私立大学戦略的研究基盤形成支援事業の報告会を予定しています

文部科学省「私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」に採択された研究テーマ「地域高齢者の日常生活機能を向上させるプロジェクト」は平成27年度より3か年計画で実施してきましたが、本年度が最後、まとめの年となっています。

本プロジェクトでは、急速に高齢化が進む本地域の高齢者を対象に、日常生活機能の向上および機能障害の予防を目的に組み立てたオリジナルのプログラムとして、テーマ1:「摂食嚥下機能の向上」、テーマ2:「身体機能・認知機能の向上」を継続的に実施してきました。具体的には、「食べる力をつける教室」や「転倒予防教室」を開催し、高齢者の方々に受講していただきました(両教室とも、来年度以降も継続実施する予定です)が、教室でのトレーニングだけでなく、家庭でも記録をつけながらトレーニングを実施していただいた点が、本プログラムのひとつの特徴といえるでしょう。そして、教室受講の前後において、さまざまな口腔機能・運動機能・認知機能等の評価を行い、それらの結果を比較して受講者にフィードバックさせていただいています。これにより、地域高齢者の日常生活機能を総合的に向上させるとともに、プログラムの有用性を検証することを研究目的としていました。

現在、結果をまとめているところですが、それらをふまえ、地域高齢者の方々には、今後もより良いプログラムを提供していくことが可能になると考えています。今回のプロジェクトのように、「摂食嚥下機能の向上」と「身体機能・認知機能の向上」とを合わせて一連のプロジェクトの中で実施していくことで、高齢者の方々の健康を、より多くの側面から向上させることが可能となり、合わせて相乗効果も期待されます。

まとめた成果は、今後、報告会の開催や報告書の作成、ホームページでの情報発信、外部評価を受ける等を実施し、社会に公表・成果を還元していきます。報告会につきましては、専門家(本学の臨床実習先病院施設のバイザーの方々)向け(平成30年3月9日(金)予定)および地域住民向け(平成30年3月19日(月)予定)の2本立てで計画を練っています。詳細が決まりましたら、本学ホームページ内の本研究特設サイトにおいて、お知らせいたします。

ところで、昨日12月17日(日)の夜のテレビ番組「Mr.サンデー」では「命を救う医療最前線 食べる力を取り戻せ…」と題して、愛知県豊明市にある藤田保健衛生大学病院での、摂食嚥下機能が衰えた方々への取り組みが紹介されていました。本学で実施し、今後も実施していく教室は、機能がそれほど衰えていない健康な方々を主な対象としている介護予防事業である点は異なりますが、目指す目標は似ているところにあると思われます。