新潟リハビリテーション大学
 
「転ばぬ筋力アップ教室」+「口腔ケア」

「転ばぬ筋力アップ教室」+「口腔ケア」

コロナ禍にあって、本学が得意としている地域連携活動も縮小を余儀なくされています。特に地域の高齢者の方々を対象とした各種健康教室は、しばらくの間、開催を控えておりました。転ばぬ筋力アップ教室、食べる力をつける教室、オレンジ(認知症)カフェなど…

しかし、特に高齢者の皆さんは、コロナの影響で、外出を控えたり、人と会う機会が減ったり。運動不足になったり、体力低下や虚弱化が進んだりと、健康面への悪影響も懸念されるようになってきています。本学では、健康教室のうち、感染リスクがより低いと思われる「転ばぬ筋力アップ教室(転倒予防教室)」を、本年10月より再開しています。全10回のシリーズで、これまでより広いスペースが確保できる国際教育研究棟(新棟)を会場として、理学療法学専攻の教員が中心となって地域の高齢者の方々を指導し、ワイワイ楽しくやっています。70代、80代の方々…皆お元気です。

11月21日(月)は、教室内で、スクエアステップを行いました(写真)。スクエアステップは、科学的エビデンス(根拠)に基づく、マットを使ったエクササイズのことで、高齢者の転倒予防のみならず、認知機能向上にも役立つとのことです。四角い白い枠がたくさん並んでいる緑色のマットを使います。枠の中を踏みしめて進んで行くのに、何通りものパターンがあります。指導者が指示するパターンをその都度覚えて、間違えないように歩いて進んで行くことが必要なため、体だけでなく頭もしっかりと使うのです!

当日は、スクエアステップに先立って、私の方から「口腔ケア」のお話をさせていただきました。「食べる力をつける教室」が開催できないままでいるため、少しでも皆さんに知っていただき、実践していただきたいことがあり、スライドと模型を使って説明しました。食べる力をつける簡単なトレーニングの一部も紹介しました。皆さん、食い入るように熱心に聞いてくださり、大変うれしく思いました。ご自宅でも実践され、お口からも、今よりいっそう元気になってくださいね。