村上市内にある「保内小学校」での出前講義(福祉体験授業)報告の後篇です。
④言葉を使わずに伝える(聴覚障害児体験)
耳が聞こえない人に、「病院はどこですか?」などの課題を伝える体験をしました。時間内に何とか伝えようと、いろいろ工夫したのですが、なかなか伝わらず、その難しさを痛感したようです。日常生活で聞こえない、話せないということがどのように不便か、どうすれば伝わるかを一生懸命考えました。
⑤DVDを視聴してバリアフリーを考える
障害とは何か?本当のバリアフリーとはどういうことか?・・・全盲聾(見えない、聞こえない)の東大教授、福島先生と爆笑問題のやり取り(爆笑問題のニッポンの教養)をDVDで視聴し、それについて、6年生と大学教員とで話し合いました。福島先生の指点字に圧倒されながら、深くて難しい内容に対し、真剣に自分なりの答えを模索していました。
最後に総括として、教員からのメッセージを聞きました。
①今日体験した障害は、ごく一部であること、
②困っていること、苦手なことが何かを知って手助けをすることが大切だということ、
③それは特別なことでなく、誰もが苦手があり、できる人が補うのは、障害に限らず、すべての友人、人間、生き物、物事に共通する思いやりであること、
④自分がこれから何をすれば障害が障害ではなくなる社会になっていくのかを考え続けて大人になってほしいこと・・・・。
・・・・それを聞く6年生の皆さんの目は、まっすぐで、キラキラしていました。(゚∇゚*)(。。*)(゚∇゚*)(。。*)
子どもの可能性は、素晴らしい!!保内小学校の皆さん、貴重な経験をありがとうございました。
入試広報課 安達剛志・言語聴覚学教員 和田有子
新潟リハビリテーション大学では小学校に限らず、様々な学校や施設でも出前授業・講義を開催しています!
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URL https://nur.ac.jp/about/sosial/demae/
TEL 0254-56-8292 担当:原田