2021年の年頭に、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
昨年は、新型コロナウイルス感染症拡大の中で、皆様におかれましては、様々なご心配やご苦労の絶えない一年であったことと存じます。そのような状況におきましても、本学の運営や教育研究活動に対し、ご支援・ご協力を賜りましたことに心より感謝申し上げます。
新しく迎えた年が、皆様にとりまして、平穏無事に暮らせる一年となりますよう、そして、新型コロナウイルス感染症が終息に向かいますよう、お祈りいたしております。
さて、昨年度、本学はすべての学生を対象に、奨学支援金や支援品を給付したり、遠隔会議システムを導入してウェブ授業やゼミ活動・面談を展開したり、これまでにない新しい時代の学びや活動を促進できるよう、できる限りの措置を行ってきました。小さい大学ならではのメリットとして、ひとり一人に目を行き届かせ、しっかりとコミュニケーションを取りつつ、必要とする支援を迅速・適切に行えるよう心掛けてきました。
今後は、授業の実施形態についても、感染拡大防止対策を徹底しつつ、できる限り要望の多い対面授業の割合をさらに増やしていきたいと考えております。また、未来世界を開拓できる人材の育成を目指し、「数理・データサイエンス・AI教育の展開」に向けて準備を進めてまいります。その第一段階として、本学は2020年度に、新潟県内の私立大学の中ではもっとも早く、「数理・データサイエンス教育強化拠点コンソーシアム」の連携校となり活動を開始しています。今後も本学の特色と強みを活かした施策を持続的に発展させてまいります。
そして、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い延期としていた、新校舎1棟の建設を、いよいよ2021年4月より開始いたします。そこでは新しい時代に相応しい教育・研究を実践できるよう、建物の内部・外部の設計ともに、当初の計画より見直しを行っております。
最後になりましたが、2021年度は組織改革も進め、今まで以上に良い大学となるよう努めてまいります。今後ともご支援・ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
2021年1月1日
新潟リハビリテーション大学学長 山村千絵