令和5年7月12日付で、令和4年度「全国学生調査(第3回試行実施)」の結果が、文部科学省のホームページ上で公表されております。
https://www.mext.go.jp/content/20230712-koutou02-000001987_1.pdf
「2040年に向けた高等教育のグランドデザイン(答申)」(平成30年11月26日中央教育審議会)において、学修者本位の教育へ転換を図るとともに、各大学が教育成果や教学に係る取組状況等の大学教育の質に関する情報を把握・公表していくことの重要性を指摘する一方、社会が理解しやすいよう、国は、全国的な学生調査や大学調査を通じて整理し、比較できるよう一覧化して公表すべきと提言されました。
これらを踏まえ、令和元年度に第1回、令和3年度に第2回、令和4年度に第3回目となる「全国学生調査」が実施されました。第3回の調査時期は、令和4年 11 月 28 日(月)~令和5年1月 20 日(金)の間で、当時の学部2年生と4年生が対象となり、10 万人を超える全国の学生から回答があったとのことです。
全部で45項目の質問からなっていました。本学の学生の回答は、どの項目もほぼ全国の回答者と類似の傾向がありましたが、全国と比べて本学学生が優位(よくあった・ある程度あった等の割合が多い)の項目は次の通りでした。
・Q7 グループワークやディスカッションの機会がある ・Q8 質疑応答など、教員等との意見交換の機会がある ・Q12 授業時間以外で、教員に質問・相談するオフィスアワーの有用性 ・Q19 図書館やラーニングスペースなど大学施設を活用した自主的な学習の有用性 ・Q34 社会的責任や倫理観が身に付いた ・Q35 大学が学生に卒業時までに身に付けることを求めている知識や能力を理解している ・Q38 大学での学びによって自分自身の成長を実感している
とりわけうれしいのは、成長を実感している学生の割合が多いことです! 「そう思う、ある程度そう思う」の両方ともにおいて本学学生のポイントが高く、両者の合計で見ると全国で82 %なのに対し、本学は88.8 %でした。
今後も「学修者本位の教育」を念頭において、よりよい教育を提供していきたいと思います。