休校中でも・・・

本学がある村上市内には3つの高等学校と1つの中等教育学校があります。その中の一つ「村上桜ヶ丘高等学校」と本学は平成28年10月に高大連携協定を締結し、本学に進学を希望する優秀な生徒さんに対し「高大連携特待生制度」を設け、毎年この制度を利用して入学する学生がいます。

村上桜ヶ丘高校は大正2年(1913年)に開校し、農業・林業・被服・電気・商業等・・・時代に合わせていくつかの学科が編成され、現在は総合学科として2年生から自分の希望する進路に合ったコースを選択することが出来るようになっています。部活動では特に野球と駅伝に力を入れ、これまでも様々な大会において活躍してきました。また卒業生にはプロ野球選手 椎野新さん(福岡ソフトバンクホークス)がいます。

村上桜ヶ丘高校では、農業系を選択した生徒さんが授業で栽培した花や野菜を自らが販売し、経済についても学ぶという実習があり、本学にも年に数回、花の販売に来てくれます。例年であれば今頃がその時期らしいのですが、今年は新型コロナウイルスの影響で度重なる休校により授業ができず、せっかく育てた花々も販売に行けないという地元の新聞記事を見つけ、村上桜ヶ丘高校に行ってきました。

休校中のハウスの中では、生徒さんに代わって先生方が花の手入れをし、一般の方に花の販売をしていました。先生に伺ったところ、生徒さん達が栽培していた花を少ない人数の先生たちで手入れをするのは大変で、今年は一般の人と接する校外の実習は出来ない可能性があることを、とても残念そうにお話してくださいました。村上桜ヶ丘高校での花の販売はこの先も続くそうです。地元の方で興味のある方はぜひ足を運んでみてください。

購入した花は大学の花壇に植え替えをしました。本学でも5月末までの休講と5月のオープンキャンパスが中止となり、例年に比べると花も人の目に触れる機会が少ないかもしれませんが、今だからこそ、心が少しでも和むような工夫をしながら生活していきたいと思います。

 

井上

 

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