11月24日(木)、村上市役所5階第4会議室において、「村上市と新潟リハビリテーション大学との第8回連携協議会」を開催(学長が招集)いたしました。当日の出席者は、市側からは副市長さんをはじめ13名、本学側からは8名でした。2015年の7月に村上市と本学との間に包括連携協定を締結させていただいてから8年が過ぎ、毎年、定期的に開催している本協議会は、今回で8回目となりました。
今年は夏に本地域はたいへんな豪雨被害に見舞われました。しかし、地域の皆さんの防災意識の高さに加えて、市役所の皆様方はじめ、多くの方々のご尽力があって、一人たりとも人命を失うことなく、避難・安全確保がなされました。さらには、コロナ禍で、経済的にも苦難が強いられている学生達には、市から、毎年、度重なるご支援(食料品や支援金など)をいただいています。これらのことに対し、本会の冒頭で、私から改めてお礼の言葉を述べました。おかげさまで、学生たちは皆、落ち着いて勉学に励むことが出来ています。
さて、本会では、本学の地域連携推進室長が司会進行役となり、最初に、本学の現状(学部生・院生の入学者数、入学者の出身地、卒業生の就職先、本学教職員の地域での活動状況等)について、説明いたしました。
その後、あらかじめ本学が設けた4つの協議事項(①大学の3つのポリシーを踏まえた大学の取組の適切性にかかる点検・評価について②地域の課題解決に向けた連携事業の実施について③次年度の履修証明プログラム策定に当たっての意見聴取について④留学生を活用した地域活性化の取組みについて)及び、その他追加で3つの事項について意見交換を行いました。大学関連の専門用語等を含んだ資料を用いての協議であり、分野外の一般の方々にとっては難しい内容も多くあります。このため、事前に本学の年報や資料を市側参加者の皆さんにお渡しして、目を通しておいていただきました。
大学は地域社会から独立した存在ではなく、密接に関係している存在です。その地域に根付いて、その地域を構成する一部になることが大切と考えています。そのためには、地域社会との対話、すなわち、社会の声をくみとって、話し合い、そして、相互に理解した上で、協力することが必要と考えています。学生が卒業後に活躍する場所は社会であり、その社会との連携が十分に行われない限り、目標は達成されません。本学は、認証評価機関である大学基準協会から、長所として地域連携活動が高く評価されています。
追伸:本学ホームページ上の「学長メッセージ」を11月21日に更新いたしました。https://nur.ac.jp/about/message/