新潟リハビリテーション大学
 
カーレーサー青木拓磨氏講演会

カーレーサー青木拓磨氏講演会

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9月最初の日(昨日)は、元気の出る講演会から始まりました。先のブログで予告した青木拓磨氏の講演会です。写真は、講演会に先だって上映された青木氏のレース映像とそれを見る学生たちです。学生たちは夏休み中であるにもかかわらず、大勢参加してくれました。本学は国家資格を目指す大学であるため、普段の授業が密にあり時間割に余裕がないこともあり、このような全学的な講演会や特別講義、その他の行事等は、どうしても長期休暇中や週末に開催ということになってしまうことがあります。休みが削られて残念かもしれませんが、自主参加行事やボランティア等に参加する学生には、研修ポイントがたまっていき、頑張った学生は表彰されます。何よりも自分自身の成長に役立つと思います。

会の様子は、図書館ブログに多数の写真とともに掲載されていますので、そちらをご覧ください。https://nur.ac.jp/libraryblog/

青木氏は、びっくりするほど明るく前向きでハイテンションな方でした。講演に先立って利用されていた控室が、学長室の隣であり、終始、マネージャーさんとの楽しそうな話し声(中身まではわかりません)や、大きな笑い声が聞こえてきました。他のお客様がこの部屋を利用されても、こんなに賑やかな話し声が聞こえてくることはありません(防音が悪いわけではありません)。

会では自身の体験に基づく力強い数々の名言が発せられ、参加した学生たちの心に深く響いたことでしょう。日本とアメリカのセラピストが障害者にかける言葉の違い…アメリカでは、「さあ、何でもできるよ!これから何をしよう、何がしたい?」「足が使えないなら肩を鍛え筋力をつけよう!肩や腕を鍛えれば、足の代わりになってどこにでも行けるぞ!」…と、声のかけ方ひとつで、人のやる気、気力は変わり、その結果、リハビリの効果も劇的に変わるものです。アメリカでリハビリを受けられた青木氏は身をもってその効果を示して下さいました。

そして、本学にも車いすながら前向きに頑張っている教員がいます。私よりも一回り以上年齢が上の教員ですが、学生から慕われ熱心に指導されています。今のリハビリ技術をもってすれば、障害があっても健常者以上に活躍する可能性は大いにあります。むしろ、その経験が大きなバネとなって活躍されている方々が大勢いますよね。

最後になりましたが、青木さん、レース直前のタイトな日程の中、遠方までお越しいただき感動的な講演をありがとうございました。