学術委員会主催の特別講演会が開催されました

12月9日(金)本学学術委員会主催の特別講演会が開催されました。
講師は埼玉西武ライオンズにてリハビリテーショントレーナーとして活躍されている加藤健太郎先生です。
加藤先生は新潟県のご出身であり、理学療法士として県内の医療機関で経験を積まれ、その後、埼玉西武ライオンズへ入職されました。
リハビリテーション医療は、スポーツとの関わりも多く、怪我の治療や予防、コンディショニングや身体機能の強化など幅広い分野での対応が可能とのことでした。埼玉西武ライオンズでの活動や、プロ野球選手が行うトレーニングの紹介など、普段の大学講義でなかなか知ることのできないお話を講演していただきました。参加した60名ほどの学生は目を見開いて興味深く聴講していました。講演終了後も質問は絶えず、学生からの様々な質問に丁寧にそして真剣に答えてくださいました。

加藤先生、貴重なお話をしていただき、本当にありがとうございました。

「拉致問題啓発セミナー」を開催いたしました

10月19日(火)、1年生対象講義「基礎ゼミII」の授業で、拉致被害者の曽我ひとみさんをお迎えして「拉致問題啓発セミナー」が開催されました。
曽我さんに本学でお話しいただくのは、今回で2回目となります。

曽我ひとみさんは、1978年(昭和53年)8月12日、母親の曽我ミヨシさんと共に佐渡市内で北朝鮮に拉致され、北朝鮮で24年間を過ごし18年前の2002年(平成14年)に帰国されました。しかし母親の曽我ミヨシさんの帰国は未だ叶っていません。

拉致された当時のことや北朝鮮での自由がきかない生活、ご家族のことや共に拉致され未だ帰国が叶っていない母親の曽我ミヨシさんへの想いなど、貴重なお話を聞かせていただきました。

今回曽我さんの話を聞いた1年生は、拉致された当時の曽我さんと同じ年齢です。また曽我さんは拉致された以前は日本の医療現場で勤務されていたそうで、本学で医療の道を志す学生と重なる部分が多くあります。
この機会に拉致問題について考え、話し合うきっかけとなればと思います。

曽我さんの講演後は、質疑応答の時間が設けられました。今自分たちにできることや北朝鮮での生活について等、学生からの質問にお答えいただきました。

曽我さんの講演の後は、拉致被害者の皆さんの一日も早い帰国を願って、署名活動が行われました。未だ帰国できていない被害者の方、ご家族の方の中にはご高齢の方もいらっしゃいます。拉致問題が一日も早く解決し、ご家族と再会できる日が来ることを願ってやみません。

また併せて学内にて、拉致問題を考える巡回パネル展を開催しています。
学生の皆さんは、こちらも是非ご覧ください。

貴重なお話を聞かせてくださり、ありがとうございました。

新潟リハビリテーション大学 事務局 広報担当

10月17日(日)に同窓会セミナーを開催いたしました

10月17日(日)に同窓会主催のセミナーが開催されました。
同窓会が発足して8年目を迎え初めてのセミナーとなります。

はじめに、大学同窓会「心杖会」の馬場洋平会長より挨拶を頂き、第1回目の同窓会セミナーは和やかに開催されました。

今回のセミナーでは、新潟リハビリテーション病院の佐藤卓也先生より「自動車運転再開支援のリハビリテーション」をテーマとして、最新の知見も交えて非常に分かりやすくご講演いただきました。
また、本学の元教員である五泉中央病院の佐藤厚先生より、「高次脳機能障害の障害構造と治療戦略」をテーマとして、高次脳機能障害とは何か、対象者の生活全体を捉え、多職種連携が必要なことなどをご講演いただきました。いずれも非常に分かりやすく、貴重な講演で、盛会となりました。

さらに、講演は大学会場とzoomを利用したWeb受講としましたが、大きな問題もなくスムーズな講演となりました。


【佐藤卓也先生ご講演の様子】


【佐藤厚先生ご講演の様子】

久しぶりに大学に来た卒業生は、大学の雰囲気が変わっていて戸惑いもあるようでしたが、懐かしい環境に思い出を振り返っているようでした。今後もこのような同窓会セミナーを開催し同窓生との交流を増やしていきたいと思います。

同窓会担当教員 星野