時の経つのは早く、明日はもう立秋です。とはいえ、まだまだ夏本番、厳しい暑さが続いています。本学でも学部生は、ようやく来週月曜からが夏休みです。青春時代の二度とない夏休み、有意義に過ごしてください。
そして、これから訪れる秋の気配を最初に実感できるのは、空からとも言われています。少しずつ雲の形が秋らしい“いわし雲”や“うろこ雲”に変化していく、その様子を観察するのも楽しいものです。本学E棟前のミニ花壇に咲いている花々も、季節の移り変わりとともに、種類が変わっていきます。今はオレンジ色のオニユリ（写真中央付近）が素敵です。
昨日はAO入試の事前審査がありました。本学では、事前審査においては、志望専攻別に行われる模擬授業の受講ならびに質疑応答、授業に関するレポート作成を課しています。この事前審査に合格した受験生のみが、AO入試に出願できるというシステムです。
大学入試は多様化、複雑化しており、“AO入試”という名称が付けられていても、その中身は大学によってさまざまに異なります。受験生は受験したい大学の入試について、その名称だけで判断するのではなく、中身までをきちんと把握しておく必要があります。さらに、今後は、ますます大学入試が多様化していくことが予想されます。文科省も「多面的、総合的評価」を大学入試のキーワードに掲げています。特に今後数年の間は、大学入試が大きく様変わりする予定になっていますので、これから受験を迎える年代の方たちは、とりわけその動向に注意していく必要があるでしょう。本学でも、来年度以降の入試について、見直しを行う予定にしています。
ちなみに、AO入試の法令上の定義はなく、文科省の大学入学者選抜実施要項では、「詳細な書類審査と時間をかけた丁寧な面接等を組み合わせることによって、入学志願者の能力・適性や学習に対する意欲、目的意識等を総合的に判定する方法」と記されています。しかし、今後は、AO入試や一般入試（学力検査）といった入試枠を超えた新しい入試形態が多く採りいれられることになっていくでしょう。