前学長の野田忠氏が瑞宝中綬章を受章されました

本学の第2代学長で名誉教授の野田 忠(のだ ただし)氏が、令和元年春の叙勲において瑞宝中綬章を受章されました。初代学長の大澤源吾氏に続いて、本学で2人目の受章となりました。本学ホームページのNews & Topicsに、本情報とご本人のお写真も掲載されていますので、あわせてご覧ください。https://nur.ac.jp/news/7566/

野田氏について、少しご紹介させていただきます。

野田氏は、神奈川県に生まれ、東京医科歯科大学歯学部をご卒業された後、東京医科歯科大学歯学部附属病院小児歯科助手、歯学博士の学位取得、国立小児病院歯科医長、新潟大学歯学部助教授、同教授、新潟大学歯学部附属病院長などを歴任されたのち、平成19年3月に新潟大学を定年退職されました。同年4月から、本学の前身となる新潟リハビリテーション大学院大学教授に就任され、さらに平成23年3月から新潟リハビリテーション大学の第2代学長に就任されました。平成27年3月で学長を退かれましたが、平成28年3月まで客員教授として本学に在籍されました。

野田氏は、私がはるか数十年前に歯学部生だった頃、小児歯科学を教えていただいた恩師でもあります。以下に、国に提出させていただいた功績調書の中から一部抜粋・(言い回しを)改変して、本学に着任される前のご功績の一部をご紹介させていただきます。

野田氏が小児歯科臨床に取り組まれた初期の時代は、患者の洪水の時代でありました。たくさんの患者さまの治療に当たられましたが、特に、国立小児病院では、全身疾患や障害のある子どもさんの歯科治療を行うなど、対象となる患者さまの範囲を広げられました。その後、新潟大学では、歯学部の創設期に着任され、新たに「小児歯科」を開設されました。野田氏を頼りに、青森など遠方から治療に来る患者さまもいらっしゃり、小児歯科の待合室は患者さまや付添のご家族で、いつもあふれ、遅くまで診療されていたのがとても印象的でした。また、新潟県の知的障害者総合援護施設「コロニーにいがた白岩の里」にも関係し、さまざまな障害を持つ児童の歯科治療にも携われました。その間、日本小児歯科専門医、指導医の資格も取得され、平成18年5月には、小児歯科学会賞を受賞されています。

昭和62年3月から、文部省在外研究員として出張され、スウエーデン、デンマーク、フィンランド、ドイツ、フランス、イギリス、アメリカと回られ、各国の小児歯科臨床の現場を視察されました。

研究では、大学院生や医局員たちと、小児歯科はもちろん、解剖学、生理学、生化学、病理学の研究室と連携して臨床のみならず基礎研究も行われました。小児の口腔の発育で、吸啜(きゅうてつ(せつ):おっぱいやほ乳瓶からミルクなどを飲む)から咀嚼(そしゃく:固形物をかむ)へと機能発達していく過程を考慮しながら、小児歯科の治療の範囲を広げ、ベースとなる研究も行われました。同時に歯の萌出障害に関連する論文や著書を多数発表されました。当時口腔生理学講座に在籍していた私は、小児歯科学講座から派遣されてくる大学院生たちといっしょに基礎研究をさせていただきました。

教育では、新潟大学の学際的オムニバス科目である、「食べる」という科目のコーディネートを担当されました。「食べる」は、100人の定員のところ、1,000人の受講希望者が集まるほど盛況でした。さらに、その講義内容をまとめ、「食べる」「続食べる」「食べる 成育編」「新潟発 食べる」「食べる 介護編」の小冊子を編集出版されました。私も「食べる」のオムニバス教員として講義の一部を担当させていただき、小冊子も分担で執筆させていただきました。なお、「食べる」で、野田氏は、平成17年度の新潟大学教育褒賞を受賞されています。

以上、ご功績のほんの一部のみを紹介させていただきましたが、野田氏は、小児歯科をベースに、診療、研究、地域貢献など、多方面にわたって貢献されてきており、その功績は非常に顕著なものがあります。

