このたび本学は、文部科学省の「私立大学等経営強化集中支援事業」に継続して採択されました。
私立大学等経営強化集中支援事業とは、18歳人口の急激な減少を見据え、スピード感のある経営改革を進め、地方に高度な大学機能の集積を図る地方の中小規模私立大学等に対し、集中的支援を行うために実施されている事業です。
平成30年度から、経営改革・経営基盤の強化に取り組む大学等へ集中支援を行うため、入学者数の増、収支状況の改善、組織体制の強化等のKPI(組織の目標を達成するための重要な業績評価の指標)を盛り込んだ経営改革計画の内容及び経営改善状況を審査・選定し、評価結果に応じて特別補助金を配分することとされています。
平成30年度には、全国の大学・短大のうち、本学含めて50校が支援の対象校として選定されました。選定校に対しては、計画通りの大学運営が実施されていれば、原則3年間の支援が継続されることになっていました。そのため、毎年度、経営改革計画の実施及び進捗状況に関する評価が実施されてきました。進捗状況評価では、書面評価や、ヒアリング評価が行われ、その結果から、支援の継続または中止が決定されてきました。
このたび、令和2年度に実施された進捗状況評価の結果、本学は3年間継続での選定が決定されました。なお、3年間継続での支援対象校は全国の大学・短大あわせて48校でした。
いただいた補助金を有効活用しつつ、今後も、引き続き、適切な大学運営を行っていく所存です。もうすぐ令和2年度の学事が終了し、新しい年度を迎えます。そのための準備も着々と進んでいます。
本学は4月に新しく医療学部に3名の教員(作業療法学専攻2名、リハビリテーション心理学専攻1名)を迎えます。在学生には新年度に向けたオリエンテーションを実施しました。新入生も4月2日からオリエンテーションが始まります。そして、コロナ禍で着工を延期していた新校舎の建設をいよいよ開始いたします。まずは、3月31日に、規模を最小限とした、建設工事の安全祈願祭を執り行うこととなりました。本学ホームページ上でも、工事の進行状況を随時掲載していく予定にしています。