新潟リハビリテーション大学
 
テレワークをして…雑感

テレワークをして…雑感

新型コロナウイルス感染症が蔓延するのに伴い、私たちの生活は急激に大きく変わりました。そして、いったん収まりかけているように見える現在においても、新しい生活様式を順守するようにという…

しかし、新しい生活様式の意味を理解できない方、行いたくとも行えない方、など世の中には、新しい生活様式に従った暮らしを実行できない方々も、少なからずいることを忘れてはいけません。

本学では、そのような方々を含め、心身に困難を抱えている方々に寄り添って支えていくことができる、弱者の心の杖となる人材を養成しています。

新しい生活様式の中では、勤務形態として、テレワークも推奨されています。本学でも、大学の主役である学生さんたちがキャンパスに不在となっている今の時期は、教職員は大学出勤とテレワークを柔軟に取り入れています。

私がテレワークをする場所(PCを置いている場所)は、自宅のリビングルームにある犬小屋のすぐ脇です。PCは低いテーブルの上に置いているので、床に座って、犬と同じ目線のレベルで作業をしています。もうすぐ3歳になる2代目マルチーズ、日中はケージの中でおとなしく過ごしています。

テレワークの日は、普段なら対面の会話を行って短時間で解決することも、連絡手段としてメール等を使用することになるため文字入力が必要になり、相手の表情や言葉のトーンがわからないため微妙な感じが伝わりにくかったり、必要な資料が手元になかったりと、ちょっと効率が悪いこともあります。しかも、際限なくPCに向かってしまうことも多々あります。

メール連絡といえば…文科省からの連絡は、以前は郵送が主でしたが、スピードが求められる近年は、メール連絡が先行することが多くなっています。本学の事務局担当者のみならず、私自身も、国や県からの連絡メールを、大学でも自宅でも受け取とれるように設定しています。

文科省からのメールは夜遅くや深夜に届くことも多く、かつ、あとから訂正や差し替えが届くことも度々で、現場の大変さが推測されます。高等教育負担軽減制度新設に際し、及びこの度のコロナ対応に際し、特にそのように感じます。調査のためのメールも多く、緊迫している最近では、回答までの期限も1~2日と早い対応が求められます。そのような状況のため、私自身も情報や連絡を早く直に受け取ることができるようにと、アドレス設定をしているのです。

制度をひとつ新しくする、新しいひとつの事象に対応する…に際しても、上からの指示はひとつでも、そのための実務作業は膨大なものがあります。昨今の文科省からの連絡・通知の状況からも、実際に作業に当たっている方たちの大変さが見え隠れしています。仮に急いで9月入学に移行する場合、それに伴い30以上もの法改正が必要となってきた時にどうなるか…、現場でスピードが求められ作業する方たちの大変さと混乱ぶりは……想像以上のものとなるでしょう。そして、それらの混乱の影響を最も被るのは、子供たちや家庭、学校現場です。