張馬梅蕾先生の最終講義がありました。

令和3年2月26日(金)、本学にて内科学・生理学実習を担当していただいていた准教授 張馬梅蕾先生の退職にあたり、記念となる最終講義を行っていただきました。まずは主催する学術委員会委員長の宮岡里美教授より、張馬梅蕾先生の名前にちなんだ季節のお話やご経歴などの紹介がありました。委員長とても素敵な資料を準備してくださいました🌸

講義のテーマは張馬先生のご専門から「心電図の基礎と読解」です。50名を超えるとても多くの参加がありました。
 
いつもの通り、難しいことは全く分からない私ですが、張馬先生の講義を受けてから自分の健康診断時の心電図を確認してみたら少し見方が分かりとても嬉しかったです。解るって嬉しいですね。
心電図を解読し病名にたどり着くことは難しいと先生はおっしゃいます。まずは、基本となる正常値の心電図を覚えてくださいとのことでした。


張馬梅蕾先生、4年間ありがとうございました。中国にお帰りになられるとのことですが、ますますのご活躍とご健康を心よりお祈りいたします。コロナが終息したら行きたい国が増えました。

学術委員会 大滝陽子

「転倒予防の鍵は足の爪」マルトメソドロジー特別講座を開催しました。

本日、マルトメソドロジーアカデミー・爪機能改善士の末廣亜紀様にお越し頂き、「転倒予防の鍵は足の爪」の演題で特別講座を開催いたしました。

末廣様は、爪機能改善士としてスポーツをする方や高齢者の健康を研究されており、プロアスリートの爪も担当されています。また、ネイルスタジオのオーナーでもあり、施術歴は20年以上とのこと。

爪と姿勢には深い関係があり、正しい姿勢を保つためには、身体を支えている足の裏の影響を受けやすく、さらに足の裏のアーチが崩れないようにするには、地面を捉える爪がとても重要とのことでした。

普段、姿勢が猫背になっていたり、反り腰になっていたりと、正しい姿勢を保てている方は少ないように思います。爪の改善から姿勢を正し、思わぬ転倒を予防することができます。

また、爪が生えるメカニズムから、巻き爪などのトラブルの原因、正しい靴の履き方や、足のマッサージ方法まで、たくさんのことを教えて頂きました。

座学の後には、爪の整え方を実習形式で行って頂きました。

普段使用しているような爪切りではなく、株式会社マルト長谷川工作所様製のネイルニッパーやガラス製のヤスリを使って丁寧に爪を整えました。2人1組になって相手の爪を切るということもあって、みんな真剣そのものでした。
学生にとって、とても有意義な時間になったかと思います。

末廣様、貴重なお話をして頂きまして、誠にありがとうございました。

量山

学術委員会主催『特別講演会』を開催しました!

11月10日(火)今年度第1回目となる学術委員会主催『特別講演会』を開催しました。講師は新潟リハビリテーション病院副主任 理学療法士の岡邨 直人(オカムラ ナオト)先生。演題は『新潟県における野球肘予防の現状~新潟県から全国への提言“球数制限”~』でした
 
今回はスポーツの中でも野球、特に【野球肘】についてお話ししていただきました。岡邨先生は現在プレイヤーとして、保護者として、指導者として、また理学療法士として多方面から野球に係わっていらっしゃいます。まず、どんなスポーツにおいても絶対起きてはいけない事は「生命の危機」と「これからの人生に影響する後遺症を残すこと」であるとおっしゃっていました。先生は特に【成長期野球肘予防】の啓発に尽力されています。全力投球の球数制限によりオーバーユースによる故障を回避し、また【野球肘検診】により野球少年の最悪の後遺症である【野球肘】の早期発見に努めてこられました。新潟市では2006年度から【野球肘】の早期発見と障害予防啓発を目的に【野球肘検診】が開始され、2019年までに延17,144名の検診を行ってきました。検診の継続により、これまで多くの野球少年を【野球肘】の悪夢から救ってこられました。
指導に対して医療から提案する基本コンセプトとして以下の3つの事をお話されました。
①技術の向上を促し能力向上による楽しさを経験させる指導
②スポーツ障害の発生予防に意を尽くす指導。
③才能の発掘・育成に留意する指導。
『全ては子供達の笑顔のために』無知・無関心であってはいけないとのことでした。

講演後、本学の学生たちから岡邨先生にいくつか質問をさせていただきました。
未来のPT(理学療法士)から先輩PT(理学療法士)への質問です。
その中に「将来のために今やっておくべきことはありますか?」という質問がありました。答えは「将来の夢を叶えるには、強い意志を持ち続ける事!そして多くの人と関わり、たくさんコミュニケーションをとる事!」という事でした。

学術委員会ではコロナ禍でどう講演会を成功させるか、幾度も検討しました。当日は岡邨先生の勤務先の病院からリモートで講演していただき、大学内の会場で受講する学生や教職員、そして自宅等からTeamsによりリモートで受講する学生や教職員という形で開催しました。トラブルが起きないか心配されましたが、大きなトラブルはなく大成功で終わることが出来ました。コロナは本当に困った『禍』ですが、今まで当たり前だったこととは別の事を気づかせてくれることもあると感じました。岡邨先生、不慣れな為不手際も多く大変失礼いたしました。そして貴重なお話を本当にありがとうございました。

    

 

 

学術委員会 大滝陽子