2017年も、ありがとうございました

今日で2017年も終わりです。皆さんにとっては、どんな年でしたでしょうか? 大学はといえば、ブログに書ききれないほど実にさまざまな出来事があり、私自身は、とても多忙な一年でした。12月には、現任期満了に伴う学長選考もあり、次期に向けて再任していただくことができました。

これまで、さまざまな事がありながらも、恙なく大学運営を行ってくることができたのは、学生や保護者の方々、地域の方々、教職員の皆さま、そのほか本学に関係するすべての方々の協力があってのことです。年の終わりに、改めてこれまでのご理解ご支援に感謝申し上げます。また、興味を持ってこのブログを読んで下さっている方々にもお礼申し上げます。

おととい、東京の某所で見てきたイルミネーションの写真を貼りました。左の写真は、未来に続く明るいトンネルのようにも見えます。

戌年も、すべての人々にとって、すばらしい良い年となりますように。

魚介類のソフトスチーム加工はgood!

科学研究費助成金を活用して実施している研究「咀嚼機能を考慮したソフトスチーム加工食材の調製~高齢者の豊かな食生活をめざして~」において、今年度は、さまざまな山菜や魚介類を、さまざまな条件でソフトスチーム加工(低温蒸し)し、テクスチャー、食感を調べています。そのうち、魚介類は、本加工を行うと、とても色鮮やかに仕上がります(写真)。特に“エビ”の赤色はキレイです。また、おいしさも引き出され、魚介のうま味が濃縮された感じになります。さらに、加工条件によっては、通常の調理よりは軟らかくなるため、咀嚼力の衰えた高齢者でも食べやすくなるのではと期待しつつ、今後の研究に繋げていきたいと考えています。軟らかさの点においても、今のところ“エビ”は有望です。

昨日今日と、爆弾低気圧による悪天候が続いています。昨日はJR羽越線の“特急いなほ”の事故から12年…、その日と同じような風が強い日が続いていて、私が通勤で利用している“いなほ”は大幅遅延や運休が続出しています。12年前は、まだ大学開学前だったこともあり、事故のニュースはクリスマスの食卓を前にしたテレビの映像で知りました。その時はまだ、自分が“いなほ”を日常的に利用するようになるとは、思ってもいなかったのでした。

12月22日に手に入ったもの…

冬晴れの穏やかな天気の中、クリスマスイブを迎えています。年賀状の準備も一段落し、クリスマスケーキの予約引き換えついでに、はがきを投函してきました。街は、ごちそうを買い求める人たちで、ごった返していました。あちこちで行っている歳末商戦のくじ引きを、昨日・今日と、違う場所で何本も挑戦してきましたが、すべて末等に終わりました。そう…私は最近まったく“くじ運”がないのです。このブログの写真もタイトルも一風、変わったものになっていますが、私の”くじ運”のなさも反映されているのです。

おととい12月22日は、本学の忘年会でした。年末の金曜日ということで、きっと繁華街では忘年会ラッシュで賑やかだったのではないかと思います。本学は瀬波温泉近くに立地しているため、街の喧騒から離れた静かな温泉旅館の宴会場で(温泉入浴付き)いつも忘年会や送別会、謝恩会等を行っています。そして、忘年会では恒例の豪華景品が当たるビンゴ大会が繰り広げられるのです。温泉宿でのペア食事券や村上牛をはじめ多数の魅力的な景品がある中、私が引き当てたのは、おそらく末等の“ホッカイロ”(写真)でした。もちろん、ホッカイロもこれからの寒い季節、体だけでなく心も温めてくれる優れものです。それにしても、今年一年、頑張ってくれたみんなのところに、いい景品が行き、また、当たった景品に一喜一憂して盛り上がっている姿を見て、うれしく思いました。

