新潟リハビリテーション大学 出前講義  in 保内小学校 ~前篇~

「立冬」です。

大学の近くの池(お幕場公園)でも、“白鳥”が増えてきました。・・・・しかし、私としてはまだまだ“食欲の秋ヾ(´ρ`)〃”を楽しみたい今日この頃です。

 さて!今回は出前講義(福祉体験授業)で村上市内にある「保内小学校」にお邪魔しました。その様子を報告します! 

まずは、スタッフ(大学の先生)の紹介。皆さん、少し緊張してますね (゚ー゚;A

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体験学習についての簡単な説明の後、5つのブースに分かれて、体験しました。その内容をのぞいて見ましょう o(^O^*=*^O^)o

①車いす体験(肢体(したい)不自由児体験)

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車いすに乗って、体育館から外へ。段差、スロープ、砂利道などを自分で移動します。意外に小さな段差が進路を妨げることや、階段は介助の人に持ち上げてもらわなくてはいけないこと、それがちょっと怖いことなどを学んだようです。

 ②4コマ漫画を使った講義(発達障害児体験)

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困った場面を再現して、目に見えない障害の発達障害を学びました。何が自分とは違い、何に困っているのか、どうすればいいのか・・・難しい質問に真剣に答え、初めて知る障害を、少しでも分かろうと頑張っていました。 

③とろみ・ゼリー・寒天の違い(摂食(せっしょく)嚥下(えんげ)障害体験)

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普段は何気なくしている「飲み込む」という動作にについて、図で解説後に誤嚥(ごえん)(むせる)の危険性をついて学びました。3種類のゼリー等を飲み比べ、同じ素材でも調理の仕方によって飲み込みやすさが違うことに驚いていたようです。

ヾ(*^▽^*)oヾ(*^▽^*)oヾ(*^▽^*)o 後篇に続く 

 入試広報課 安達剛志・言語聴覚学教員 和田有子

新潟リハビリテーション大学では、様々な学校や施設でも出前授業・講義を開催しています!詳しくは下記URLまで。

 URL https://nur.ac.jp/about/sosial/demae/     

TEL 0254-56-8292   担当:原田 

新潟リハビリテーション大学を視察団が来訪

 10月20日(木曜)、新発田市大手町地区保健自治会の方々による視察団(自治会から22名と新発田市職員1名の計23名)が大学を視察に来られました。この日は、秋晴れの素晴らしい日和でした。

 ご一行は、本年4月から本学内で開講している「転ばぬ筋力アップ教室」をお知りになり、訪ねてきてくださいました。 

まず、学長挨拶、パワーポイントスライドを用いた本学の概要説明の後、本学助教の松林義人先生の健康講座を受講しました。

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 健康講座では、「転ばぬ筋力アップ教室」で実施している「転倒予防のための運動」の取り組みについてのアウトラインを1時間程度話しましたが、自治会の方々から「もっと詳しく教えて欲しい」「受講してみたい」との声が上がるなど、大変満足していただいたようです。

          転倒予防講座  shibata-3.jpg

 

 講座終了後は、学内をひと通り見学いただき、今回の視察を終えました。

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                              ~皆さん、勉強熱心で、すぐに本を手にとっていらっしゃいました~

 

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                       ~三次元動作解析装置の説明を受けています~

 本学は、県北唯一の大学として、地域の方に医療とりわけリハビリテーションへの興味を深めていただきたいと思っております。見学や視察の受入れを積極的に行っております(人数は問いません)ので、ご興味のある方は、大学(電話 0254-56-8292 事務局 原田、メールはお問い合わせフォーム)まで、お気軽にお問い合わせ下さい。 

                                                                           事務局 原田慎司

地域みんなで子育てしようよ~第6回学校と地域を結ぶオープンセッションに参加して

8月3日、暑い日差しの照りつける中、村上市総合文化会館にて、第6回学校と地域を結ぶオープンセッションが開催されました。

主催は村上市教育委員会・「郷育のまち・村上」推進実行委員会、NPO法人都岐沙羅パートナーズセンター、参加者は村上市内小中学校24校の教職員・PTA、市内11地区の地域コーディネーター、地域で活動している各種団体(24団体)でした。

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私たちは「地域の健康分野の団体」として、学長の野田先生、宮岡先生、そして私(和田)の3名にて参加させていただきました。

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学校関係者だけで50名近くの参加だったので、全体では100名を超える人が、「地域みんなで子育てをするには」というテーマを掲げて、問題点の指摘や改善策などを話し合いました。おもに、地域の団体が学校教育に参画する際に支障になっていると思われることは何か?ということが議論の中心でした。

直接話してみると、小中学校の先生の悩み、地域コーディネーターの悩み、地域の団体の悩みがそれぞれ浮き彫りになってきました。

それはわかっていることだけど、どうしようもないよね、ということから、今すぐ改善できることまで、白熱した意見の交換が見られました。

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大学の参加は今回が初めて。

たくさんの小中学校の先生に興味を持っていただき、「学校の案内をください!」と言われ、「どのようなこと(出前講義など)をできるか?」とのご質問をたくさん受けました。村上地域のみなさんが、大学を受け入れてくださっている実感があり、つながりたいと感じていらっしゃる先生も多いと感じ、本当にうれしく思いました。

 

村上の地に、大学がしっかり根を下ろし、将来、「小学校のころに、先生の話を聞いてリハビリに興味を持ちました!」という学生が入学してくることを夢見て・・・・更には、地域のみなさんが、我々の大学を誇りに思ってくださるよう頑張ろう・・・・そんな思いを抱きながら帰ってきました。

 

リハビリテーションの世界も、大学教育を含めた教育の世界でも、人と人との出会い、つながりは本当に大切です。

この日つながることができた先生方や地域のみなさんに感謝して、これからも地域とともに、成長していきたいと思います。

・・・・・って、なんだか選挙演説みたいになってしまった・・・・・あしからず                  

 

この機会を作ってくださった村上市教育委員会、「郷育のまち・村上」推進実委員会、都岐沙羅パートナーズセンターの皆様、ありがとうございました。

                                                              言語聴覚学専攻教員 和田有子