害が、近年、多くなっていることや、予定していた村上市との防災訓練が、昨年度・今年度とも、悪天候や地震災害の検証等のために中止になったこと等を絡め、今後は防災面での連携も強化していくことについて、再確認いたしました。

同日、11月7日(木)午後は、本学と同一法人の姉妹校である新潟看護医療専門学校村上校で「ともしびの灯(戴帽式に変わる儀式)」が行われましたので、お祝いに行ってきました。臨地実習に初めて臨む学生たちが、これから看護師として歩んでいく決意を胸に、各々がナイチンゲール像の前まで進み、「ともしびの灯」を持ちながら「自らが目指す看護師」の目標を唱え誓いました。その後、学生たち全員で「ナイチンゲール誓詩」を唱和しました。「ナイチンゲール誓詞」は、看護師や医師としての倫理を己れに誓うものであります。現代においても医療に携わる者にとって、基本かつ重要な事柄を突いているものであり、患者さまに接するにあたって、力の限り誠意を尽くすことは医の倫理や看護の原点であるとも言えましょう。看護学生の皆さん、隣地実習は学内での座学と勝手が違うことも多くあると思いますが、理想とする看護師像を目標に、頑張ってくださいね。

内部質保証

11月11日(月)の学内全教職員を対象としたFD/SD研修会では、「大学基準について~内部質保証を中心に~(大学基準協会認証評価受審に向けて)」というタイトルで、講師を務めさせていただきました。最低7年ごとに受審が義務づけられている外部認証評価を、本学は2020年度に受審する予定で、今年度が提出書類等の準備年度になっています。

研修会では、最初に、大学基準協会が設けている10の大学基準(1[理念・目的] 2[内部質保証]3[教育研究組織]4[教育課程・学習成果]5[学生の受け入れ]6[教員・教員組織]7[学生支援]8[教育研究等環境]9[社会連携・社会貢献]10[大学運営・財務])について解説し、そのうち、特に重要でありながら、わかりにくい「内部質保証」の概念についてお話しいたしました。

 内部質保証のシステムをうまく機能させるためには、学修成果を向上させ、可視化するための取り組みが重要です。その基盤となるのが、「卒業認定・学位授与の方針」 (ディプロマ・ポリシー)「教育課程編成・ 実施の方針」 (カリキュラム・ポリシー)及び「入学者受入れの方針」(アドミッション・ポリシー)という、いわゆる3つのポリシーです。これら3つのポリシーは、大学が自らの理念を常に確認しながら、教育の不断の改革・改善に向けたサイクルを回す起点となるものであり、本学も現在、従来からある3つのポリシーの検証作業を行っている最中です。

ここまでをまとめると、「大学は、内部質保証システムをうまく機能させ、3つのポリシーに基づく体系的で組織的な大学教育を、点検・評価を通じた不断の改善に取り組みつつ実施することにより、学生の学修成果を向上させ、学位授与にふさわしい人材を育成し、社会へと送り出すことが求められている」ということになります。

<3つのポリシーの意義>①大学が、自らの定める目標に照らし、諸活動について点検・評価を行い、その結果に基づいて改革・改善を行い、その質を自ら保証する営み(内部質保証)を教育活動において確立するための指針となります。 ②体系的で組織的な大学教育の実現に向け、これに関わる全ての教職員が、どのような教育を行い、どのような人材を輩出するのかを共通理解し、連携して取り組むことを可能とします。 ③大学の持つ資源の戦略的・重点的な配分の企画立案、実施に効果的に活用できます。 ④高等学校卒業生だけでなく、留学生や社会人を含め、これまで以上に多様な学生を受け入れるに当たり、大学がどのような個性・特色、魅力を持ち、どのような有為な人材を育成できるかということを対外的に示すことができます。

 内部質保証で求められるものとしては、上述した「質の向上(大学教育の実質化のための改善メカニズムの構築)」のほかに、「説明責任(大学教育が一定水準にあることのステークホルダーへの説明・証明)」があり、この2つが重要な柱となります。