それから、同日には、以前のブログでも触れた“新潟リハビリテーション大学紀要第6巻1号”(写真)が発刊されました。本学は、前身となる大学院大学時代から数えると10周年ということで、理事長や元大学院大学設置準備室長、歴代の学長(私は3代目)が寄稿した特集が組まれています。また、これまでになく、投稿論文等が多く収められ、内容・厚さ・ボリュームとも、充実したものとなっています。編集に当たられた宮岡編集委員長を始め、学術委員会の皆さま、ありがとうございました。本学紀要はメディカルオンライン(医学文献サービス)でも閲覧可能です(新しい号が掲載されるまでには、少し時間がかかります)。

学長再任のご挨拶

学校法人北都健勝学園設置の学長選考協議会を経て、本日(平成29年12月20日)の本学園理事会において、学長の再任(2期目)が決定され、理事長より次期学長を任命されました。任期は平成30年4月1日から3年間です。

これまでの3年間は、管理運営の基盤形成から充実・発展に向けて、スピード感をもって任務にあたって参りました。おかげさまで、学内外の皆様方からも多くの協力やご支援をいただき、近隣の自治体との包括連携協定、高等学校との高大接続連携や海外の大学・学校とも協定を締結することができました。管理運営や研究関連の大型の補助金も複数獲得できました。これまでの大学の歩みにつきましては、新潟リハビリテーション大学紀要第6巻第1号(2017年版)に特集が組まれており、私も原稿を寄稿いたしましたので、ご覧いただけましたら幸いです。

これからは、地方創生・地方大学の振興の観点から、複数の大学や自治体・産業界との連携が必須になってきています。また、少子高齢化の折、リカレント教育の必要性が強くなってきており、高校生や若い年代の方々のみならず、高齢者をはじめとするあらゆる年代の方たちに向けて、大学での学びを提供していく必要があるほか、本学の役割として、医療福祉面でのさまざまなサービスを実施していくことも大切です。

いずれにしても本学園の教職員一同およびステークホルダーの皆さん方のこれまでのご協力に感謝申し上げるとともに、今後も、さらなる協力を頂きながら、学園の方針に則って努力して参る所存ですので、次の3年間も、よろしくお願いいたします。

私立大学戦略的研究基盤形成支援事業の報告会を予定しています

文部科学省「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」に採択された研究テーマ「地域高齢者の日常生活機能を向上させるプロジェクト」は平成27年度より3か年計画で実施してきましたが、本年度が最後、まとめの年となっています。

本プロジェクトでは、急速に高齢化が進む本地域の高齢者を対象に、日常生活機能の向上および機能障害の予防を目的に組み立てたオリジナルのプログラムとして、テーマ1:「摂食嚥下機能の向上」、テーマ2:「身体機能・認知機能の向上」を継続的に実施してきました。具体的には、「食べる力をつける教室」や「転倒予防教室」を開催し、高齢者の方々に受講していただきました(両教室とも、来年度以降も継続実施する予定です)が、教室でのトレーニングだけでなく、家庭でも記録をつけながらトレーニングを実施していただいた点が、本プログラムのひとつの特徴といえるでしょう。そして、教室受講の前後において、さまざまな口腔機能・運動機能・認知機能等の評価を行い、それらの結果を比較して受講者にフィードバックさせていただいています。これにより、地域高齢者の日常生活機能を総合的に向上させるとともに、プログラムの有用性を検証することを研究目的としていました。

現在、結果をまとめているところですが、それらをふまえ、地域高齢者の方々には、今後もより良いプログラムを提供していくことが可能になると考えています。今回のプロジェクトのように、「摂食嚥下機能の向上」と「身体機能・認知機能の向上」とを合わせて一連のプロジェクトの中で実施していくことで、高齢者の方々の健康を、より多くの側面から向上させることが可能となり、合わせて相乗効果も期待されます。

まとめた成果は、今後、報告会の開催や報告書の作成、ホームページでの情報発信、外部評価を受ける等を実施し、社会に公表・成果を還元していきます。報告会につきましては、専門家(本学の臨床実習先病院施設のバイザーの方々)向け(平成30年3月9日(金)予定)および地域住民向け(平成30年3月19日(月)予定)の2本立てで計画を練っています。詳細が決まりましたら、本学ホームページ内の本研究特設サイトにおいて、お知らせいたします。

