今年度、本学の若手研究者(専任教員)が筆頭著者となって、国際学術雑誌に掲載された論文を順次紹介していきたいと思います。トップバッターは、作業療法学専攻の丁子雄希先生の論文です。
丁子先生については、本学ホームページの「SDGsへの取り組み」で紹介していますので、ご覧ください。
https://nur.ac.jp/sdgs/case/goal03/202/
このたびの論文の著者、タイトル、掲載誌、掲載年、巻(号)、ページの情報は次の通りです。
Choji Y, Kobayashi R.: Preliminary analysis of the clinical feasibility of a practice intervention derived from the occupational therapy intervention process model for patients with stroke in the convalescence stage. British Journal of Occupational Therapy. 2023; 86(3): 197-204
https://journals.sagepub.com/doi/abs/10.1177/03080226221135373
<論文の概要>
回復期リハビリテーション病棟に入院する脳卒中の患者さま16名に対して,作業療法介入プロセスモデル(OTIPM)の効果を予備研究にて検証しました。その結果、患者さまの生活満足度、運動技能、プロセス技能、生活自立度に有意な改善がみられました。また、訓練効果には、患者さまの主体的な目標設定が影響していることが示唆されました。
今後の研究のさらなる発展および研究成果を活かした教育の展開を期待しています。