10月25日(金)に、新潟県立大学創立10周年・創基56周年記念行事(式典・講演会・シンポジウム・祝賀会)がANAクラウンプラザホテル新潟で開催されたので出席してきました。
本学園・本学も、いずれ〇〇周年となって行事を行う日がやってくるので、行事の内容はもちろん、運営や進行等で真似できそうな良いところはないかと、貪欲な考えを持ちながら臨みました。
進行については、13時30分開式の式典に始まり、最後は19時までの祝賀会と、長丁場の一日でしたが、それぞれのプログラムごとにタイムマネージメントが非常にしっかりとしていて、予定の開始・終了時刻どおりに、最後のプログラムまで進んでいき、とても気持ちが良いものがありました。
10周年記念で制定したというロゴマークを配した、真っ赤な手提げ袋の中には、大学のパンフレット(今どきの、カバンに収まりの良い小さ目サイズ)や10周年記念誌が入っていました。記念誌の構成や内容は、創基56周年の歴史の重みを感じさせる正統派のスタイルとなっており、その詳細な記述から、準備に相当な時間がかかっていることを伺い知ることができました。
記念講演やシンポジウムは、ともに、グローバル化と絡めて、大学の社会における役割を論じたものでありました。まず、記念講演では、大阪大学の猪木名誉教授が、「産業社会における大学の役割」という演題で講演されました。それを受けて、同教授を交えてのシンポジウムとなりました。他に、新潟経済同友会の吉田代表幹事や新潟日報社の小田社長、県立大学の若杉学長・理事長も加わり、同大学の黒田副学長がモデレーターを務められ、非常にテンポの良い展開となりました。
なお、同大学は来年4月からの国際経済学部の設置が認可されており、1学年90名の入学定員で、新たに募集をかけているとのことでした。新潟県内の大学全体における入学定員枠の増加は引き続き留まることなく続いているようです。