ところで、昨日12月17日(日)の夜のテレビ番組「Mr.サンデー」では「命を救う医療最前線 食べる力を取り戻せ…」と題して、愛知県豊明市にある藤田保健衛生大学病院での、摂食嚥下機能が衰えた方々への取り組みが紹介されていました。本学で実施し、今後も実施していく教室は、機能がそれほど衰えていない健康な方々を主な対象としている介護予防事業である点は異なりますが、目指す目標は似ているところにあると思われます。

日本高次脳機能障害学会学術総会に参加してきました

高次脳機能障害の分野は専門外なので、これまで同分野の学会には参加したことがありませんでした。今回は、学内の教員と共同演者でポスター発表があったこともあり、昨日12月15日に、大宮ソニックシティで開催された「第41回日本高次脳機能障害学会学術総会(12月15~16日)」に、初参加をしてきました。

テーマは「わかりあうを科学する」。本会の会長を務められた、目白大学の立石雅子氏のお言葉を借りると、「目の前にいらっしゃる障害のある方々のために最善となることを感じ取りつつ追求し、その方略をあくまでも科学的に検討すること、これが臨床において、また臨床研究活動において求められる目標でしょう。そのためには先輩後輩の間で、他職種との間で、互いの知識を共有すること、互いを理解し合うことも重要な課題でしょう。」という意味が込められているとのこと。

印象に残ったのは特別講演でした。文学部出身で動物行動学者という、東京大学大学院の岡ノ谷一夫氏による「音声と表情が伝えるもの:コミュニケーション信号の進化」というタイトルの講演でした。「われわれの言葉は動物の“歌”から生まれた。歌がありきで、そこからしだいに音が切り分けられ言葉ができていった。」という、私にとってはまったくの未知の分野のお話しで新鮮でした。講演の中では、ご自身が生で、小鳥の鳴き声のまねを披露して下さったり、ヨウム(大型インコの一種)が音楽に合わせてダンスする動画を見せて下さったりと、楽しい仕掛けもありました。

いつも自分自身の専門の同じ領域を追求しているだけでは視野が狭くなり、新しいアイディアも浮かばなくなってきます。時には、(とりわけ近接する)専門外の分野を覗き見てみると、別の視点から物事を多角的に考えられるようになり、新たな気づきや今まで見つからなかった情報の発見にも繋がるのではないかと思います。それにより、発想がひろがり、課題解決のヒントや新しいアイディアがひらめくきっかけにもなるのでは…と期待しています。

「サンタプロジェクト・むらかみ」からサンタ認定証をいただきました

今年も本学図書館と蔦谷書店村上店で「サンタプロジェクト・むらかみ」を実施しています。「サンタプロジェクト・むらかみ」については、図書館ブログをご覧ください。

https://nur.ac.jp/libraryblog/news/693/  https://nur.ac.jp/libraryblog/news/720/

おととい、私も、子供達に送る絵本を一冊選んで購入し、メッセージを記したクリスマスカードを添えました。何の本を選んだかはヒミツですが、きっと、読んだ子供達の心が、ほんわかと温かくなるものと信じています。表紙には、ほのぼのとした動物の姿が描かれていました。手に取った子供達が、喜んでくれるといいなあ…と思いつつ、笑顔いっぱいの様子を想像しながら、メッセージを書きました。このメッセージは、私が選んだ絵本を手に取ってくれる、知らない誰かのもとに行きます。彼らにとって、クリスマスの日が、ささやかな思い出になってくれたら、うれしいです。

子供達に絵本をプレゼントするサンタとなった私は、サンタ認定証(写真)をいただきました。本学学生ボランティアの手作り作品です。裏側は「やせっぽちのサンタさん」の絵柄になっていますが、実は絵柄は3種類あって、私はそれらの中からこの「やせっぽちのサンタさん」を選びました。やせたいという願望の表れです(笑)。

学部講義「摂食嚥下障害学概論」で工夫していること

先週から、学部2年生の講義「摂食嚥下障害学概論」を担当しています。この講義科目は、言語聴覚学専攻の学生は必修、他専攻の学生は選択科目となっています。今年度は、理学療法学専攻と作業療法学専攻の学生からも数名ずつ履修いただいています。

