新潟リハビリテーション大学
 
高齢者食・介護食の専門展示会に行ってきました

高齢者食・介護食の専門展示会に行ってきました

長く居座る猛烈寒波のため、私を含め関係する地域の方々は心身共に疲弊していることと思います。風雪(特に風)にめっぽう弱い、JRの2路線を乗り継いで遠距離通勤している私は、連日JR東日本が提供している列車運行状況アプリ「どこトレ」を愛用し、少しでも通勤時間が短縮できるようにと苦心しています。しかし、連日、睡眠時間<<往復の通勤時間、という過酷な日々が続いています。

さて、1月25日、東京ビッグサイトで開催された第10回メディケアフーズ展(高齢者食・介護食の専門展示会)に参加してきました。上越新幹線は在来線に比べて、雪に強くできているため、東京への移動はスムーズでした。トンネルを越えると景色もがらりと変わり、明るい空が広がっていました。大宮を過ぎた頃には、この季節に特にはっきりと見える“富士山”が、雪をかぶった美しい姿で現れました。

メディケアフーズ展では、専門業者が競って最新の介護食を展示し、試食コーナーも設けてあります。そこで気になったのは、現在の科研費のテーマでトライしている「魚介類」「きのこや山菜」の製品でした。「魚」は白身魚、赤身魚などさまざまな種類のものに、醤油味、塩味、味噌味、その他さまざまな味付けをして製品化してあるものがたくさん展示されていました。ただ魚の硬さや食べやすさは二極化していて、普通食用とそれほど変わらないもの(時短製品)、あるいは、ものすごく軟らかいムース状にしたものでした。そして、前者は魚の切り身そのものを使用している一方、後者は添加物を混ぜて成形したものがほとんどのようでした。ソフトスチーム製品が、現在流通している上述したような介護食の隙間を埋めるような形で展開できたらいいと思いつつ、さまざまな製品の試食を楽しんできました。