毎日の通勤経路に、珍しい?「フトモモ科のブラシノキ」という冗談のような名前の付いた木があります。すでに枯れ始めているのですが、少し前の満開の頃は、まさしく真っ赤なブラシが木の枝にたくさん付いているような姿をしており、見事でした。
さて、学長宛に、毎日のように、バラエティーに富んだ多くのアンケートが届きます。即座にこなしていかないと、どんどん溜まっていき大変です。中には、回答しなくても良いようなものも含まれていますが、できるだけ対応するように心がけています。アンケートの内容から新たに気づかされることも多いからです。
昨日は、入試やその他いくつかの事柄が盛り込まれた総合アンケートや、産学連携のアンケートなどに回答しました。入試関連のアンケートでは、新しい2つのテスト(平成31年度から実施予定の「高等学校基礎学力テスト(仮称)」および平成32年度から実施予定の「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」)について問うものが含まれていました。2つの新テストのうち、基礎学力テストの方は、高等学校での教育の質の確保・向上を図り、生徒の学習改善に役立てるために導入されるもので、学力評価テストの方は、現行の大学入試センター試験に替わるものとなるそうです。ここで最も注目すべきは、いずれも1点刻みではなく段階別表示で成績が提供されるということです。この辺はおとといの学長ブログでも書きました。
これらのテストをふまえた上で、各大学・学部の教育の特徴に応じてふさわしい学生を採るために、個別選抜において、学力評価テストの成績に加えて、小論文や面接、集団討論、プレゼンテーション、入学後の学修計画書といった多様な方法を工夫して、多面的・総合的な合否判定を行うことになります。そして、文科省は平成28年度入試以降、できる大学から順次、多面的・総合的な選抜へと転換を図ってほしいという方針です。
現在の大学入試センター試験の前は、国公立大学の入学志望者を対象とした大学共通第一次学力試験(共通一次試験、共通一次)が実施されていました。「共通一次」が、日本の大学の共通入学試験の最初の試みで、私は共通一次が導入された最初の年に受験しました。
ところで、本学ホームページのトップページに、平成28年4月に新しく医療学部リハビリテーション学科に「リハビリテーション心理学専攻」を設置するという情報を掲載いたしました。医療系学部の中に「心理」というのは、全国でも珍しいと思います。他学にはない特徴あるカリキュラムを設定しています。この学長ブログでも、追って詳細を説明していきたいと思います。