村上市より特産品で学生の生活応援をしていただきました

このたび、3回の日程(3月22日(月)24日(水)26日(金))に分けて、本学在学生全員(現学部1~3年生、留学生、村上校大学院生)を対象に、村上市より市内特産食料品の詰め合わせが配布されました。学生たちは春休みの最中でしたが、「次年度に向けての在学生オリエンテーション」のための登校日に合わせて配布日を設定していただきました。

新型コロナウイルス感染症が長期化する中、自粛生活等、ストレスを抱えて頑張っている学生の生活支援をしたいという市からの申し出があり、「学生応援フードパントリー」の一環として実現に至ったのでした。

写真1枚目の通り、岩船産コシヒカリ、鮭の加工品複数、村上牛カレーレトルト、村上茶、村上牛コロッケ、缶詰など、村上市が誇る豪華な食品が勢ぞろいです。市長さんのメッセージも添えられていました。

26日の配布には市長さん(写真2枚目左端)も駆けつけてくださり、直接、学生ひとり一人に声をかけて配布していただきました。市の関係者の方々、フードバンクさんぽく、フードバンクむらかみ、いわふね青年会議所など大勢の方々に配布協力いただきました。フードバンクからは、アルファ米やヨーグルトなどの支援もいただきました。

村上市及び関係諸団体様には、温かい支援により学生を元気づけていただき、本当にありがとうございました。学生もおいしそうな食材をたくさんいただいて、「すごい! 持ちきれないほど多い…」とうれしい悲鳴を上げながら、笑顔で大満足の様子でした。

なお、本事業は姉妹校である新潟看護医療専門学校村上校でも17日に実施されました。

私立大学等経営強化集中支援事業に継続採択されました

このたび本学は、文部科学省の「私立大学等経営強化集中支援事業」に継続して採択されました。

私立大学等経営強化集中支援事業とは、18歳人口の急激な減少を見据え、スピード感のある経営改革を進め、地方に高度な大学機能の集積を図る地方の中小規模私立大学等に対し、集中的支援を行うために実施されている事業です。

平成30年度から、経営改革・経営基盤の強化に取り組む大学等へ集中支援を行うため、入学者数の増、収支状況の改善、組織体制の強化等のKPI(組織の目標を達成するための重要な業績評価の指標)を盛り込んだ経営改革計画の内容及び経営改善状況を審査・選定し、評価結果に応じて特別補助金を配分することとされています。

平成30年度には、全国の大学・短大のうち、本学含めて50校が支援の対象校として選定されました。選定校に対しては、計画通りの大学運営が実施されていれば、原則3年間の支援が継続されることになっていました。そのため、毎年度、経営改革計画の実施及び進捗状況に関する評価が実施されてきました。進捗状況評価では、書面評価や、ヒアリング評価が行われ、その結果から、支援の継続または中止が決定されてきました。

このたび、令和2年度に実施された進捗状況評価の結果、本学は3年間継続での選定が決定されました。なお、3年間継続での支援対象校は全国の大学・短大あわせて48校でした。

いただいた補助金を有効活用しつつ、今後も、引き続き、適切な大学運営を行っていく所存です。もうすぐ令和2年度の学事が終了し、新しい年度を迎えます。そのための準備も着々と進んでいます。

本学は4月に新しく医療学部に3名の教員(作業療法学専攻2名、リハビリテーション心理学専攻1名)を迎えます。在学生には新年度に向けたオリエンテーションを実施しました。新入生も4月2日からオリエンテーションが始まります。そして、コロナ禍で着工を延期していた新校舎の建設をいよいよ開始いたします。まずは、3月31日に、規模を最小限とした、建設工事の安全祈願祭を執り行うこととなりました。本学ホームページ上でも、工事の進行状況を随時掲載していく予定にしています。

学生がボランティア表彰(国立青少年教育振興機構より)されました

医療学部理学療法学専攻4年 遠藤沙弥さん(写真中央)が、「令和2年度国立青少年教育振興機構法人ボランティア表彰」を受賞され、3月12日、卒業式が終わった直後に、学内にて表彰式を行いました。

遠藤さんは、国立妙高青少年自然の家(新潟県)において継続的にボランティア活動を行い、その活動が他の模範として高く評価され、今回の表彰に至りました。

法人ボランティアとは、独立行政法人国立青少年教育振興機構が実施する「ボランティア養成事業」に参加し、知識や技術を学んで登録し、全国各地にある国立青少年教育施設で活動することができる制度です。

本学のある村上市とボランティア先の妙高市は、南北に長い新潟県の端と端で170km以上も離れており、この長距離を、毎回時間をかけて車で通っていたとのこと。それだけでも並大抵のことではありません。

