本学教員が国際学会(ISSLS)で発表してきました。

本学の理学療法学専攻の講師の北村先生がオーストラリアのメルボルンで開催された国際学会に参加してきました。
学会の様子などを北村先生へインタビューします!😀

Q.どんな国際学会に参加してきましたか。
国際腰椎学会(The International Society For The Study of The Lumbar Spine:ISSLS)という学会と関連する脊椎関連学会の統合学会(spine week)に参加してきました.このspine weekはオリンピック同様,4年に1回の頻度で開催され,全世界から脊椎脊髄領域に携わる研究者や教育者,エンジニア等の方々が集う権威ある学会です.

Q.どんな内容の発表をしてきましたか。
Short- and medium-term effects of exercise therapy for patients with adult spinal deformity」「(日本語)成人脊柱変形患者に対する運動療法の短期・中期効果」というテーマでした.
背骨が曲がってしまい,腰痛や痺れを訴えられる方々に対して運動療法を実施し,短期的および中期的にその効果がどう変化するかということを検証した内容です.

Q.学会発表を終えて、一言お願いします。
日本人の発想力,思考は全く世界に引けを取らないどころか,むしろ先駆的である印象を改めて感じました.私が数年前にやっていた研究内容に非常に類似した内容が大々的に取り上げられていましたし.圧倒的に不足しているのはなんと言っても英語力だなと強く強く感じました.

Q.オーストラリアはどんなところでしたか。
100年以上前から存在する歴史的な建造物と近代的な高層ビル群が綺麗に調和をとりつつ世界中からの様々な資源(物的・人的)を受け入れているんだなと感じました.世界一住みやすい街,世界一留学生が多い街,コーヒーや紅茶,ワインが有名..どれもこれも全くその通りだと感じる,本当に素敵な場所でした.

学術委員会主催の特別講演会が開催されました

12月9日(金)本学学術委員会主催の特別講演会が開催されました。
講師は埼玉西武ライオンズにてリハビリテーショントレーナーとして活躍されている加藤健太郎先生です。
加藤先生は新潟県のご出身であり、理学療法士として県内の医療機関で経験を積まれ、その後、埼玉西武ライオンズへ入職されました。
リハビリテーション医療は、スポーツとの関わりも多く、怪我の治療や予防、コンディショニングや身体機能の強化など幅広い分野での対応が可能とのことでした。埼玉西武ライオンズでの活動や、プロ野球選手が行うトレーニングの紹介など、普段の大学講義でなかなか知ることのできないお話を講演していただきました。参加した60名ほどの学生は目を見開いて興味深く聴講していました。講演終了後も質問は絶えず、学生からの様々な質問に丁寧にそして真剣に答えてくださいました。

加藤先生、貴重なお話をしていただき、本当にありがとうございました。

「拉致問題啓発セミナー」を開催いたしました

10月19日(火)、1年生対象講義「基礎ゼミII」の授業で、拉致被害者の曽我ひとみさんをお迎えして「拉致問題啓発セミナー」が開催されました。
曽我さんに本学でお話しいただくのは、今回で2回目となります。

曽我ひとみさんは、1978年(昭和53年)8月12日、母親の曽我ミヨシさんと共に佐渡市内で北朝鮮に拉致され、北朝鮮で24年間を過ごし18年前の2002年(平成14年)に帰国されました。しかし母親の曽我ミヨシさんの帰国は未だ叶っていません。

拉致された当時のことや北朝鮮での自由がきかない生活、ご家族のことや共に拉致され未だ帰国が叶っていない母親の曽我ミヨシさんへの想いなど、貴重なお話を聞かせていただきました。

今回曽我さんの話を聞いた1年生は、拉致された当時の曽我さんと同じ年齢です。また曽我さんは拉致された以前は日本の医療現場で勤務されていたそうで、本学で医療の道を志す学生と重なる部分が多くあります。
この機会に拉致問題について考え、話し合うきっかけとなればと思います。

曽我さんの講演後は、質疑応答の時間が設けられました。今自分たちにできることや北朝鮮での生活について等、学生からの質問にお答えいただきました。

曽我さんの講演の後は、拉致被害者の皆さんの一日も早い帰国を願って、署名活動が行われました。未だ帰国できていない被害者の方、ご家族の方の中にはご高齢の方もいらっしゃいます。拉致問題が一日も早く解決し、ご家族と再会できる日が来ることを願ってやみません。

また併せて学内にて、拉致問題を考える巡回パネル展を開催しています。
学生の皆さんは、こちらも是非ご覧ください。

貴重なお話を聞かせてくださり、ありがとうございました。

新潟リハビリテーション大学 事務局 広報担当