地域高齢者を対象にした第10期転ばぬ筋力アップ教室が、10月5日から12月14日までの毎週月曜日の午後、本学体育館で開催されています。この教室は、理学療法学専攻の教員が数年前から始め、今年度からは作業療法学専攻の教員も加わり、パワーアップして行われているものです。いわゆる転倒予防教室に、認知機能の改善も含んだプログラムを合わせて提供しているという特徴があります。
昨日は、作業療法学専攻の教員が、スクエアステップを取り入れた指導を行っている日でしたが、私もある目的があって、その教室を見学させていただきました。最初に補助指導員による準備体操をみんなで行った後、スクエアマットがたくさん敷かれた体育館で、小グループに分かれて、スクエアステップを踏んでいきました。スクエアステップとは、高齢者の介護予防(転倒予防・認知機能向上)をはじめ、成人の生活習慣病予防、子どもの身体機能の発達、あらゆる年齢層の体力づくりや、アスリートの競技力向上とコンディショニングに適用できるエクササイズだそうです(スクエアステップ協会ホームページより)。四角(スクエア)が縦横に何列か描かれたマット上を、指示されたステップ通りにリズミカルに踏んで進んでいくという一見、単純で簡単そうな運動ですが、適度に頭も身体も使うことが、見ていてよくわかりました。高齢者は、皆さん実に上手にやっていて、さすがに教室に通っているだけあると思いました。中には先日のペタンク大会で対戦した方もいらっしゃり、ここで鍛えているからペタンクも楽勝なんだと、妙に納得しました。
さて、私の目的はというと、二週間後のこの教室の後に、研究中のソフトスチーム鶏肉を試食して頂ける方の募集とお願いをすることでした。「お酒は出るのか?」と冗談交じりで聞いてくる方もいて、反応は上々でした。きっと皆さん、協力してくれますね。
それから、この教室は来年度からもっとパワーアップします。摂食嚥下機能向上の教室も加わります。採択された私立大学戦略的研究基盤形成支援事業に基づいて行うものです。こちらもお楽しみに。