最後になりましたが、このたびの受章、まことにおめでとうございます。今後もお元気で、ますますのご活躍を祈念しています。

東北師範大学人文学院ご一行を歓迎いたしました

新年度の慌ただしさにかまけて、すっかり、ブログの更新を怠っていました。4月中にあった主な出来事等を、連休中に少しずつ掲載していきたいと思います。

まずは、10日ほど前のことになりますが、4月17日、隣国の中国(吉林省長春市)より、東北師範大学人文学院(东北师范大学人文学院)の理事長 穆樹源様、人文学院院長 呂英華様、福祉学部健康福祉学院院長 劉玉錦様、健康福祉リハビリテーション学科主任 劉世文様、国際交流処通訳 橋本新往様 ご一行が来学され、歓迎・交流の場を設けさせていただきました。大学ブログにもレポートがありますので、ご覧ください。https://nur.ac.jp/blog/region/2595/

東北師範大学人文学院とは、2017年12月6日に、日中共通教育プロジェクトに関する協定を締結しております。協定に基づいて、お互いの学生や教員の交流を活発にし、国際的にも優れた医療人の育成を目指していくべく、意見交換を行いました(写真)。その後、本学の学内実習等の授業も見学いただきました。

当日は素晴らしい晴天になりました。桜もちょうど満開でした。村上市内観光も満喫され、宿では、美しい日本海と夕日、夕焼けを鑑賞されました。

本学に来学される前には、仙台市にある東北福祉大学を訪問され、本学の後は、千葉市にある淑徳大学を訪問されるとのことでした。両校とは、以前より協定・交流があり何度か訪問されたことがあるとのことで、今回は、初の訪問となる本学を楽しみにされていたと聞き、うれしくなりました。

翌18日は、村上市長を表敬訪問され、新潟駅から上越新幹線経由で千葉に向かわれました。日本での旅程は、さらに続き、その後も各地への訪問を計画されているようでした。

県知事と県内学長との懇談・懇親会がありました

桜の次はチューリップです。新潟の春は、カラフルな花々が私たちの目を楽しませてくれます。写真は昨日4月21日の新潟ふるさと村(新潟市)の花畑(チューリップガーデン)の風景です。新潟港開港150周年を記念して、新潟港を発展させた商船「北前船」を「50,000本・32品種」のチューリップで表現してあるそうです。今年は春先に暖かい日が続いたこともあり、例年より早い見頃を迎えているようですが、まだしばらくは楽しめると思います。チューリップは新潟県の花(昭和38年8月23日制定、切り花出荷量全国1位、球根出荷量全国2位)であります。

その新潟県の第21代知事に花角英世知事が就任されてから、10ヶ月ほど経ちましたが、去る4月10日に、高等教育コンソーシアムにいがた初の試みである、県知事と県内学長との懇談・懇親会が、ホテルイタリア軒(新潟市)で開催されました。同コンソーシアムでは、知事との懇談の企画は、前の知事の時代よりあったのですが、種々の理由により、実現できずにいたのでした。当日は冷たい雨が降りしきり、また、新学期が始まったばかりの忙しい時期でしたが、学長の出席率は良好でした。

懇談会は予定時間をだいぶ超過するほど盛り上がりました。新潟県の人口減少問題を切り口に、どのようにしたら若者を県内に定着させられるかについて、大学の魅力向上、産学官連携、地域貢献の事例紹介を元に、学生確保の方策について議論しました。さまざまな事例紹介を聞かせていただき、どの大学も、特色ある良い取り組みを行って、苦労しながらも学生確保のための努力を惜しまずに一生懸命行っているということを改めて確認することができました。しかし、新潟県人の気質も影響し、概してアピール・広報の仕方がうまくなく、受験生ほか県民全体に、効果的に伝わっていないのではないか、という意見も多く聞かれました。

懇談会後は、立食形式の懇親会が催されました。本学は今年度、コンソーシアムの副会長校ということから、私は懇親会の冒頭の挨拶を担当させていただきました。その恩恵もあり? 会の最初から、本学のことなどについて、知事とお話しさせていただくことができました。

