村上市・地元企業からの学生支援

昨日(5月25日)、新型コロナウイルス感染拡大に伴う全国の緊急事態宣言が解除されました。
この間はゴールデンウイークもあり、外出や旅行どころか、実家を離れて一人暮らしをしている大学生たちの中には、帰省すらできない状況にあった人も多かったと思います。
各自治体では故郷を離れて暮らしている学生たちに、少しでも地元の雰囲気を届けようと支援を行っているところもたくさんあり、村上市も支援を行っている自治体の一つです。

今回、村上市長がその逆の親元を離れて本学に進学してきた学生に目を向けてくださり、ゴールデンウイーク中に帰省しなかった学生に対し、移動の自粛をしてくれたお礼として支援をしたいと申し出がありました。その支援に地元のお茶屋さんである「冨士美園」さんが手を挙げてくださり、村上市と地元企業との本学学生へ対する支援が実現しました。

今回の支援対象は、村上市外出身でゴールデンウイーク期間中に、帰省せず村上市に留まっていた学生約50名で、対象学生には、村上市の特産品・市長からのメッセージ・マスク・冨士美園のお茶6本セットが贈られます。
対象となった学生たちも、心が温かくなるのではないでしょうか。

そして本学からは、教員が学内の3Dプリンタで製作した「フェイスシールド」300個を村上市に無償提供させていただくことが伝えられました。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、市内の医療機関をはじめ福祉施設等で広く利用していただきたいと思います。

今回の学生支援に対し、ご協力いただきました村上市長、関係者の方々、冨士美園の社長 飯島剛志 様には深く感謝申し上げます。これからも地域・企業・大学が一体となって村上市を盛り立てていける関係が築けることを願います。

未だ村上市内に新型コロナウイルスの感染者は出ていません。状況が落ち着いている中気が緩みがちですが、少しでも早く今までの日常を取り戻せるよう、これからも一人ひとりが感染予防を意識することが重要です。

井上

 

体を動かして体力づくり

全国を対象とした緊急事態宣言が出されてから数週間が経過しました。この間、ゴールデンウイークもありましたが、今年はいつもと違う過ごし方をされた人も多いのではないでしょうか?
公共の施設などが休業してる中、街中ではジョギングをする人、ウォーキングをする人がいつもより多くなった気がします。親子で走っている人、ご夫婦で散歩している人・・・人との接触を避けてなのか、少し遅い時間に体を動かしている人もよく見かけます。お金がかからず気軽に始められて、気候のいいこの時期期にはぴったりの体力づくり・ストレス解消法です。

外に出る機会が減ってしまった人には、自宅でも手軽にできる体操をご紹介します。
厚生労働省のホームページに掲載されている「一日ちょっとずつ体操」です。
この体操は、本学の教員も所属している新潟県理学療法士会より紹介されており、高齢者の方でも無理なく自宅で出来る体操となっています。

厚生労働省ホームページ 新型コロナウイルス感染症への対応について(高齢者のみなさま)

「生活不活発病に負けるな!一日ちょっとずつ体操」(監修:(公社)新潟県理学療法士会

色々な事が制限されて窮屈な毎日ですが、新潟県の緊急事態宣言緩和までもう少し。緩和されてからも感染予防に努めながら、少し体を動かして体力づくり・ストレス解消をして元気な毎日を過ごしてください。

井上

休校中でも・・・

本学がある村上市内には3つの高等学校と1つの中等教育学校があります。その中の一つ「村上桜ヶ丘高等学校」と本学は平成28年10月に高大連携協定を締結し、本学に進学を希望する優秀な生徒さんに対し「高大連携特待生制度」を設け、毎年この制度を利用して入学する学生がいます。

村上桜ヶ丘高校は大正2年(1913年)に開校し、農業・林業・被服・電気・商業等・・・時代に合わせていくつかの学科が編成され、現在は総合学科として2年生から自分の希望する進路に合ったコースを選択することが出来るようになっています。部活動では特に野球と駅伝に力を入れ、これまでも様々な大会において活躍してきました。また卒業生にはプロ野球選手 椎野新さん(福岡ソフトバンクホークス)がいます。

村上桜ヶ丘高校では、農業系を選択した生徒さんが授業で栽培した花や野菜を自らが販売し、経済についても学ぶという実習があり、本学にも年に数回、花の販売に来てくれます。例年であれば今頃がその時期らしいのですが、今年は新型コロナウイルスの影響で度重なる休校により授業ができず、せっかく育てた花々も販売に行けないという地元の新聞記事を見つけ、村上桜ヶ丘高校に行ってきました。

休校中のハウスの中では、生徒さんに代わって先生方が花の手入れをし、一般の方に花の販売をしていました。先生に伺ったところ、生徒さん達が栽培していた花を少ない人数の先生たちで手入れをするのは大変で、今年は一般の人と接する校外の実習は出来ない可能性があることを、とても残念そうにお話してくださいました。村上桜ヶ丘高校での花の販売はこの先も続くそうです。地元の方で興味のある方はぜひ足を運んでみてください。

購入した花は大学の花壇に植え替えをしました。本学でも5月末までの休講と5月のオープンキャンパスが中止となり、例年に比べると花も人の目に触れる機会が少ないかもしれませんが、今だからこそ、心が少しでも和むような工夫をしながら生活していきたいと思います。

 

井上