昨年度末に、文部科学省の「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」に、地域に根差した研究プロジェクトとして私が研究代表者となって申請していた「地域高齢者の日常生活機能を向上させるプロジェクト」が採択されたとの通知が届きました。今後3年間、本格的に研究プロジェクトを推進することになり、ますます忙しくなりそうです。
文部科学省のホームページには、本事業の目的として、「本事業は、私立大学が、各大学の経営戦略に基づいて行う研究基盤の形成を支援するため、研究プロジェクトに対して重点的かつ総合的に補助を行う事業であり、もってわが国の科学技術の進展に寄与するものである。」とあります。さらに、事業の内容としては、「各大学が最先端の研究や地域に根差した研究などの観点から研究プロジェクトを計画・申請し、文部科学省が審査の上で選定を行い、当該プロジェクトを遂行するための研究拠点に対して、研究施設・設備整備費や研究費を一体的に補助する。」とあります。評価項目は、1.研究プロジェクトの意義と必要性 2.研究内容の妥当性 3.研究組織の妥当性 4.事業費の妥当性ということでした。
私はこの学長ブログで、学長に就任した4月1日の最初の挨拶の中で、「地域の中でキラリと輝き、地域に根差し地域に貢献する大学としての存在価値」について述べ、「教育・研究活動を通じて地域社会へ積極的に貢献していく」ことを抱負として述べていました。今回採択された研究プロジェクトを通じて、地域高齢者の皆様の健康を、より多くの側面から向上させ、高齢者医療・福祉の活性化を望む地域住民の皆様の要望に応え、地域の課題解決に繋げていきたいと考えます。
本学ホームページのトップページにあるNews & Topicsにも、本プロジェクトに関する記事を掲載致しましたので、そちらもご覧下さい。