*高等教育コンソーシアムにいがたは、新潟県内の大学等が相互に連携・協力し、教育・ 研究の質的向上と発展を実現する組織であり、県内全大学長等が理事となっています。コンソーシアムとは、共同事業体のことです。

初代大澤源吾学長に名誉教授の称号を授与しました

本学の前身である新潟リハビリテーション専門学校学校長、新潟看護専門学校(現 新潟看護医療専門学校)学校長、そして、新潟リハビリテーション大学院大学時代の初代学長(H19.4~H22.3)及び新潟リハビリテーション大学の初代学長(H22.4~H23.2)を務められました、大澤源吾先生に、平成31年4月1日付で、本学第3号となる名誉教授の称号を授与させていただきました(写真左 花束授与後のスナップ写真 大澤先生と私)。

大澤先生は平成31年3月31日まで、教授として、新潟リハビリテーション大学、並びに新潟看護医療専門学校、新潟看護医療専門学校村上校において、長きにわたり学生教育に努めていらっしゃいました。さらには、研究に、管理運営にと、多大なるご尽力をいただいております。その功績は、平成28年秋の叙勲においても称えられ、瑞宝中綬章を受章されていらっしゃいます。(写真右 当時の記念祝賀会時のひとこま)https://nur.ac.jp/news/2515/

今後もご健勝にてご活躍いただくことを祈念申し上げます。

平成30年度卒業証書・学位記授与式を執り行いました

3月15日(金)、本学と新潟看護医療専門学校村上校合同の「平成30年度卒業証書・学位記授与式」を村上市民ふれあいセンターで執り行いました(写真左)。当日は、数日続いていた冬型の気圧配置がようやく緩み始め、肌寒さは残るものの徐々に晴れ間が広がり、卒業生・修了生を送り出すにふさわしい日となりました。式の様子は、当日夕方、NHKテレビのニュース(新潟版)で2分弱にわたり紹介されました。本日(17日)現在、NHK新潟放送局のウェブサイトにニュースと同じ内容の動画もあがっています。

式の後は瀬波温泉の宿に移動し、大学院謝恩会、そしてさらに別の温泉宿に移動して、学部謝恩会と続きました。東京サテライトキャンパスで学んでいた大学院生たちも村上での式と謝恩会に出席してくれました。院生からは、大きく美しい花束をいただきました(写真右、花瓶に生けた花束)。

以下に、学長告辞を掲載いたします。

モノクロだった景色に、草木の緑や土の色が加わり、冷たく凍っていた川は、さらさらと優しく流れるようになりました。春寒の残っている冷たい空気の中にも、さまざまな息吹が感じられ、旅立ちにふさわしい季節がやってきました。

本日、新潟リハビリテーション大学の教職員一同は、医療学部を卒業される皆さん、そして、大学院修士課程を修了される皆さんを送り出す日を迎えました。それから、北都健勝学園が目指す同じ理念のもとで学びを深めてきた、新潟看護医療専門学校村上校を卒業される皆さんも、いっしょにお祝いさせてください。

このよき日に、ご来賓の皆さま、そしてご家族、地域の方々、関係者の皆様には、お忙しいところ、ご列席くださいまして誠に有難うございます。

私たち教職員は、卒業生・修了生とのたくさんの思い出を抱え、名残が尽きない気持ちでいっぱいですが、心から祝福して送り出したいと思います。卒業生、修了生の皆さん、おめでとうございます。また、ご家族や関係者の皆様にも、心よりお慶びを申し上げます。これまで、本学に賜りましたご支援とご協力に改めまして感謝申し上げます。

卒業生、修了生の皆さんは、これから新しい道へと進んでいかれます。臨床現場に入って患者さまと真剣に向き合われる方、あるいは、さらに学びを深めてステップアップを目指す方、そのほかにも、皆さんのこれからの人生には、さまざまな可能性が広がっています。どの道を進むにしても、新たな道へ歩んでいくために、本学から巣立っていくという、一区切りの日を迎えることができたのは、これまでの皆さんの努力によることはもちろんですが、ご家族の方々をはじめ、諸先生方、友人たち、地域の方々、その他、多くの方々の温かい愛情と限りないお力添えのお陰だということをどうか忘れないでください。そして、本学で学んだことを活かし、本学の卒業生・修了生としての自覚と自信を持って挑戦を忘れることなく今後の人生を送っていただきたいと思います。

