新潟リハビリテーション大学
 
学部生と大学院生の一部にPROGテストを実施しました

学部生と大学院生の一部にPROGテストを実施しました

P1010306.JPG

16日(月)5限に、医療学部リハビリテーション心理学専攻の学生と大学院村上本校の1年生を対象として、PROGテストを実施しました。大学院ではおととしから導入していましたが、学部生に実施するのは今回がはじめてでした。本来は学士課程での教育効果を測定するものであるため、学部1年生の段階から継時的に受験していく方が理想的ではあります。私も導入初年度に、何でも自分自身で体験してみるのが一番と思い、受験し結果のフィードバックを受けています。

PROG(Progress Report on Generic Skills)とは、社会で求められる汎用的な能力・態度・志向(ジェネリックスキル)を育成するためのプログラムで、PROGテストは、プログラムの一環として、学生ひとりひとりのジェネリックスキルを測定するものです。リテラシー(知識を活用して問題解決する力)とコンピテンシー(経験を積むことで身についた行動特性)の2つの観点を測定する2種類のテストが用意されています。

テストにより、対象とした学生集団のスキルの傾向が明らかになり、我々教員が、今後どのように彼らのスキルを伸ばしていけば良いかを、分析結果のデータや解説会を通じて知ることができます。個々の学生にもテスト結果や分析結果が返却されるため、学生もジェネリックスキルを意識化し、自身の現状を客観的に把握することで、自身の弱みや強みを知ることができます。そのような気づきによって、大学での学びがより主体的なものになることも期待されます。

大学では、「専門教育」と同時に、「社会人基礎力」「学士力」などで提唱されているジェネリックスキルの育成が求められています。学生自身も、自らの活動をふり返り、教員のアドバイスや仲間からの刺激を受けながら成長していくことが理想です。少し先になりますが、8月には専門家による解説会も予定しています。