10月31日(木)に、第3回ヘルスプロモーションプロジェクト推進会議が新潟県医師会館大講堂において開催され、推進委員となっている私も出席してきました。
新潟県において立ち上げられた本プロジェクトは、すべての世代が生き生きと暮らせるよう「健康立県」を目指し、県民の健康寿命を延伸し、新潟県が全国トップクラスの健康寿命を実現することを目的としています。このため、様々な分野の関係機関が連携した健康づくりの県民運動「ヘルスプロモーションプロジェクト」を展開し、機運醸成を図っていきます。
事業の概要は、県民自らが健康状態に関心を持ち、健康づくりに取り組みやすい環境づくりを行うため、スローガンや健康づくりに関する各分野(食生活、運動等)の目標及びキャチフレーズを掲げ、県民運動の普及啓発等を行うことで、県民一人ひとりに健康づくりの取り組みを浸透させる事業を展開していくことであります。
第3回となる会議は、花角県知事の挨拶に始まり、米澤副知事の司会のもと、公開制で行われました。次第は次の通りでした。(1)報告 ア スローガン・ロゴマークの県民投票結果について イ 普及啓発の実施状況 (2)議事 ア テーマ別キャッチフレーズ及び今後の活用について イ 県民運動の推進につながる会議構成団 体の取組について
まず、県民運動のためのスローガン・ロゴマークの県民投票結果について報告がありました。これについては、すでに、テレビ等でも広報されているので、新潟県に在住の方はご存じと思いますが、スローガンは「はじめよう、けんこうtime」、ロゴマークは新潟県の形をモチーフにした青色のものとなっています(ロゴマーク等の利用規程は、ワーキンググループにおいて現在作成中とのことです)。普及啓発については、9~11月のイオンなどのスーパーにおけるキャラバンやトークショーの開催が主なものとして予定されているようですが、啓発活動については、引き続き来年度以降も行っていくとのことでした。
議事については、事前に各委員から書面での意見提出が求められていました。事前に示されたテーマ別キャッチフレーズは、5分野にわたるものであり、次の通りに決まりました。
・食生活: からだがよろこぶ、一皿を足そう。
・運動: 意識ひとつで、すべてが運動になる。
・デンタルケア: あなたのための、歯のプロを。
・たばこ: たばこのない一服もある。
・早期発見・早期受診: 健診・検診で未来の自分を、みつめよう。
最後に県民運動の推進につながる会議構成団体の取り組みについての紹介がありました。なお、構成団体は、保健・医療・福祉関係団体、教育関係団体、健康づくり等関係団体、経済団体、行政機関、報道機関等となっています。事前に提出した資料から発表団体が選出され、本学も教育関係団体の代表として、発表の機会を得ることができました。発表団体は次の通りでした。①保健・医療・福祉関係団体: 新潟県薬剤師会 ②教育関係団体: 新潟リハビリテーション大学 ③健康づくり等関係団体: 新潟県スポーツ協会(新潟県健康づくり・スポーツ医科学センター) ④経済団体: 新潟県商工会連合会 ⑤行政機関: 関東信越厚生局新潟事務所 ⑥報道機関: 新潟テレビ21(UX)
本学からは、転倒予防教室、食べる力をつける教室、認知症カフェ、小学生の体験学習、こころとからだの健康づくり研究センター、食生活改善推進委員とのコラボ行事等について、簡略に紹介させていただきました。