新潟リハビリテーション大学
 
梅雨、そして夏至

梅雨、そして夏至

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本学敷地内にある新潟リハビリテーションクリニックの入口脇で、紫色のあじさいが大輪を咲かせています。私が、梅雨の季節で真っ先に思い浮かぶ花は、この「あじさい」です。新潟地方気象台は先週金曜日の6月19日、「北陸地方が梅雨入りしたとみられる」と発表しています。平年(6月12日ごろ)より7日遅く、昨年(6月5日ごろ)より14日遅い梅雨入りとのことです。梅雨入りとはいうものの、当地では、これまで雨らしい雨は降っておらず、今週も今のところ週末までは、雨は降らない予想になっています。しかし新潟の梅雨は例年、梅雨入り直後はほとんど降らずに、末期に豪雨というパターンが定着していますので、今年も7月以降にドッと降るのか、ちょっと心配です。

そして、今日は夏至。一年で最も昼が長い日です。村上市の今日の日の出は4時19分、日の入りは19時9分とのことです。帰宅のために大学を出る時刻が、まだ明るい時間帯であるのはうれしいことですが、スクールバス+JR単線の鈍行2路線+徒歩という、家までは長い道のりがあり、事故や遅延、接続のロスなどがなく順調に行った場合でも2時間半は経過するため、すっかり漆黒の夜空となってしまいます。自家用車ならこんなにかからず、時間がもったいない気もしますが、通勤時間を利用して朝なら一日の仕事の段取りを考えたり資料をチェックしたり、夕方なら一日の仕事を頭の中で整理したり明日の準備を考えたりと、車の運転中ではできないことを行うことができます。だから電車通勤も「まあいいかっ」と思って自分自身を慰めています。地方の鈍行列車であっても特定の区間ではとても混雑しています。特に冬場は積み残しが出ることもあるくらいです。そして、運転音がかなりうるさく、大きく激しく揺れます。そのため、もともと字を美しく書けない私が電車の中で厳しく(?)チェックした書類の字は、見事に自分しか読めない状態で、皆さんに迷惑をかけているかもしれません。

さて、リハビリテーション心理学専攻の設置の背景と概要について少し…。本学の教育理念の根幹をなすものは、「人の心の杖であれ」です。「人の心の杖」となるリハビリテーションを目指す本学にとって、疾病や社会的困難に苦しむ人々を支援する心理学を学び研究する場=「リハビリテーション心理学専攻」は、必要不可欠なものであると考えられます。既存の3専攻と連携することで、学生教育には、心理学以外に解剖学や生理学、医学概論等をはじめとする基礎的な医学の知識も身に付けることができるカリキュラムを提供いたします。