火曜日に訪れた“粟島”の静かな港の風景です。昨日も、本学の若手教員が具体的な支援の提案を持って、島に行ってきたとのことでした。今後、ますます本学と粟島との繋がりが強くなっていくことが期待されます。
さて、本学は前期後期の2学期制となっています。科目によっては通年開講となっているものもありますが、たいていの科目は前期もしくは後期で完結する内容となっています。そこで、前期の終わり、後期の終わりに、大きな定期試験があります。そして、今がちょうど前期の定期試験の時期に当たっています。私が担当する科目では、学部の摂食嚥下障害学各論がすでに水曜日に試験を実施しました。
しかし、試験期間を「この日からこの日まで」と定めて集中的に行う高校の中間・期末試験等とは違い、大学では一連の講義(修得できる単位によって8コマ(90分×8回)、15コマ、23コマなどいろいろです)が終わった科目から、終わったおよそ1週間後に試験を行います。したがって、試験日は科目によってバラバラのため、ある科目で試験がある日でも、他の科目では通常どおりに授業が行われたりします。また、選択科目はひとりひとり違いますので、同じクラスであっても人によって試験日程が違うことになります。1年生の皆さんは、この時期に受ける最初の定期試験で、このような高校時代までの試験との違いに、とまどっているかもしれません。
それから、大学の定期試験の特筆すべき点は、範囲の広さではないでしょうか。分厚い専門的な教科書や参考書、加えて大量のプリントや資料が配布されたりしているでしょう。その他に板書、パワーポイントスライド、映像教材、口頭での説明など…慣れないうちは、どこから手をつけたらいいのか、大いに悩んでしまうに違いありません。すべてを究めようとすると、とても短時間ではムリです。そこで大切になってくるのは、どこが重要かを見極め取捨選択することです。
大量の範囲の中から、実際に試験に出題されそうな部分をいかに正確に見極めることができるか、ということも大学の定期試験を制するための重要な技術?のひとつでしょう。では、正確に見極めるためには、どうすればよいでしょうか。まずは、毎回の授業に真剣に臨むことが第一なのは、言うまでもありません。授業の中で教員は「ココが大事」とか「試験に出しますよ」というようなヒントを出したり、重要なところは繰り返したり時間をかけたりしているはずです。それから、学部の先輩やサークルの先輩等のつながりを大事にしていると、何らかの過去問や出題傾向の情報が得られるかもしれません。
個々の科目の範囲が広いだけでなく、試験科目もたくさんあります。学生の皆さんは健康に留意して長丁場の試験期間を乗り切り、有意義な夏休みを迎えましょう。
昨日19時過ぎ頃、電車の窓ガラス越しに見た夕日は、大きくはっきりと、なぜか2つ見えました。目が衰えてしまったのか?と思い、何度も大きく目を見開いて見ても、夕日は2つのままでした。混雑していたので写真を撮ることはできなかったのですが、高校生のグループも、そのようなことを話題にしている声が聞こえてきたので、私の老眼のせいではなかったと思いたいです。ネットで調べたところ、「太陽が2つ見える」という現象は数多く報告されていて、「幻日」というのと「ガラスのいたずら」というのがありました。昨日見たのは?真相はわからないままです。