表彰式に際し、国立妙高青少年自然の家所長の星野浩一様(写真右から2人目)と国立妙高青少年自然の家企画指導専門職の宇佐美崇様(写真右端)が来学され、本学からは学長と高橋学部長(写真左端)が立ち会いのもと、星野所長から遠藤さんに表彰状が授与されました。

遠藤さんは、大学2年生の時からボランティアとしての活動を始めています。長期キャンプ「MYOKOチャレンジ」の班付スタッフや、小学生全学年対象の「はね馬キャンプin妙高」の運営スタッフとして活動し、活動日数は延べ50日以上にもなったとのことです。また、東京で開催された中央の会合に出席したり、日独学生青年リーダー交流事業に参加して、海外の学生とも交流を深めたりしたとのことです。活動中は、誰にでも積極的に話しかけ、明るい言動で子供たちを楽しませてくれたとのこと。また、豊富な経験をいかし、企画段階から中心となって準備を進めるだけでなく、後輩からの相談に対して丁寧に耳を傾け助言するなど、後進の育成にも努めてくれたとのことです。

本学での学びに加え、ボランティア活動で経験されたことは、きっと遠藤さんを、心身ともに大きく成長させてくれたことと思います。ご指導いただきました国立妙高青少年自然の家の関係者の方々には、深く御礼を申し上げます。

学生がこのような表彰を受けるのは今回が初めてのことで、本学にとっても大変名誉なことであります。遠藤さんが、勉学に励みながら、多くの時間を費やしてボランティア活動にいそしんできたことは、他の学生の模範となるすばらしいもので、卒業式でも学長賞を授与して表彰させていただきました。

本学の教育理念である「人の心の杖であれ」を具現化し、社会のため,人のために尽くしてこられた遠藤さんには、今後も、この経験を活かし、ご活躍されることを期待しております。

そして、本学としましても、今はコロナ禍で大変ではありますが、ボランティアと勉学を両立しながら学生が有意義に活動できるように、支援を行っていきたいと思います。

 

令和2年度卒業証書・学位記授与式

3月12日、令和2年度卒業証書・学位記授与式(学部卒業生及び大学院修了生)を学内の大講義室にて執り行いました。式中は、会場左右両側の窓を開け放していましたが、暖かくやわらかい春の陽射しが降り注ぎ、とても心地よく感じられました。感染防止対策を行ったうえで、昨年度と同様に卒業生・修了生と教職員に絞った形での式といたしました。東京サテライトキャンパス所属の大学院修了生の希望者には、式の模様をライブ配信いたしました。また、卒業生・修了生および保護者様が閲覧できるよう、式の記録動画を後日、インターネット上に限定公開する予定にしています。卒業生・修了生の皆様、おめでとうございました。

以下に、学長告辞を掲載いたします。

医療学部卒業生、そして大学院リハビリテーション研究科修了生の皆さん、卒業、修了おめでとうございます。本日出席をお控えいただいた、ご家族や関係者の方々にも、心よりお慶びを申し上げるとともに、これまで、本学に賜りましたご支援とご協力に、改めて感謝をいたします。

また、日夜最前線で感染症の治療や看護に力を尽くされている医療関係者の方々に、心より感謝と敬意を表します。

さて、外の景色に目をやると、うずたかく積もっていた雪も消え、土の色に草木の緑が加わり、さまざまな息吹が感じられるようになりました。ハクチョウたちも北帰行を控え、田んぼで盛んに餌をついばみ、栄養を蓄えています。旅立ちにふさわしい季節がやってきました。

このよき日に、私たち教職員は、卒業生・修了生の皆さんとのたくさんの思い出を抱え名残が尽きない気持ちでいっぱいですが、心から祝福して送り出したいと思います。そして、学生の皆さんが本学で学び過ごした最後の大切な時間を、直接、顔を合わせて共有することができましたことを、ありがたく思います。

本日は、ささやかではありますが、精いっぱい心を込めて皆さんを送り出したく、教職員が知恵を絞って準備を進めてきました。ひとつずつメッセージを切り貼りして完成させた手作りの式次第や、フォトスポットの設定など、この卒業式が皆さんの心に残るものとなりましたら、うれしく思います。

ところで、今年度は感染拡大の影響を受けて、例年とは異なる大学の授業体制となりました。自宅待機や遠隔授業、マスク着用、三密回避、手洗いや消毒など、感染拡大防止体制へご協力いただき、本当にありがとうございました。幾多の困難な状況があったと思いますが耐え抜いていただいた皆さんの努力に厚く御礼を申し上げます。

とはいうものの、学部4年生で大きなウエイトを占めていた学外臨床実習は中止せざるをえなくなり、貴重な学びや経験の機会を失わせてしまったことは、とても残念でした。しかし、それに代わるものとして、学内で学生の皆さんや教職員が工夫を凝らして専攻の枠を超えて協力し合うことで、新しい学びのスタイルを作り上げました。

