新潟リハビリテーション大学
 
若き言語聴覚士のホープの講演を拝聴いたしました

若き言語聴覚士のホープの講演を拝聴いたしました

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1128日(月)、本学学術委員会主催による言語聴覚士の期待の星、東京大学医学部附属病院勤務の兼岡麻子先生の「広い視野で見るリハビリテーションの臨床研究」と題した講演会が、本学マルチメディア教室で開催されました。学内では、様々な委員会等が企画する(学生対象、教職員対象、両方対象)講演会、研修会、セミナー、ワークショップ等が日常的に開催されています。

 私はスケジュールの関係もあり、すべての会に参加できるわけではありませんが、今回は私自身の現在の教育研究テーマ(摂食嚥下関連)に近い演題ということもあり、楽しみに参加させていただきました。行動力や柔軟な思考を持つ若い言語聴覚士の視点は、凝り固まりつつある私の頭をほぐしてくれる新鮮な刺激となりました。

 講演会の参加者は言語聴覚学専攻の学生が多く、その他に理学療法学専攻の学生や教員も見られました。そのような中、特にこれから臨床や研究に向かう学生たちにとって、わかりやすく学生の目線に立った臨床研究の進め方について、ご自身の摂食嚥下領域の研究を例にしたご講演がありました。

 研究を始める前に当該領域周辺の論文を大量に読んで分析してから、丁寧に研究方針を決め計画を立て進めていくという姿勢…若い頃の私も論文を読みあさって慎重に研究を進めていた時期があり、時間に追われて良い意味でも悪い意味でも大胆になってきている現状に、忘れかけていたことを気づかせてもらうことができました。その道の大先輩だけでなく若い研究者の講演を聞くのもいいものです。