入学してまだ5ヶ月の1年生、前期の授業・定期試験も終わって、今は夏休みのまっただ中。もうしばらく夏休みが終わるまで羽を伸ばしていたいところでしょうが、本学では早くも来週月曜日(5日)から夏休みに割り込む形で(臨床)見学実習が始まります。このブログの下にある学事カレンダーに予定が記載さていますのでご覧下さい。
見学実習は、医療・福祉・保育等、学生の皆さんが将来関わる領域を扱う学外の近隣施設に直接出向いて、現場の見学を行うものです。リハビリテーションは高齢者だけでなく、乳幼児から全年齢の者を対象としますので、その意味で、本学では保育園にも見学に行き子供の特性等を観察してきます。また、理学・作業・言語の専攻だけでなく、心理専攻の学生も見学実習に出向きます。
学生の皆さんには、大学生活の早期より臨床現場に触れることで、医療専門職を目指す学生としての自覚を持ち、各施設の概要を十分に理解した上で、他職種の役割と連携の重要性についても学習することが求められます。本実習は、健康な高齢者や乳幼児のほか、心身のさまざまな機能が低下したり障害を持っていたりする方々など、幅広い年代や背景を持つ人たちと直接に接することのできる貴重な機会となります。今後、習得する知識や技能に関して、常に「臨床にどのように活かされるのか」という問題意識を持って学んでいく礎を養います。臨床実習ではとても多くの事を学ぶことができ、机上の学習では得られない充実感があるはずです。
一方で、実習では学生も社会人として扱われます。甘えた気持ちや無責任な態度では通じません。そのようなことから、はじめての実習とあって、学生は余計にプレッシャーや緊張を感じることもあるでしょう。しかし、先輩も含めて、皆が同じように実習してきています。
1年生の実習では、むしろ、〇〇ってやりがいがあって楽しい仕事だ!ということを体感して欲しいです。そのことが、「目指す医療専門職になりたい」というモチベーションを、今まで以上に高めることにつながっていき、その後の学生生活もスムーズにいくのではないでしょうか。