一方、大学院生の皆さんは、人を対象とする研究のデータを集めにくくなり、例数が増えないことへのあせりや戸惑いが終始付きまとい、苦労されたことと思います。修士研究の発表会も、東京サテライトの学生さんを村上までお招きすることができずに、オンラインでの実施となりました。それでも活発な質疑応答が展開され、今後の研究や臨床にとっても、有意義な内容を提供できたと考えます。

新型コロナウイルス感染症という未曽有の事態に直面した中でも、学生の皆さんの学びを止めることのないよう、試行錯誤しながら、教育研究活動を継続してまいりました。大学全体で大学教育に対する危機を乗り越えようとするこの経験は、今後の大学教育が大きく生まれ変わるチャンスと捉えることもできます。

一方で、大学における授業の受講だけでなく、大学という場所において、仲間と語り合い、交流するといった営み自体が皆さんの成長過程にも大きく影響している重要性に改めて気づかされました。

いずれにせよ、この時代を経験した皆さんは、新しい価値観や考え方が身についていくでしょう。それは必ず将来に生きていきます。

皆さんは、これから新たな道へ歩んでいくために、本学から巣立っていくという、一区切りの日を迎えることができました。これまでの皆さんの努力によることはもちろんですが、ご家族の方々をはじめ、諸先生方や事務の方々、友人たち、地域の方々、その他、多くの方々の温かい愛情と限りないお力添えのお蔭だということをどうか忘れないでください。そして、本学で学んだことを糧にし、本学の卒業生・修了生としての自覚と自信を持って今後の人生を送っていただきたいと思います。

さて、皆さんがこれから向かっていく社会は、少子高齢化や人口減少がいっそう進み、さらには、人工知能、ロボット、再生医療など新たな科学技術が進展し、私たちの生活環境や就業形態が、大きく変化していくことが予想されています。いわゆる、Society 5.0と呼ばれる超スマート社会となり、ICT機器が人や物をつなぐようになり、人工知能やロボットが多くの仕事を代替するようになるでしょう。

しかし、そのような社会こそ、人と人とが真摯に向き合うことが大切になると思います。本学で学んだ皆さんは、人と接する際に、相手の心を読み取り共感し、優しく温かい心を通わすことができるはずです。本学園では、創設以来「人の心の杖であれ」を理念に掲げ、知識や技術だけではない、細やかな心遣いで患者さまやご家族をはじめ周囲の方々をしっかりと支えていけるような、人材を育成してきました。

これまで皆さんが培ってきた知識、技術、そして優しさや思いやりをさらに成長させ、どんな場面でも決して諦めないで挑戦を続けていってください。さらに、本学の教育目標の1つにもなっている崇高な倫理観を今後も育んでいってください。

倫理というと難しく聞こえますが、身近なところでは、世の中にあふれているさまざまな情報についても、常に正しいかどうか考えながら取り扱っていただきたいということがあります。実際に、皆さんが毎日触れている情報の中には、正しそうに見えて実は正しくないというものも多く含まれていると思った方がいいでしょう。そうした情報の発信者たちも、わざと誤った情報を流しているとは限りません。無自覚なコピペやリツイートをして拡散していくうちに、情報が捻じ曲げられ、人々を混乱させる元になっていることがあります。そして、捻じ曲がったり、切り取られたりして、本来の意味とは違った形で情報が拡散された場合も、それはあたかも正しい情報であるかのように、さらに拡散されていきます。すると、誰もがそれを信じ、情報の起原にあたって真偽のほどを確かめようとはしなくなります。これは、とても危険なことです。あらゆる情報の真偽を自分の目で確認してみること、必ず一次情報に立ち返って自分で検証してみることこそが、倫理的にも科学的にも大切な行為と考えます。

新しい生活様式、新しい学びなど、社会はあらゆる面から新しく生まれ変わろうとしています。新しい社会では、誰ひとりとして取り残されることのないよう、共生社会の構築が期待されます。皆さんには、その牽引役を果たしていただきたいと思います。困難な状況下にあっても、偏見や差別をせず、常に他者に対してあたたかい手を差し伸べられる人、それは、まさに本学の教育理念である、「人の心の杖であれ」を具現化することにほかなりません。

最後になりましたが、皆さんには、正しい情報を根拠に原点に立ち返って判断し、適切な行動をとるように心がけてください。さらには、本学の理念である「人の心の杖であれ」を忘れずに、人と人とが、支え合って生きていくことの大切さを、このような時代だからこそ、なおさら胸に刻んでこれからの人生を歩んでいってください。そして、いつまでも不断に学び続け、未来を切り拓いていき、大きく飛躍して多方面で活躍されることを心より祈念し、私の告辞といたします。

本日は卒業・修了おめでとうございます。

令和3年3月12日   新潟リハビリテーション大学長 山村 千絵