説明責任としての情報公開を行うとは、「教育情報、自己点検・評価や学外者による検証などの結果、こうした検証結果に基づく中期的戦略計画など」を公表することであり、これにより、「自らの教育が一定水準にあること、大学教育の質の向上を目指して努力していること」の説明・証明となります。本学では、すべてのステークホルダーに対し、ホームページ上で必要な情報を公開しているほか、学生の保護者様に対しては、毎年秋に開催している全学年全専攻対象の保護者会(今年度は10月26日(土)に実施済み、欠席された方には、当日に配布した資料及び議事録等を郵送させていただきました)や、新入生にあっては入学式後に、さまざまな情報をお伝えしています。

「内部質保証」については、「外部認証評価受審のために強化する必要がある」ということだけではなく、今、大学が求められている最も重要な点検・評価事項であり、その中身は日々実践していることであります。また、外部認証評価についても、「書類準備や実地調査に、関わる・関わらない」に関係なく、大学全体で、すべての構成員がこれまで行ってきた、様々な取り組みについて全構成員で評価を受ける、そしてその評価をもとに、よりよい大学づくりを行っていく、という心構えで臨むことが大切と考え、全教職員の協力を求めています。

 

第3回(新潟県)ヘルスプロモーションプロジェクト推進会議

10月31日(木)に、第3回ヘルスプロモーションプロジェクト推進会議が新潟県医師会館大講堂において開催され、推進委員となっている私も出席してきました。

新潟県において立ち上げられた本プロジェクトは、すべての世代が生き生きと暮らせるよう「健康立県」を目指し、県民の健康寿命を延伸し、新潟県が全国トップクラスの健康寿命を実現することを目的としています。このため、様々な分野の関係機関が連携した健康づくりの県民運動「ヘルスプロモーションプロジェクト」を展開し、機運醸成を図っていきます。

事業の概要は、県民自らが健康状態に関心を持ち、健康づくりに取り組みやすい環境づくりを行うため、スローガンや健康づくりに関する各分野(食生活、運動等)の目標及びキャチフレーズを掲げ、県民運動の普及啓発等を行うことで、県民一人ひとりに健康づくりの取り組みを浸透させる事業を展開していくことであります。

第3回となる会議は、花角県知事の挨拶に始まり、米澤副知事の司会のもと、公開制で行われました。次第は次の通りでした。(1)報告    ア スローガン・ロゴマークの県民投票結果について    イ 普及啓発の実施状況   (2)議事    ア テーマ別キャッチフレーズ及び今後の活用について    イ 県民運動の推進につながる会議構成団   体の取組について

まず、県民運動のためのスローガン・ロゴマークの県民投票結果について報告がありました。これについては、すでに、テレビ等でも広報されているので、新潟県に在住の方はご存じと思いますが、スローガンは「はじめよう、けんこうtime」、ロゴマークは新潟県の形をモチーフにした青色のものとなっています(ロゴマーク等の利用規程は、ワーキンググループにおいて現在作成中とのことです)。普及啓発については、9~11月のイオンなどのスーパーにおけるキャラバンやトークショーの開催が主なものとして予定されているようですが、啓発活動については、引き続き来年度以降も行っていくとのことでした。

議事については、事前に各委員から書面での意見提出が求められていました。事前に示されたテーマ別キャッチフレーズは、5分野にわたるものであり、次の通りに決まりました。

・食生活: からだがよろこぶ、一皿を足そう。

・運動: 意識ひとつで、すべてが運動になる。

・デンタルケア: あなたのための、歯のプロを。

・たばこ: たばこのない一服もある。

・早期発見・早期受診: 健診・検診で未来の自分を、みつめよう。

最後に県民運動の推進につながる会議構成団体の取り組みについての紹介がありました。なお、構成団体は、保健・医療・福祉関係団体、教育関係団体、健康づくり等関係団体、経済団体、行政機関、報道機関等となっています。事前に提出した資料から発表団体が選出され、本学も教育関係団体の代表として、発表の機会を得ることができました。発表団体は次の通りでした。①保健・医療・福祉関係団体: 新潟県薬剤師会 ②教育関係団体: 新潟リハビリテーション大学 ③健康づくり等関係団体: 新潟県スポーツ協会(新潟県健康づくり・スポーツ医科学センター) ④経済団体: 新潟県商工会連合会 ⑤行政機関: 関東信越厚生局新潟事務所 ⑥報道機関: 新潟テレビ21(UX)

本学からは、転倒予防教室、食べる力をつける教室、認知症カフェ、小学生の体験学習、こころとからだの健康づくり研究センター、食生活改善推進委員とのコラボ行事等について、簡略に紹介させていただきました。