新潟リハビリテーション大学
 
FD研修~学習成果を生み出す授業計画(シラバス作成を通して)~

FD研修~学習成果を生み出す授業計画(シラバス作成を通して)~

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荒れた天気が続いています。昨日は暴風(+雪)+夜の激しい雷、今日は今のところ(暴風+)雪といったところでしょうか?今日は学生の安全確保のためということもあり、授業はすべて休講となり、教職員のみが出勤して業務を行っています。

さて、おとといの月曜日は、いつもと会議の順序を入れ替えて、FD研修会(写真)⇒教授会⇒研究科委員会と続きました。FD研修会を先に持ってきたのは、外部から専門の講師をお招きして、たっぷりと時間を取り、ほぼ全教職員参加型の研修会とするためであり、本学のFD委員長の強い意気込みが感じられました。

講師は新潟大学教育機能開発センターの加藤かおり先生。私も前任校で少しばかり面識のあった方で、とても懐かしく思いましたが、加藤先生も私の事を覚えていらっしゃったようで、うれしくなりました。

研修内容はタイトルの通りで、中心は「シラバスの作成について」でした。ちょうど今、各教員が来年度のシラバス作成を行っている時期でもあることから、タイムリーで有意義な研修となりました。わかっているようで、わかっていない…シラバスの作成方法。今回受講して思ったことは、「きちんとしたシラバスを作成して、それに忠実に則った授業を展開していくには、私自身の担当講義に関しては、講義時間・コマ数が足りない!」でした。限られた時間(学部は4年間、大学院は2年間)の中で、必要とするすべての講義を行わなければならないのですが、シラバス以前のカリキュラム構成の問題もあります。

シラバスは、いかようにも書けます。しかし、今回、きちんと学生に伝わり、学生が主役であるための書き方の秘訣を教えていただきました。さっそく私も「シラバスの再構成(書き直し)」をすることにいたしました。参考に教えていただいた新潟大学でのシラバスとは、一言でいうと「学生が自分で学習を考えるためのツールである」ということ、すなわち、「教育活動の計画書・契約書であり、学生が何を目標に何を学ぶのかを知るための道具である」とのことでした。大学教育では、すべては学生が主体です。