新潟リハビリテーション大学
 
「第1期食べる力をつける教室」を開催いたしました

「第1期食べる力をつける教室」を開催いたしました

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何度かこのブログでも予告させていただいたとおり、本日5月18日、「第1期食べる力をつける教室」を開催いたしました。本日の検査結果や聞き取り調査等をもとに、次回以降、各自の現在の口腔機能にあった個別で丁寧なトレーニングプログラムを設定して指導していく予定にしています。このため、定員15名と少なめの人数で募集をかけさせていただきましたが、びっくりするほど、ぴったり15名の参加申し込みがありました。

初回の18日は、運悪く地元老人クラブの総会と重なってしまったため、7名の方がお休みとなり8名で開催させていただきました。本日欠席された方も、次回にきちんと時間を取って補習(検査)させていただきますので、どうぞ安心して参加されてください。

本日は8項目11種類の口腔機能・脳機能の検査を実施いたしました。3つの検査ブースを設け、2~3人ずつに分かれてもらったグループごとに、ブースを回って検査を実施していきました。(写真は、舌の力や発声機能などを測定しているブースの様子です。)私が担当したブースでは、咬合力(かむ力)、口臭検査、口腔内細菌数検査、口腔粘膜水分量検査の4項目を実施いたしました。どの検査も1~2分と短時間で実施できるもの、また、結果が数値でしっかりと判定でき、正常か否かの目安も合わせて示すことができるものを今回の検査に採用いたしました。参加者からは、今までに行ったことのない、さまざまな検査を体験でき、自身の口腔機能の現状も確認できて、うれしい、ありがたい、というような声をたくさん聞くことができました。私たちもやりがいがありました。

そして、参加いただいた方々は、普段から健康意識の高い元気な高齢者だということもあるのでしょう。各種の測定値は、トレーニング前から、予想以上にすばらしいものが多数記録できました。さらに、皆とても熱心に課題に取り組んでいましたので、トレーニング後の最終回では、これらの値すべてが、さらに理想的なものに近づいていく、いや、実年齢よりかなり若いレベルまでの機能向上も期待できるかもしれません。私たちも楽しみにしながら、今後の指導を行っていきたいと思います。本教室の運営は、文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業による補助金を活用して行わせていただいています。