受け身ではなく、自ら進んで調べ学んでいくという、主体的な学びの姿勢が求められた大学では、楽しいことばかりではなく、時には思い通りにならずに挫折をしたり、投げ出したくなったり、多くの研鑽や努力を必要とする辛い日々もあったことと思います。しかし皆さんは、さまざまな試練を乗り越えて、今日の日を迎えることができました。まずはそのことに自信を持って進んでいって下さい。

さて、皆さんがこれから向かっていく社会は、少子高齢化や人口減少がいっそう進み、さらにはグローバル化の波が押し寄せ、人工知能、ロボット、再生医療など新たな科学技術が進展し、私たちの生活環境や就業形態が、大きく変化していくことが予想されています。いわゆる、Society 5.0と呼ばれる超スマート社会となり、ICTやIOTが人や物をインターネットに繋げ、人工知能やロボットが多くの仕事を代替するようになり、お互いの顔が見えなくなるかもしれません。しかし、そのような社会こそ、人と人とが実際に触れ合い、真摯に向き合うことが大切になると思います。皆さんが目指す医療・保健・福祉あるいは教育・研究の世界においては、なおさらのことです。人の心を読み取り共感し、優しく温かい心を通わすことが必要な本領域の業務は、いつまでも世の中から必要とされます。皆さんが選んだ道は、まさしく、人でないと目的を達成することができない大切な道です。

本学園では、創設以来「人の心の杖であれ」を理念に掲げ、知識や技術だけではない、細やかな心遣いで患者さまやご家族をはじめ周囲の方々をしっかりと支えていけるような、人材を育成してきました。これまで皆さんが培ってきた知識、技術、そして優しさや思いやりをさらに成長させ、どんな場面でも決して諦めないで挑戦を続けていく強い心を養うと共に、医療人としての崇高な倫理観を今後も育んでいってください。

私自身の人生を振り返ってみても、困難に出会った時は、相談に乗ったり助けてくれたりする人の存在、大学で学んだことや社会での経験などが役に立ちました。心折れることなく、挑戦を続け、勇気をもって困難に立ち向かってこそ、満足のいく人生が送れるのではないかと思います。

さて、本学は、学園の伝統ある専門学校教育を土台として発展させ、平成19年度に大学院だけをもつ新潟リハビリテーション大学院大学として開学したのち、平成22年度に医療学部を増設して、新潟リハビリテーション大学という現在の姿になりました。大学になった平成22年度当初の医療学部は、リハビリテーション学科の中に理学療法学専攻と言語聴覚学専攻の2専攻のみが存在しましたが、現在までに、作業療法学専攻とリハビリテーション心理学専攻を増設し、全部で4専攻となりました。そして、最後に立ち上げたリハビリテーション心理学専攻でも、今年度初めての卒業生を送り出します。一方、大学院修士課程でも平成19年度当初は、リハビリテーション研究科リハビリテーション医療学専攻の中に、摂食・嚥下障害コースと高次脳機能障害コースの2コースのみが存在しましたが、現在までに、運動機能科学コース、心の健康科学コース、言語聴覚障害コースを増設し、全部で5つの履修コースとなりました。そして、平成28年度からは、東京の交通至便な場所に、社会人向けのサテライトキャンパスを開設しています。そこでは、全国各地から向学心あふれる学生たちが集い、高度で専門的な特色ある学びを実践しています。今日も、この式には、2期目となる修了生たちが遠方から列席してくれています。今後も時代のニーズに応え、地域の方々に必要とされ、研究に裏打ちされた教育機関となるよう、さらなる改革や改編を進めて参ります。大学をとりまく地域社会や産業界との連携も強化していきたいと考えております。

