新潟リハビリテーション大学
 
朱鷺メッセ 再び

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第52回日本リハビリテーション医学会学術集会に参加してきました。会期はおとといからの3日間だったのですが、大学業務が込み合っていたため、最終日の今日しか参加できませんでした。最近の学会は、朝の早い時間帯から開始というものが多く、今日も朝8時半には、口演もポスター発表も始まっていました。会場では、本学の大学院生や教員も多数見かけました。近場での開催であるのと、大学名に「リハビリテーション」と標榜していることから、学生や教員の関心が高いのは当然といえば当然です。

さて、今日は、私が研究指導を行って、この春、本学の大学院を卒業した言語聴覚士の発表がありました。本学会における正規枠での発表者は医師に限定されていますので、関連職種枠での発表です。いつものことながら、共同演者の私も発表の時間はドキドキです。指導の成果が試されるときでもあるからです。結果、彼は堂々とした発表で、座長からの質問にもうまく答えてくれ、大成功だったと思います。前日夜に、彼から私のケータイ(ガラケー)に、「明日はよろしくお願いします。」という内容の凝ったサプライズ的デコメールが届いたので「余裕があって大丈夫だな…」と思っていました。

彼は昨年度まで本学大学院の長期履修生として在学していました。「長期履修」という制度は、平成14年の中央教育審議会の答申「大学等における社会人受入れの推進方策について」の中で、具体的な方策の1つめとして、「学生が個人の事情に応じて柔軟に修業年限を超えて履修し学位等を取得する仕組み(長期履修学生)の導入」が述べられています。対象となる学生は、「職業等との兼ね合いで、通常の修業年限在学する学生よりも1年間又は1学期間に修得可能な単位数が限定されるため、修業年限を超えた在学を各大学等があらかじめ認めた上で在学し、卒業・修了により学位等を取得する正規の学生(長期履修学生)」と位置づけられています。そして、その詳細については、各大学において学則等で定めて柔軟に実施することが可能となっています。

本学大学院で実施している長期履修制度は、「職業を有していたり、子育てや介護等の事情があったりして、通常の修士課程の2年間では修了できないと予測されるときに、事前に申告してもらい、本学での審査が通ると3年間での履修が可能になる」というものです。その場合、授業料の支払いは2年間分だけでよく、留年で3年というのとは違います。その他にも、本学大学院にある制度をうまく活用していただけば、もっと長期間、安い授業料のまま在学することができます。たとえば、科目等履修生として先に在籍し、その後に本専攻に入る場合は単位移行や学費減免が可能、などといったさまざまな方法がありますので、興味のある方は、本学ホームページ右にある資料請求フォーム等からお問い合わせ下さい。皆さんの事情にあった最適な履修形態を、私自ら提案させて頂きます。