新潟リハビリテーション大学
 
3/26新校舎竣工式とオープンキャンパス

3/26新校舎竣工式とオープンキャンパス

3月26日は、2022年の中でも最強の日で、「天赦日」と「一粒万倍日」、さらに「寅の日」と、3つの吉日が重なる開運日でありました。

 

「天赦日」は、“百神が天に昇り、万物の罪を赦す日”とされ、この日はあらゆる障害が取り除かれ、どんなことをしてもうまくいくと言われています。特に、開業など、人生を大きく変えるイベントを行うのに良い日とのことです。また、「一粒万倍日」は、一粒の籾(もみ)が何万倍にもなり、稲穂のようにたわわに実ることを意味する吉日です。この日に始めたことは何万倍もの成果が出ると言われていて、新しいことを始めるのにぴったりの日とのことです。「寅の日」は、金運と旅行運がアップするそうです。

この「新しいことをするのに最適な日」に、本学は、午前中に新校舎の竣工式、午後に新3年生等のための対面式オープンキャンパスと、強運のパワーを最大限に活用させていただきました(写真2枚は、竣工式の立て看板とオープンキャンパスの様子)。いずれも、今後の発展に繋がることを期待しています。竣工式については、こちらのお知らせにも写真を掲載しております。https://nur.ac.jp/cat_news/13429/

以下に、竣工式における学長挨拶を掲げます。

本日は、コロナ禍の年度末で大変お忙しいところ、本学の新校舎竣工式に、ご列席いただきまして、誠にありがとうございます。新校舎は、国際化を目指す本学の、教育研究の新拠点となりますことから、国際教育研究棟と命名いたしました。

幸い着工以来事故も無く、本日のたいへん良き日に、竣工式を迎えることが出来ました。これもひとえに関係者の皆様方のご指導やご協力があったからに外なりません。また、設計・施工に携わってくださった鹿島建設の皆様のご尽力の賜物と、心から感謝申し上げます。地元の皆様にも工事中は何かとご迷惑をお掛けしましたが、ご協力をいただきましたこと、心より感謝申し上げます。例年にも増して、晴れやかな思いで新年度を迎えられますこと、改めて御礼申し上げます。

本学は、伝統ある新潟リハビリテーション専門学校をベースにして、平成19年度に大学院を先に立ち上げて、新潟リハビリテーション大学院大学として設立し、その3年後に学部を増設して現在の姿となっております。大学院大学時代から数えても、早15年が経過したことになります。その間、多くの皆様の温かいご指導ご支援を賜りながら、教職員、共々一丸となって教育・研究に邁進し、地域貢献活動等も行ってまいりました。

この15年の間で、大学を取り巻く環境も大きく変化しましたが、都度、本学の組織構成の見直しも図りながら、地域に貢献する医療補助職の育成に努めてまいりました。

さて、国際教育研究棟は、SDGsを推進する本学にふさわしい設計になっています。環境にも配慮しており、すべての人が、活動しやすい環境を提供できる社会を目指して制定された「新潟県福祉のまちづくり条例」に適合した施設としての認定も受けております。学生はもちろん、地域の高齢者や障害者にも使いやすいバリアフリー設計、車椅子利用者に配慮した多機能トイレなど充実した設備を備えています。さらには、地震や津波等の大規模災害時は屋上を避難場所として活用できるなど、地域防災への貢献も意識した造りとなっています。高齢化が進む周辺地域の未来を見据えたサステナブルな校舎とも言えます。

1階は2つのエリアに分かれ、一方のエリアは、一人ひとりが自分スタイルで学べるアクティブラーニングエリア、もう一方は、学生が実技等を自主練習できるようなアクティブプラクティスエリアとなります。

2階は2つのオープンラボスペースとして、異なる分野の研究者、学生、地域の方々などさまざまな人々の交流スペースとなります。交流を通じて研究の場を活性化し、新たな発想を生み出すことを期待しています。

学生がキャンパスに集い、対面で活動を行うという、大学にとって当たり前だったことが、コロナ禍にあって縮小されていました。まだ収束には向かっていませんが、本学は小規模校の強みを生かし、対面での授業や活動を多く実施できています。今後も、十分な感染防止対策をとりつつ、皆が直接、顔をあわせて交流することを重視していきます。学生の皆さんが、新校舎を活用している姿を目にする日が来ることを心待ちにしています。新しい時代に向かう、新たな学びが、ここから始まっていくことを期待しています。

また、一層の内部充実を図るべく、教職員が一丸となって、改革に取り組んでまいる所存ですので、皆様方には、今後とも変わらぬご指導、ご鞭撻のほどお願い申し上げます。

最後になりましたが、ご列席いただいた皆様方のご健勝を心よりお祈り申し上げまして、私のご挨拶とさせていただきます。本日は誠にありがとうございます。

令和4年3月26日    新潟リハビリテーション大学長 山村千絵