学長室の外側窓の下に、かわいらしい花の寄せ植え鉢が置いてあります。本学の校舎の周りには、ほかにも素敵な鉢植えがたくさんあり、E棟玄関前にはミニ花壇もあります。色とりどりの美しい花々を眺めていると、心も穏やかになります。これらは、本学の教職員が大切に育てている花々です。今日は校舎の一斉窓清掃があり、汚れの落ちた窓は、ぴかぴかになって輝きました。透明になった窓から眺めると、これらの花々も、いっそうきれいに見えたので、外に出て写真を撮ってきました。
さて、昨日の午前中に、4月に大学院生が受けたPROGテストの解説会を実施しました。東京から専門の講師をお招きしての会です。PROGとは、Progress Report On Generic Skillsの略で、不確実性の高いこれからの時代に求められる「ジェネリックスキル」を、多方面から測定(テスト)するもので、すでに全国10万人以上の大学生の受験データの蓄積があるそうです。テスト結果のフィードバックや解説会を通して、自分自身の強みや弱みを知ったり、標準的な学生像との比較により自分自身のポジションを知ったりすることができます。さらに弱みを育成するためのプログラムを活用することで、ジェネリックスキルの育成も図っていくという一連の構成になっています。院生たちは、この解説会を受講して、改めて今後の学修や研究の取り組み方について考えるきっかけになったのではないかと思います。
ところで、昨日(6月4日)から、歯と口の健康週間が始まりました。「虫歯予防デー」の方がなじみ深いという方もいらっしゃるかもしれませんが、実は「虫歯予防デー」というのは、日本歯科医師会が今から百年近く前の1928年から1938年までの間に限って、6月4日のみに実施していたイベントの呼称にすぎません。6と4で「ムシ」の語呂合わせからか、「虫歯予防デー」という呼称が長い間、一人歩きしてきた感があります。しかし、近年、口腔内では、歯のみならず舌や粘膜なども含めて、総合的にケアしていくことの重要性が唱えられるようになりました。「歯」単独よりは、「歯と口の健康」という方がより適切といえるでしょう。…そう、こんなことに思いを巡らせている私は、歯科医でもあったのでした。