新潟リハビリテーション大学
 
来春、大学院に新履修コースを設けます

来春、大学院に新履修コースを設けます

本学は、平成19年度から21年度までは“新潟リハビリテーション大学院大学”、すなわち、学部を持たない大学院のみの大学でした。開学当初から、1研究科1専攻(リハビリテーション研究科リハビリテーション医療学専攻)の体制で教育を行ってきましたが、履修コースについては、学部教育と連動させながら、順次、増設してきています。

開学時は、摂食・嚥下障害コースと高次脳機能障害コースの2コースのみでした。その後、医療学部の卒業生(1期生は理学療法学専攻と言語聴覚学専攻のみ)が輩出され、はじめて大学院に入学が可能となった平成26年度に、主に理学療法学専攻の学生の受け皿となる運動機能科学コースを増設いたしました。そして、医療学部に今年度設置したリハビリテーション心理学専攻につながる大学院の新履修コースとして、来春(平成29年度)、心の健康科学コースを設けます。合わせて他コースのカリキュラムの見直しも行い、今月中に、カリキュラム変更を含んだ学則変更届を文科省に提出する予定です。

本学大学院の履修コースは、よくあるパターンの職種別(理学療法コースとか作業療法コースなど)ではなく、学際的な(複数の分野にまたがった)コースであるという特色があります。また、いずれのコースも超高齢社会である現代のニーズにマッチしたものとなっています。

心の健康科学コースは、心理学を基軸として、医療・福祉・教育等の分野で活躍する多種多様な高度専門職業人に対して、科学で裏打ちされた強くて暖かい“心の杖”を備えることを目的とします。生きていく過程のいろいろな場面で生ずる目に見えない心の問題。この発生過程を多様な観点から科学的に考え、未然にトラブルを予防し、良好な人間関係を築いていく実践的な解決方策等を研究していきます。そして、人々の幸せな生涯のサポーターとなることを目指します。履修カリキュラムには、心理学のほかリハビリや看護に関する科目等を多数用意しています。すでに看護師として活躍している方々等の入学も想定しています。