本学では、学生の皆さんが学生生活を送るうえで、日頃から「こうあったらいいなと思っていること」や「疑問に感じていること」などについての、意見・要望を受け付けるために、ポスト型の学生意見箱を設置しています。これは、私が学長に就任した直後の昨年春から設置しているもので、設置場所は図書館裏からＥ棟２階に向かう通路の横です（写真）。スーパーマーケット等でも「お客様の声」とかいう名称で、良く見かける類の大学版で、学生の声を生かしてよりよい大学としていくためのものです。
いただいた意見や要望については、すみやかに回答を差し上げるとともに、本学の今後の学生支援の参考とさせていただいています。対面で直接言いにくいことも、この意見箱への意見投函により、要望が学長にまで伝わり、そして学生に対して回答を行うという意味では、双方向性を持っています。（直接口頭で伝えてくれた方が早いと思うような内容も時には投函されていますが…）投函された意見は、事務局の担当者が随時開封し、学長がすべて目を通して内容を確認の上、意見の内容によって、適当な部署に協力を仰ぎ、回答を作成して意見箱の横に掲示しています。これまで数多くの意見をいただきましたが、どれにも丁寧なわかりやすい回答を差し上げています。
意見をメールで受け付ける、というような電子意見箱も考えられるでしょうが、あえてポスト型の箱を置いて手書きの意見を投函してもらっています。また意見箱とは別に、学生満足度アンケートも年一回実施しています。学生が日頃考えていることや不満などを知ることは、大学にとって、自己点検のいい機会にもなります。不満だけではなく、大学に対するお礼や感謝の気持ちなどが投函されていることもあり、このような時はうれしくなります。