そのためには、卒業生・修了生の皆さんにも協力していただき、皆さんといっしょに歩んでいく大学でなくてはなりません。今後とも新潟リハビリテーション大学に対して強い思いを持ち続けていただきたく、お願い申し上げます。皆さんは、これからの人生の中で困難に直面し、解決のための相談やアドバイスが必要になることもあるでしょう。その時には本学のことを思い出して、遠慮なく戻ってきてください。本学は、皆さんが適切な解決策を見出し、ピンチをチャンスに変えるためのお手伝いや応援をする場であり続けたいと考えています。今日の卒業式・修了式は、新しいスタートラインにつく皆さんと、さらにつながりを強めていくための一区切りの式と捉えてください。

最後になりましたが、皆さんが、健康であり続けるとともに、これからも不断に学び続け、希望に満ちた明るい未来を切り拓いていき、大きく飛躍して多方面で活躍されることを心より祈念し、私の告辞といたします。

本日は卒業・修了おめでとうございます。

平成31年3月15日     新潟リハビリテーション大学長 山村 千絵

 

 

スケートパーク視察とトップアスリート認定式出席

本学のある村上市は、東京オリンピック・パラリンピックの正式種目となった「スケートボード」に出場できる選手の育成や地域活性化を目指し、「村上市スケートパーク」の建設を進めています。同施設は、この3月下旬に完成が予定されているとのことですが、先週3月5日に、完成間近で工事中の現場を視察する機会がありました。ヘルメットを着用して、関係者数名とアリーナ等を見学させてもらいました(左写真)。

完成すれば、屋内型の施設としては日本最大級の規模となるとのことで、国内外のスケートボード選手が集い、村上市がスケートボードの聖地となるよう整備を進めているとのことでした。また、オリンピック種目となる「ストリート(街にあるような階段や手すり、縁石やベンチ、壁や坂道などを模した直線的な構造物を配したコースで技を競う:左写真の向かって左半分)」と「パーク(大きな皿や深いお椀をいくつも組み合わせたような、複雑な形をした窪地状のコースで技を競う:左写真の向かって右半分)」ともに、アリーナに設置されるとのことでした。

スケートボード施設のほかにバランス感覚が養えるボルダリング(クライミングの一種で最低限の道具で岩や石、人工の壁面を登るスポーツ)、スラックライン(細いベルト状のラインの上でバランスを取る)の設備をあわせて整備されるほか、構造材および仕上げ材に村上市産杉材を使用しているとの説明もありました。

同日に、一般社団法人健康ビジネス協議会(本学も会員となっています)が、新潟から世界へ通用するトップアスリートを育成・輩出し続けるための取組であるNWS(Niigata of Ween the Sports Support System:未来を担うスポーツ選手をサポートする制度)プロジェクトの一環として、NWSトップアスリート認定式を村上市瀬波温泉の旅館で開催しましたので、そちらにも出席してきました。

選手が世界トップレベルへの挑戦を続けるために必要な遠征手配、資金管理、競技生活と教育の両立、怪我の不安の除去、競技生活後の生活の安定など、様々な課題に対して選手のニーズを聞き入れながら多方面から支援するとのことです。

今回の認定式では、トップアスリートとして、「パーク」種目での日本選手権で去年、優勝した笹岡建介選手(右写真の前列右から3人目)が選ばれました。また、ジュニアの選手や選手を育成するチームも認定され、健康ビジネス協議会の会長より一人一人に認定証が手渡されました。その後の記念撮影で、私も認定された選手たちといっしょに写ることができました(右写真:私は後列左から4人目)。

本学は、スポーツ選手たちの身体と心の両面を支えることができる人材も育成しており、毎年、学生や教職員が、村上・笹川流れ国際トライアスロン大会をサポートしている実績もあることから、今後、スケートボード選手たちの支援にも様々な面で関わっていけたらと思っています。