最近の大学の講義は、パワーポイントスライドを使用して進めていくものや、アクティブ・ラーニング手法により学生に主体性を持たせて進めていくものが多くなっています。スライドできれいな図表を見せながら…も良いですが、学生がノートをとらずに眺めているだけでわかったつもりになったり、平面的な内容になってしまったりするのが難点です。アクティブラーニングもある程度、基礎知識がある学生で講義のコマ数が多い場合は有効でしょう。

しかし、私が今担当している摂食嚥下障害学概論は8コマのみ、履修学生の背景知識も、所属専攻によって異なります。このようなときに、効果的に、講義を進めて行くにはどうしたらよいか…、講義中に学生の五感を使わせることで、眠くさせずに飽きさせずに…、と考えて実践しています。解剖学的構造の回では、さまざまな立体的な模型(写真は代表的なもの、他にもあり)を各自に触らせて(触覚)確認させ、同時に手鏡を使って自分自身の口腔内の構造物を照らし合わせて観察して(視覚)もらっています。食べる・飲み込むに関係する講義ですので、実際に、食べたり飲んだり(味覚)、においを嗅いだり(嗅覚)、食べたり飲んだりする音を聞いたり(聴覚)と、各自の感覚をフルに働かせて知識の定着と応用を図るよう、試みています。このような講義では、大講義室では難しい(大勢の人数分、いろいろな材料を準備するのも困難)… 本学のような少人数教育だからこそ、できることかもしれません。

中国・東北師範大学人文学院と日中共通教育プロジェクトのための協定を締結しました

中国を訪問していた本学園の理事長一行は、昨日、12月6日に、吉林省長春にある东北师范大学(東北師範大学)人文学院を訪れ、研究、教育、その他の領域における相互発展を目的とした「日中共通教育プロジェクト」の円滑な遂行のために協定を締結いたしました。写真は調印式後の記念撮影の模様です。本学側からの訪問者は向かって右側3人で、中央から的場理事長、岩佐事務局次長、小池医療学部助手(中国語通訳)です。

中国にある大学等との協定締結は、上海中医薬大学、山東医学高等専科学校に続き3校目となります。https://nur.ac.jp/about/international/ 今後は留学生の受け入れや教員派遣等の交流を進めて参ります。

東北師範大学は、中国国家教育部直属の「211工程」による重点大学のひとつとされている国立大学で、22の学院(学部)、59の専業(専攻)、及び大学院を有する教員養成系の大きな総合大学です。

教育学術充実協議会に参加してきました

今朝(12月6日)の上越新幹線(新潟→東京)の車窓から眺めた景色の写真を、順に3枚並べてみました。まずは、新潟駅発車前の車窓から、新潟駅南口方向に眺めた景色。次は、長岡駅~越後湯沢駅間の某所の景色。そして、最後は、県境の長いトンネルを抜けた直後の景色です。朝から新潟市内でも雪が積もっていたので、長岡より先の山沿いの地域はさぞかし吹雪いているだろうと予想していたのですが、むしろ、そちらの方が、空が明るく、雪の量もそれほど多くはないように見受けられました。そして、トンネルを抜けると素晴らしい晴天。このめまぐるしい景色の変化は、冬の季節を強く実感させてくれます。

今日はアルカディア市ヶ谷(東京)で開催された、日本私立大学協会主催の平成29年度教育学術充実協議会に参加してきました。会場入り口外では、白いクリスマスツリーが出迎えてくれました。

少子高齢化や第4次産業革命の進行とともに、大学教育をはじめとする高等教育をとりまく社会経済の変化は著しいものがあり、高等教育をめぐる新たな課題が出現してきています。それらに対し、さまざまな改革をもって対処していかなければならず、時代の流れに沿った大学運営を行って行くためには、学長も、日々、研修・学習等の努力が必要不可欠です。情報収集と研修等のために、私も足繁く東京(そのような会が開催されるのは、たいてい東京)に通っています。