メディケアフーズ展

1月29日(水)に、東京ビッグサイト青海展示棟において開催された第12回メディケアフーズ展に参加し、介護食その他、本領域の最新の動向について調査するとともに、関連セミナーに出席して、周辺の情報を学んできました。青海展示棟は東京オリンピックに備えた仮設の展示棟です。

私は現在、高齢者向け食品について、食品の物性や、実際に食べたときのおいしさ等の観点を重視して研究を進めています。また、完成された食事という形態ではなく、食品素材に着目しています。ひとつのメニューとして完成されたものにすると、味やにおい、見た目等が似たようなものになり、かつ市販品とした場合の価格も高くなりがちですが、素材という形態であれば、現場での再加工の仕方により、メニューのバリエーションが増え、飽きもきにくいと考えています。

このような展示会には、毎年参加し、介護食がどのように進化しているかをチェックしています。そして、展示を見るだけではなく、試食をしてはじめて、それら製品についてよく知ることができるところではありますが、今回ばかりは、新型肺炎が気になってしまい、展示品をひとつも試食せずに帰ってきました。もちろん、会場入り口には消毒剤が置いてあったり、その他衛生対策もきちんとなされていたりしましたが、来場者数の多い会場なので、万一のことを考え、やめました。試食を準備され、声をかけてくださる業者の方々には、たいへん申し訳なく思いましたし、ちょっと残念でもありました。来場者のマスク着用率は高く、私も終始マスクを着用していました。

セミナーは事前に申し込んでいた、「食べること生きること~最期まで食べられる連携と街づくり~」を聴講しました。新宿食支援研究会代表の歯科医師(ふれあい歯科ごとう代表)五島朋幸先生の講演でした。同研究会では、地域という単位で意識改革をし、職種の垣根を越え「何らかの食や栄養の異常を見つける人」、「適切な支援者につなぐ人」、そして「結果を出す人(支援者)」を地域で無限に作りだすことを目標に活動しているとのことで、その活動の実例報告がありました。時折ユーモアを交えたテンポの良い講演で、楽しく拝聴させていただきました。また、演者の五島先生の熱意がひしひしと伝わってきました。本学地域においても、そのような事業を今後、展開していくことができたらいいなあ…と思います。