本学のE棟玄関わきに並べてあるいくつかの鉢植え、この中で、今、もみじの盆栽が赤くきれいに色づいています。秋は四季の中でも、“成熟”というイメージが強く、紅(黄)葉を観賞したり、穀物、木の実、果実、きのこ、秋の魚等いろいろな農林水産物の収穫を喜んだりすることができる…四季のある日本の特権ですね。
私たち人間の世界でも、成熟した元気な高齢者が増え、彼らの洗練された内外の美しさやパワーみなぎる姿を見ることのできる機会が増えてきているように思います。
昨日は、村上市民ふれあいセンターで、村上支部老人クラブ連合会主催の福祉研修大会が開催されました。(会場の様子を撮影し忘れたので、配布されたパンフレットの表紙写真しかなく申し訳ありません。)昨日の会は、村上市内の全老人クラブに所属する高齢者のうち、400人弱が参集し、盛大な催しとなりました。きっと、毎年、この会を楽しみにしている地域の高齢者も多いことでしょう。
私は、その会の中で「食べる・飲み込む・おいしさのしくみ~超高齢社会を元気に生きるために~」と題した記念講演を行ってきました。長い話で退屈されないようにと、途中で、観客の高齢者のひとりにステージにあがってもらい、嚥下に関するある実験を行いました。とても良好な結果が得られ、会場からも拍手が湧きました。私の講演はお昼前で終わりましたが、彼らにとっては、どうも午後からが本番のよう…
お昼からお酒付きの宴会が始まり、そのあとは、自分たちが主役の演芸大会が長時間にわたって続いたのでした。演芸目録には、ダンス、歌、踊り、民謡などで32ものグループがエントリーされていました。私が講演の後片付けを行っている最中にも、すでに気合が入って、真っ赤なドレスに着替えて準備をされている高齢者に出くわしました。すごいパワー!元気が一番です。私は大学業務の関係で、お昼で会場を後にしましたが、そのあともきっと大いに盛り上がったに違いありません。