私立大学戦略的研究基盤形成支援事業 本学の研究成果報告書が文部科学省ホームページで紹介されています

「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」とは、一躍有名になった「私立大学研究ブランディング事業」の前身となる事業で、平成20年度から27年度開始分まで申請を受け付けていたものです。本学は、私が学長に就任が決まった直後、すなわち、本事業申請受付の最後の年に、本学学長の任期でもある3年間の事業計画として初申請し、平成27~29年度の事業として採択をいただくことができたものです。

研究テーマは「地域高齢者の日常生活機能を向上させるプロジェクト」で、それ以前から本学で開設されていた「転倒予防教室」と、新たに開設した「食べる力をつける教室(学長ブログでも、たびたび紹介してきました)」での取り組みを核に、本学近隣地域にお住いの高齢者の健康の維持向上を総合的に支援する事業でありました。

今年度はじめに3年間の研究成果をまとめ、文科省に報告書等を提出していましたが、先日、文科省のホームページを確認しましたら、報告書の概要と報告書(各大学の研究紹介ページにリンクしています)が掲載されていました。他大学の成果も一覧で掲載されていますので、あわせてご覧いただけましたら幸いです。
平成25年度採択(5年計画) 54課題42大学
平成27年度採択(3年計画) 13課題13大学

私立大学戦略的研究基盤形成支援事業 研究成果報告書の概要(平成30年度)
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shinkou/07021403/002/002/1410545.htm

私立大学戦略的研究基盤形成支援事業 研究成果報告書(平成30年度)
http://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shinkou/07021403/002/002/1410547.htm

出典:文部科学省ホームページ (http://www.mext.go.jp/)
1.事業の目的
本事業は、私立大学が、各大学の経営戦略に基づいて行う研究基盤の形成を支援するため、研究プロジェクトに対して重点的かつ総合的に補助を行う事業であり、もってわが国の科学技術の進展に寄与するものである。
2.事業の内容
各大学が最先端の研究や地域に根差した研究などの観点から研究プロジェクトを計画・申請し、文部科学省が審査の上で選定を行い、当該プロジェクトを遂行するための研究拠点に対して、研究施設・設備整備費や研究費を一体的に補助する。

福祉英語検定試験は優秀な成績で合格者多数でました

去る12月9日(日)にNPO法人 医療・福祉英語検定協会主催の第35回福祉英語検定試験が実施されました。本学からは医療学部リハビリテーション学科全専攻の1年生から多くの学生が受験をし、結果を待ちわびていましたが、このたび、とてもうれしい知らせが届きました。

福祉英語検定試験は福祉・医療分野に特化した英語試験として開発されたもので、現在は3級と4級のみが存在しているそうです。また、これまでに、1万人以上が受験している実績のある検定とのことです。

3級合格のために必要な英語スキル(同協会ホームページによる)は、「福祉関連の英語の基礎知識と読む力を有している。」ことであり、具体的には、「英語の日常的言い回しが理解できる。」「福祉分野の専門用語、概念を英語で理解できる。」「福祉分野の基本的な英文、記事、業務日誌などを読んで理解することができる。」となっています。

本学では、学部入学者に対し、入学式前のオリエンテーションの日に、英語のプレースメントテスト(クラス分け試験)を実施しています。そして、英語の授業では、テスト結果に基づいた能力別クラス編制を行って、医療現場での実用的な英語力が身に付くようにしています。

試験結果ですが
4級
医療学部リハビリテーション学科1年生17名受験17名合格(合格率100%)
学内成績1位 リハビリテーション心理学専攻 小川さん 全国1位
3級
医療学部リハビリテーション学科1年生28名受験26名合格(合格率93%)
学内成績1位 リハビリテーション心理学専攻 佐藤さん 全国2位
という、すばらしい成績でした! おめでとうございます。

次年度より大学院のカリキュラムをより充実させます

以前のブログでも記載いたしましたが、平成31年度より大学院のカリキュラムをより充実させるべく内容を更新いたします。文科省への学則変更届も済んでいます。変更の要点は次の通りですので、興味のある方はお問合せ・出願いただけましたら幸いです。なお、本大学院は村上キャンパスのほかに東京サテライトキャンパスを設置していますが、下記の内容は村上キャンパスのものとなります。東京サテライトキャンパスでは社会人の方のみを対象に、高度で専門的な授業・研究指導を展開しています。

以下、村上キャンパスの内容
1, 留学生、社会人、学部新卒者といった、大学院入学前の学修背景や実務経験等が異なる多様な学生たちのいずれもが、各自の興味がある分野を中心に学ぶことができるよう、柔軟なカリキュラムに変更いたします。具体的には、背景に限らず誰もが履修しなければならないような必修科目は極力減らし、所属するコースの専門科目を中心に、他コースの専門科目も自由に履修できるよう、専門領域においても選択できる科目の幅を増やします。そして、選択科目においては、主に留学生に履修していただきたい科目なのか、社会人に履修していただきたい科目なのか等、主とする履修対象者を、講義概要冊子のカリキュラム一覧表の中で明示いたします。各自が履修計画を立てる際に履修科目を選びやすくなるとともに、学びも広がり、さらには実際に受講した際の満足度も高くなると考えます。

2,心の健康科学コースにおいて、公認心理師国家試験受験資格を満たすために、大学院で修得すべき科目を整備します。学部での学びから、発展してつながる形に設定してありますが、本学出身者のみならず、他大学学部等で心理学を学んだ方の資格取得にも対応可能です。なお、同コースでは、国家資格取得を目指さずに、心理学の学びを深めるのを主目的とする方向けのカリキュラムも、同コース内にこれまで通り用意してあります。

3,言語聴覚障害コースにおいて、大学院修了要件と言語聴覚士国家試験受験資格要件を分離することにより、カリキュラムをスリム化(多くの科目を必修科目から選択科目に変更)します。同コースでも大学院の修了要件単位数は、他のコースと同様に30単位以上と、今年度(開設初年度)の修了要件単位数より大幅に少なくなるため、学びやすくなります。同コースでも、各自のこれまでの学習背景に基づき、柔軟に履修科目を選択できるように設定しなおしています。すでに言語聴覚士以外のリハビリ関連国家資格を所持されている方は、本大学院でのプラスアルファの学びにより、もうひとつ「言語聴覚士」という国家資格を目指す、すなわち履修の仕方によっては、修士の学位と国家資格の両方を手に入れることが、これまでより容易にできるようになると考えられます。

なお、大学院入学を考えていらっしゃる方で、具体的な新しいカリキュラムの予定を知りたい方は、本学大学院学務委員会までお問い合わせください。

作業療法学専攻のプロモーション動画をご覧ください

平成30年度新潟県大学魅力向上支援事業において、本学が申請した課題「村上地域の伝統産業と食産業を活用した実践型教育プログラムの試み」が採択されたことは、以前のブログでも記載いたしました。その一環として、本学医療学部作業療法学専攻では、地元村上の酒蔵である大洋酒造様との連携により「作業活動分析と作業環境の改善」と題した活動を、村上高等職業訓練校様との連携により「村上木彫堆朱の作業療法における木彫の手法への応用」と題した活動を実施いたしました。

それら一連の活動を動画に記録し、You Tubeにアップしていますので、ご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=o6G9PwEPMfQ

また、同事業における、もうひとつの取り組みとして、「認知症カフェでの回想法による認知機能の向上」と題した活動を、今週末の8日(土)に実施いたします。もう少し具体的に言うと、本学が毎月1回、定期的に開催している認知症カフェへの参加者と本学の学生がいっしょに、甘酒製造者(前出の大洋酒造様)から甘酒に関する講話を聞き、甘酒を飲み、その前後でどのような感情や認知機能の変化があるのかを語り合い、認知機能の変化について調査していきます(回想法)。当日は雪の予報で悪天候が予想されますが、参加される方はお気を付けてお越しください。多くの皆さまのご参加をお待ちしています。

なお、認知症カフェという名称ではありますが、認知症の当事者の方々や、ご家族・関係者の方々のみならず、一般の方々にも認知症の予防のためにということで、ご参加いただいています。お気軽にどうぞ。